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「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

岩渕貞太『細胞の音楽』のこと

2010年02月03日 | ダンス
日曜日に見た岩渕新作について見終わってからいろいろと考えていた。(そんなこんなしていたら、さっき購入した吉本隆明が表紙の『ブルータス』に岩渕くんがいた!)方法的なアプローチが弱いのではないかと、ツイートでつぶやいたりしたけれど、そう思うのでは足りない感覚がなにやらずっと残っていた。「夢」とか、「言語以前」とか、「残像」とか、「記憶」とか、そうした言葉が浮かぶ。そのこと、ちょっとまとめておきたいと思う(けど、昨日今日ととても神経の消耗する仕事をして、今日は無理ス)。

昨日会えなかった出に、さっき会ってきた。体力が付いてきて、なき声が大きくなっていた。抱きかかえてスイングするとよろこんでいるように見える。笑い顔を見せてくれるわけではないから「見える」としか言えない。嬉しい気持ちがなんとなく読みとれる、というだけ。顔のシニフィアンが明確なシニフィエをともなっていない、と言えばいいのかな。なんとも断定的な形容が難しい、きっといましか見せてくれない顔。

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