京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

金蔵寺(京都西山の紅葉)

2020年12月10日 07時40分00秒 | 日記
 金蔵寺(こんぞうじ)は小塩山の中腹に伽藍を構える天台宗の古刹です。
奈良時代養老2年(718)元正天皇の勅願で創建されました。
山頂(標高642m)には淳仁天皇の御陵があります。







公共交通機関では阪急バスの終点、南春日町で下車し徒歩で約40分掛かります。「東海自然歩道」が整備されているので道に迷うことはないと思います。
僕も初めての拝観は徒歩でしたが自然たっぷりの工程です。
ゆっくりと紅葉や景色を楽しみたい方や健脚の方にはおすすめのお寺です。

今回もマイカーで行きましたが、いつも通る道路が土砂崩れで通行止めに、、、
仕方なく善峯寺から伸びる林道?を通ります。途中ヘアピンカーブが何ヵ所もあり全長4mを切る愛車ヤリスでさえ切り返さないと曲がれない程です。
また、車一台分の道幅しか無く、しかも落葉で崖との境目が分からない程の林道?でした。







伽藍は応仁の乱で焼失し、現在の建物は桂昌院の寄進による再建です。
上の写真は本堂で、ご本尊さまは十一面観音像です。
秘仏なのかいつもお厨子の扉が閉まっています。









本堂の横に続く参道の先には愛宕権現堂があり、火伏せ、必勝の守護仏として知られる火防勝軍地蔵愛宕大権現がお祀りされ、毎年4月23日にご開帳されます。





境内の東には見晴し台があり、遠くは東山三十六峰、眼下には洛西の街が一望できます。









たまにハイカーの方が立ち寄るくらいで京都でも"穴場中の穴場"です。
ホントは誰にも教えたくないお寺です。

ちょうど、ご住職がお昼の鐘を打ちに出てこられ、庫裏に帰られる時に御朱印をお願いしました。



次に洛西の名刹・正法寺へと向かいます。