kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

井戸

2009-01-07 19:18:17 | 霞んだ光景
Ido09010701


 以前は、水道がある家はかぎられていた。
 
 飲み水も、共同水道あるいは共同井戸から、天秤棒で担いできてカメに溜めておいた。
 風呂に水を入れるときは、かなりの距離を何回も往復しなければならないから、
いつのまにか猫背になってしまった。ある筋力はついたけれど、・・・。

 風呂といっても、私の家は外においてあった。
隣であっても、互いに見えないことにしていたのである。
 当然、燃料は薪を割って燃やすのである。
 
 
 大学にいたとき、電「動」計算機がある研究室に入った。
見に行くと、その計算機は振動しながら計算していた。蒸気機関車に似ている感じである。
 手回しの計算機を電気で回転させていたのだろう。価格は家が買えるほどだった。
 その能力は、現在販売価格数百円の電子計算機ほどにすぎなかったにちがいない。
 
 電子計算機が手軽に手にはいることになったとき、過去のある先生の論文に書かれた計算式を、
計算してみるとかなりの部分で間違っていることを知った。
 そのころは、数値表で sin cos log などの計算をしていた。
 いま、数秒で計算できることを、数日かけて計算していた時代である。
 
 
 最近つくづく思う。
 私が生きてきた数十年間は、過去数千年間に相当する変化があったのだと。
 
 
 フリーソフト trueSpace 使用。
            何度も落ちた。
 
 


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