ひとの話を続けて拝聴する一日だった。
午前、来年度からお世話になる大学の研究室をチェックしに行く。前任の先生が残した骨董屋のようなアイテムの数々に驚く。窓の外には、桜が咲き狂っている。
午後、二時から、新・岸田戯曲賞作家(倉持裕+岡田利規)によるトークイベントというものがあるとお誘いがあり、聞きに行く。池袋コミュニティ・カレッジってほぼ初めて行った。チケット一枚買うのに、10分くらいかかったのには、驚いたが、インディペンデントな学校(「西武」という資本力、ブランド力の賜であるとはいえ)がこうしてしっかり回り続けているというのは、凄いことだと感心。二時間ちかくのトークは、面白かったけれど、聞き手という者は、忍耐強い者だなと、どちらかといえば聞き手よりも話し手の方になりがちな昨今、聞き手を(学生を)もっと尊敬しないとなと思った(1時間半1人で喋るという大学の講義というものは、考えてみれば随分、乱暴なパフォーマンスだよな、とも感じたり。ワンマンショーですからね)。
四時半頃、電話をチェックすると、最近寄稿した雑誌から電話が入っていた(数時間中に校正をして欲しいとの)。次の用事にちょっと間があったので、出版社(太田出版)に行ってみることにした。社会科見学のつもりで心躍ったのだけれど(吉田豪がいたらどうしょう!とか、いるわけいないか)、がらーんとした仕事場に、編集担当者さんがひとり。二日は寝てないなと慮られるご様子。ホイットニー・ビエンナーレでもエントリーされていたGang Gang Danceの話で盛り上がる(「来日中止になったのでは、、、」と担当さんが話していて、まさか、と思っていまチェックしたら、やはり、、、残念至極!)。
6時頃、「オルタナティヴ東京 ダダをこねる/01」というイベントを見に行く。→
KANDADA
以下のひとたち(ぼくが聞いた前半のメンツのみ。この倍くらいの出演者が居た)が10分のプレゼンテーションをして、それにコメントや質問を最後に加えるというセットをひたすら行う企画。最近、こういうプレゼンのイベントが多いなあと感じる。みんなで各自の知恵を寄せ合うということから何かを生み出そうとしている、しかも、かなりポップなセッティングにしており、集客力がかなりある(150名くらいは入っていたかも)。
福住廉
新宿眼科画廊
Survivart
第0研究室
高橋慎(クラインダイサムアーキテクツ)