
7月4日は、京都ブライトンホテルで京懐石を頂き、次に京都市京セラ美術館で開催中の「村上隆もののけの京都」を鑑賞しました。







館の中央ホールに展示されている「阿像」と「吽像」(2014年)です。



























新館の東山キューブでの開催なので、先ずは屋外の展示物を鑑賞。
「お花の親子」(2020年)とルイ・ヴィトンのトランクのインスタレーションが目を惹きます。
東山を背景に意外にも?日本庭園に馴染んだ感じがします。


館の中央ホールに展示されている「阿像」と「吽像」(2014年)です。




受付を通り最初の展示は岩佐又兵衛筆の国宝「洛中洛外図屏風」(舟木本)をモチーフにした村上版洛中洛外図屏風です。
方広寺大仏殿や祇園祭の山鉾や当時の人々が鮮やかに描かれています。





照明が落とされた広い空間の展示室の四方の壁面には桓武天皇が平安京に遷都されるきっかけとなった青龍、白虎、朱雀、玄武の四神が描かれた高さ5mもある巨大な絵画が浮かび上がる仕掛けになっています。
京都では貴族社会のきらびやかな文化が花開いた影には、飢饉や感染病、地震も頻発する暗い一面も持っています。
そんな暗い歴史もちゃんと認識された展示室になっている様に思います。






暗い展示室を抜けると、一気に"村上隆ワールド"が広がります。
村上隆さんが日本の視覚文化の平面性を捉えて世界に向けて唱えられた「スーパーフラット」の明るく開放感ある世界が広がります。






62歳になられる村山隆さんですが、まだまだ第一線のクリエイターとして活躍されています。

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