8月6日はメルパルク京都カルチャールーム主催の「関西の洋館ノスタルジー」で大阪上本町にあるシェラトン都ホテル大阪を訪ねました。
建築家・村野東吾の最後の作品です。
村野東吾は主に昭和にモダニズム建築を中心に活躍した建築家で文化勲章の受章者でもあります。
シェラトン都ホテル大阪の外観の柱や地下への螺旋階段に通称「村野カーブ」と呼ばれる特徴的な曲線が見えます。
ホテルは昭和60年(1985)に上本町駅ターミナルの整備計画により駅に隣接する21階建ての高層ホテルとして開業しています。
設計は村野東吾でホテル竣工の前年に亡くなっています。
1983年に工事は着工されていることから前年には設計を終えていた事になり村野東吾の遺作となる建築物です。
宴会場です。
天井や照明器具は当時のままの姿をとどめています。
現在は改修中です。
4階にある茶室「有楽庵」です。
織田有楽斎の国宝茶室「如庵」をモデルにしたもので天井は照明の入った光天井が特徴的です。
晩年の村野は数寄屋建築にも積極的で京都にあるウェスティン都ホテル京都に「佳水園」も設計しています。
最上階にあるバーも当日のままだそうです。
カウンターにも綺麗な「村野カーブ」が採用されています。
スタンダードの部屋も見学させて頂きました。
室内は改修されていて当時のデザインは残っていないそうです。
テラスは当時のままで外観の美観と外部から見えない工夫が施されています。
大阪梅田排気塔
志摩観光ホテル
迎賓館(旧赤坂離宮改修)
村野東吾が設計した作品の一部です。
ですね
誤変換??