京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

北野天満宮の境内を巡る

2020年12月22日 07時02分00秒 | 日記
 北野天満宮はご存知の通り菅原道真公をお祀りする全国1万2千社あると言われる天満宮・天神社の総本社です。


立派な一の鳥居です。





駒札を見て歩くと菅公のいろんな伝説?に出会います。





北野天満宮の摂社の伴氏社です。
菅公の母君が大伴氏の出身で、学問優秀な青年官吏に育て上げた事にあやかろうとお祀りの絶えない人気のある摂社です。
また、神前の鳥居は鎌倉時代のもので台座には珍しい蓮弁が刻まれており京都三大珍鳥居のひとつに数えられています。





また、駒札にある五輪塔は、かっての神仏習合時代の神宮寺・東向観音寺に移されています。





天正15年10月1日(1587年11月1日)に北野天満宮境内で行われた豊臣秀吉主催の大茶会の際に使われた井戸です。
身分の上下を問わず一般民衆の誰もが参加出来る茶会だったようです。
当初は10日間の予定でしたが何故か初日だけの開催になってしまったようでその理由については文献が残っていないようです。







一の鳥居を進むと楼門があります。
上部に掛けられた額には「文道大祖 風月本主」の文字が刻まれています。
平安中期の学者・慶滋保胤(よししげの やすたね)、大江匡衡(おおえの まさひら)が菅公を称えた言葉です。
北野天満宮の御朱印のひとつにもなっています。



楼門を過ぎると重要文化財に指定されている三光門に至ります。
本殿前の中門にあたり日・月・星の彫刻がある事から三光門と呼ばれていますが星の彫刻が無く「星欠けの三光門」として"天神さんの七不思議"に数えられています。









拝殿まで来ました。
天神さまにこれからの仕事の充実をお願いしました。







社殿は現在修復中のようです。
本殿と拝殿、石の間、楽の間を連結した日本最古の八棟造で国宝に指定されています。

現在の建物は慶長12年(1607)に豊臣秀頼の寄進によるものです。



境内には多くの牛がいますが、どの牛も寝た姿ですが、拝殿中央の蟇股(かえるまた)にいる牛だけが唯一立った姿です。(後ろ脚だけですが、、、)



石の間です。拝殿と本殿の間にあります。


本殿裏にお祀りされている摂社の数々です。



鳥居の奥は絵巻掛所になっています。









境内の一角にある長五郎餅のお店です。
毎月25日の"天神さんの縁日"には開いています。
豊臣秀吉が絶賛したと言われる菓子です。
詳細は駒札をご覧下さい。
開いている時には店内でも頂く事が出来ますが昨今のコロナ禍の中、店内飲食はされていません。





御土居の展望台から見える美しい姿の八棟造です。