なかなかロマンティックな気分になれない昨今である。
女性にフラれたことは、もうあまり意識には無いが、
世間は三流チームの日本サッカーに浮かれて大騒ぎ、
うるさくてたまらない。
梅雨の鬱陶しい陽気がそこに拍車を掛ける。
最近ひどくなってきた腰痛。
なぜかすぐ眠ってしまう、ダウン気味の昨今。
今日、仕事場で、インターネットで調べものを、静かにしていた。
大好きな宮澤賢治さんの「やまなし」の大好きなせりふの記事に会って、
それから、ずっと頭には大好きなこのせりふ。
「クラムボンは笑ったよ」
「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ」
大学時代、宮澤賢治の研究授業を、MZ師もこのかたちんばも受けていた。
その教授は同姓同名の宮澤賢治先生というヒトだった。
そこで先生が朗読してくれる賢治の詩やファンタジーが好きだった。
そして、あるとき読んでくれたこの「やまなし」は印象的だった。
しばらくMZ師などとその詩を読むのが、いっときはやった。
何かあると、
「クラムボンは笑ったよ」
「かぷかぷ笑ったよ」って、
言葉を出すこと自体が気持ち良くて…いつまでも、口々に「カプカプ」言っていた・・・。
しかし、なぜ「やまなし」に行き着いたか?
といえば、クラムボンというバンドを調べていたのだ。
クラムボンというバンド、実は良く知らない。
これまた、なぜ行き着いたかというと、このバンドの原田郁子さんの歌う「蒼い月」という曲が好きだからだった。
***
この曲を初めて聴いたのは、2004年暮れのこと。
恵比寿ガーデンプレイス内のオールスタンディングのコンサート、
「スケッチ・ショー」のライブでの事だった。
第一部が、アオキタカマサくんのエレクトロニカ。
第二部が、半野喜弘さんのステージ、
第三部がスケッチ・ショーだった。
第二部の半野喜弘さんの中で、ゲストとしてピアノに現れたのが、クラムボンの原田郁子さんだった。
そして、ここで歌ったのが、「蒼い月」だった。
怪しい光と空間の中、けだるげに、あえぐように、つぶやくように、歌う原田さんの歌は、いっそう怪しく、そして美しくはかなかった。
この曲は、翌年の2005年の5月に発売された半野喜弘さんの「Angelus」というアルバム【写真】に収められている。
私は、このアルバム通して聴いたことは無いが、是非、この「蒼い月」は聞いて欲しい。
あの日あの夜あの場面で聴いた「蒼い月」の生の臨場感には劣るが、切なくて美しい良い曲なので・・。
今夜は、月など出てはいないのだが、この曲を聴いていると、童話を読みながら、夜空でも見上げたい気分になってしまった。
女性にフラれたことは、もうあまり意識には無いが、
世間は三流チームの日本サッカーに浮かれて大騒ぎ、
うるさくてたまらない。
梅雨の鬱陶しい陽気がそこに拍車を掛ける。
最近ひどくなってきた腰痛。
なぜかすぐ眠ってしまう、ダウン気味の昨今。
今日、仕事場で、インターネットで調べものを、静かにしていた。
大好きな宮澤賢治さんの「やまなし」の大好きなせりふの記事に会って、
それから、ずっと頭には大好きなこのせりふ。
「クラムボンは笑ったよ」
「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ」
大学時代、宮澤賢治の研究授業を、MZ師もこのかたちんばも受けていた。
その教授は同姓同名の宮澤賢治先生というヒトだった。
そこで先生が朗読してくれる賢治の詩やファンタジーが好きだった。
そして、あるとき読んでくれたこの「やまなし」は印象的だった。
しばらくMZ師などとその詩を読むのが、いっときはやった。
何かあると、
「クラムボンは笑ったよ」
「かぷかぷ笑ったよ」って、
言葉を出すこと自体が気持ち良くて…いつまでも、口々に「カプカプ」言っていた・・・。
しかし、なぜ「やまなし」に行き着いたか?
といえば、クラムボンというバンドを調べていたのだ。
クラムボンというバンド、実は良く知らない。
これまた、なぜ行き着いたかというと、このバンドの原田郁子さんの歌う「蒼い月」という曲が好きだからだった。
***
この曲を初めて聴いたのは、2004年暮れのこと。
恵比寿ガーデンプレイス内のオールスタンディングのコンサート、
「スケッチ・ショー」のライブでの事だった。
第一部が、アオキタカマサくんのエレクトロニカ。
第二部が、半野喜弘さんのステージ、
第三部がスケッチ・ショーだった。
第二部の半野喜弘さんの中で、ゲストとしてピアノに現れたのが、クラムボンの原田郁子さんだった。
そして、ここで歌ったのが、「蒼い月」だった。
怪しい光と空間の中、けだるげに、あえぐように、つぶやくように、歌う原田さんの歌は、いっそう怪しく、そして美しくはかなかった。
この曲は、翌年の2005年の5月に発売された半野喜弘さんの「Angelus」というアルバム【写真】に収められている。
私は、このアルバム通して聴いたことは無いが、是非、この「蒼い月」は聞いて欲しい。
あの日あの夜あの場面で聴いた「蒼い月」の生の臨場感には劣るが、切なくて美しい良い曲なので・・。
今夜は、月など出てはいないのだが、この曲を聴いていると、童話を読みながら、夜空でも見上げたい気分になってしまった。