京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

嵐山花灯路

2020年12月14日 07時41分00秒 | 日記
 京都嵐山では初冬の恒例行事「嵐山花灯路」が20日まで行われています。







コロナ禍の今年は規模を縮小し、法輪寺でのデジタルカケジクや竹林の小径のライトアップなどが中止されています。



"十三まいり"で名高い虚空蔵法輪寺です。
嵐山を見下ろす舞台は開放されています。







竹林の小径のライトアップが中止されている関係でしょうか?今年のメイン会場は亀山公園になっていて渡月橋の整理をされている係の方もそちらへと誘導されています。









平安時代から貴族が遊びに興じた嵐山、、、
ライトに浮かび上がる風景はやはり"天下の名勝嵐山"ですね。



会場の数カ所では生け花が展示されています。
中の島会場の"未生流笹岡"の笹岡隆甫さんの作品です。
貴族たちの"舟遊び"をモチーフにしているのでしょうか?







阪急嵐山駅前には子供達が描いた行灯が展示されています。

平成15年(2003)から始まった嵐山花灯路、、、今やすっかりと"京の冬の風物詩"になった感がします。
初開催の年の初日に来た思い出ある行事です。





願徳寺(京都西山の紅葉)

2020年12月14日 06時40分00秒 | 日記
 願徳寺の歴史も古く白鳳8年(697)な持統天皇の願いにより今の京都府向日市寺戸に創建されました。
当時は大伽藍を持つ大寺院で当時のご本尊は薬師如来でしたが現在は太秦にある広隆寺に安置されているそうです。

こちらも応仁の乱、織田信長による兵火に遭い伽藍を消失します。徳川家康の庇護を受け再建されましたが、以降、諸堂の荒廃が進み、本尊如意輪観音、諸仏は昭和37年に勝持寺に移されました。

本堂と庫裏が昭和48年に今の地に再建され
ましたが本尊如意輪観音、諸仏は平成8年になりようやく勝持寺より願徳寺に帰座されました。





表門は常に閉まっていて、拝観を希望する人はインターホンでその旨を伝えます。

受付で拝観料を払って本堂の中へ。



国宝の如意輪観音菩薩半跏像です。
平安前期貞観時代の作で榧(カヤ)の一木造りです。
お顔の表情といい、衣の襞といいエキゾチック感たっぷりの仏さまです。
中国よりの渡来仏あるいは渡来人の作との2説があるそうです。



他には薬師如来立像は平安後期の作で国の重要文化財です。







古墳時代後期の凝灰岩の棺だそうです。

(国宝の如意輪観音菩薩半跏像の写真は購入した絵葉書から、薬師如来立像の写真は由緒書からの転載です。)

最後に御朱印を授与して頂き、最後の目的地の粟生光明寺へと向かいます。