kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

水:霜

2014-12-30 09:51:34 | 









 今朝は少し寒かったのか、車に霜がついていた。

 溶かさないように撮影するのは難しい。
 今回もよい写真は撮れなかった。


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水生生物雑記帳:イイダコの卵

2014-12-26 14:38:02 | 水生生物雑記帳


 イイダコの卵。よく見ると子どももいる。




 イイダコ漁の道具。
 二枚合わせた貝の中に入る。




 マダコの卵




 テナガダコ。一本だけ交接腕で形が違っている。


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水生生物雑記帳:ミズダコの卵

2014-12-25 12:50:39 | 水生生物雑記帳


 ミズダコ




 ミズダコの卵

 卵粒は長さが8mmで一端に紐があり、
200から300粒が絡まり合った10cmの房として岩につけられる。
次々に房をつけて、総産卵数は数万粒に達する。




 ミズダコ、孵化。大きさ1cm。
 餌として入れたサバに吸いついて食べている。




 ミズダコ、孵化。泳いでいる。




 交接。
 雄は右上から腕を伸ばして、精子の入ったカプセル、
精莢(せいきょう)を雌の体内に入れている。




 雄の腕の1本(交接腕)には溝があり、
その溝を利用して精莢を運ぶ。




 精莢。1mほどある。

 精莢の仕組みについては
Octopuses & relatives(英文)
に書かれている。自信がないので訳さない。^^;




 精莢が見えるが?
 この写真は、気になることがあるので載せた。




 交接腕が三叉していたミズダコ。
 しかし、溝があるのは1本だけだった。


 ミズダコは冷水性で、本州中部以北の太平洋と日本海、北海道などに分布する。
 タコの仲間では最大種で、40kgにもなる。

 秋田県では、水深200-300mに木箱をいれて漁獲するが、
冬から春先には接岸し、膝ほどの深さの岸辺でも見ることがある。
 雄も小さなタコがいるから、産卵のためだけに接岸してきているのではないようだ。

 ミズダコの生活史にはまだわからない部分もあるが、
冬に孵化し、2年後の冬に交接、そして雄は数か月後死亡、
同じころ雌が産卵し、餌もとらずに半年も卵の世話をする。
卵が孵化するとともに雌も寿命がつきる。

 水槽では、孵化し始めると、親ダコは水槽の底に崩れ落ちて死んだ。
 このような光景を、私は2度見ている。

 孵化のときに、「もう役目は終わったよ」という
視覚的あるいは溶解物質でサインが出ているにちがいない。
眼腺ホルモンによって、あらかじめプログラムされた「死」が実行されるという。


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水生生物雑記帳:ミガキボラの卵

2014-12-23 17:14:43 | 水生生物雑記帳


 ミガキボラがガラス面に産卵している。
 どうやって産卵しているのか、手品を見ているようだった。




 ミガキボラの産卵




 ミガキボラの交尾。
 引き離せばよくわかるのだろうけれど、それはしなかった。




 参考:ボウシュウボラの卵




 参考:アワビの卵。発生中。


 ミガキボラは、本州から九州に分布し、男鹿では普通種。
 殻の高さが11cmほどまで成長する。

 ボウシュウボラは、日本海では山形県で採れた記録があるが、
男鹿ではほとんどいないのだろう。殻の高さ20cm。

 付着させる卵ばかりを載せてきたが、
アワビのように放卵・放精によって繁殖する貝も多い。


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水生生物雑記帳:ヤツシロガイの卵

2014-12-22 15:55:36 | 水生生物雑記帳





 卵




 透き通って見える。


 北海道から九州まで分布する。
 殻の高さが15cmになる。
 水深5-20mの砂泥底に生息する肉食性の貝。


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