kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

水:砕ける波

2010-01-31 08:47:27 | 
Nami10013101
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Nami10013102
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 砕ける波にもっと近づいて、透明感を表現したかったのだが、うまくいかなかった。
 白く写っている粒は透明なガラス玉のようなはずだと思う。
 シャッタースピード 1/2000秒
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食虫植物(肉食植物)

2010-01-28 10:46:36 | 霞んだ光景
Syokutyu10012801
 
 
 食虫植物を眺めると、いつも食物連鎖図を思い出す。
 
 学校で食物連鎖(食物網)について学ぶが、あの図はすべてが成体とみなしたときの場合である。
マグロだって、幼魚のときは食物連鎖の下位の魚に補食される。
 食物連鎖図というのは、人間が最も優れているのを表すために作られたもののような気がしてくる。
実際は、はるか下位に位置されている寄生虫や細菌によって人間は死ぬわけだから、最下位に置いてもおかしくはない。
 それどころか、ウイルスは生物でないから、無生物より劣っているとさえみることができる。
 
 
【蛇足】
 カエルが大きなヘビを飲みこもうとしているのを見た人も多いだろう。
 カエルの視覚世界は、動いていて小さいものを餌と認識する。
ヘビも正面からは小さく見えるから餌と間違えて飲み込み始めたのである。

 食虫植物でもっとも大きな種類にはネズミが入っていたという。
 
 
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kmitoh悪魔の辞典(14)

2010-01-24 16:37:53 | kmitoh悪魔の辞典
Komoti10012401
 
コモチイソギンチャク(体壁に子供をたくさんつけている。)
 
 
■ 先祖返り(せんぞがえり) :
     祖先にあった形質が、しばらく後の世代の子孫に突然現れること。隔世遺伝。
     【実例】
     酔ったときに突然現れることが多い。
     節足動物返り カニに戻り横歩きする。
     軟体動物返り 骨が突然消失して、タコのようになる。
     腔腸動物返り イソギンチャクに先祖返りして、
            口から摂取したものを、口から排出する。
 
 
■ 天罰 :
     悪事のむくい。
     心当たりが多すぎて、なにに対する罰なのか
     判断に迷う人も多い。
 
 
■ 反面教師(はんめんきょうし) :
     悪い手本となる人物。それを見てどう生きるべきかを
     学ぶことができる。
     【感想】
      教育のため、酔っただらしない姿などを
     子どもたちに見せたのだけれど、教育の効果は
     皆無だった。
     
 
■男女別学(だんじょべつがく) :
      男性と女性が別の学校で学ぶこと。
     その制度目的は、教科の特性により、男女で異なる理解の
     プロセスに応じた適切な教科指導を実践し、
     男子は質実剛健、女子は清楚潔癖(良妻賢母)を身に
     つけさせるためである。

     【考察】
      私は男女別学の、当然男子高校で学んだ。
     その結果、女性の真の姿を知る機会を失い、
     「女性はみな心優しい」との幻覚を持ち続け、
     のちに後悔することになる。
      
      女子校に通った阿川佐和子は次のように書いている。
     「オンナばかりの学校で男子の眼を意識することなく育つと、
     女らしくなるどころか、むしろ色気は薄れていくらしい。」
     色気がないとは「下品な話に顔を赤らめることなく率先して載ってくる。
     大口を開け、豪快に笑う。クシャミに恥じらいがない。化粧っけ皆無。」
     だという。
  
      阿川佐和子と私から、いかに無意味な制度かがわかるだろう。
     
 
■ 助兵衛根性(すけべえこんじょう) :
     いろいろなことに手を出したがる気持。気の多いこと。好色な欲気。
     【例】
      ブログを始めた上に、書道、朗読、ガラス細工にまで
     手を出している人たちのこと。
     褒め言葉なのだ。私も歩く助兵衛根性だと賞賛されている。
 
 
■ 起承転結(きしょうてんけつ) :
     物事の順序。
     【例】
     夫婦の会話
     ○起  馬の耳に念仏。
     ○承  売り言葉に買い言葉。
     ○転  兵糧攻め。
     ○結  敵に塩を送る。(塩ではなく饅頭だとの説もある)
 
 
■ 老いらくの恋(おいらくのこい) :
     眼のくもりがなくなってからする美しい恋。
     自分のすんだ眼を過信して、騙されることもある。
     【参考】
      天人にも上下があり、その世界にも恋がある。
     下天や帝釈天、液の代わりに風がもれるだけ。
     もう少し高尚な天人は、抱擁するだけで満足する。
     さらに上の天人は、手を取り合うだけでクライマックスに達する。
     極高尚な天人、互いに見つめ合ってにっこり笑うだけで
     欲望が解消される。
     (宗教学者ひろさちやの本より意訳抜粋)
      なにごとか思い当たる人もいるかもしれない。
      しかし、ネットでは顔を見合わせることもなく恋したとすれば
     極高尚な天人以上ではないだろうか。
 
 
■ 逆鱗(げきりん) :
     竜のあごの下にある逆さに生えた鱗(うろこ)、
     人が触れると竜は激怒する。
     【考察】
     配偶者にある鱗の半分以上が逆さに
     生えていても、順燐といわず逆鱗とよぶのかは不明。
     
 
■ 刷込み(すりこみ) :
     学習の一形態。
     特定期間内に目にした動物や物体が、子に固定的に認識され、
     以後それを見ると機械的に反応する。
     【考察】
      私は生まれてすぐ酒瓶を見たに違いない。
     だから、深酒をやめられないのは私の意志が弱いからで
     はなく、刷り込みという純生物学的習性に起因するのである。
 
 
■ 佳人薄命(かじんはくめい) :
     美人には不幸な者や短命な者が多いということ。
     【考察】
     語句の意味に異議を唱える人はいないと思うが、
     問題は「短命」とはいくつくらいのことなのだろうか。
     枕草子に「もう28。姥桜の私。」と書かれていたような気がする。
     いくら多めに見積もっても、35年以上の歳月を生きながらえ
     ている人は対象外だろう。
 
 
■歌謡曲(かようきょく) :
     去っていった男の抜け殻(がら)を、酒と涙につけ込んで
     作ったアルコールの一種。
     口からではなく耳から流し込んで飲む。
 
 


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「kmitoh悪魔の辞典」について

2010-01-07 10:21:00 | kmitoh悪魔の辞典
Akuma10010701
 
 
 「悪魔の辞典」は、1842年アメリカに生まれたアンブローズ・ビアスの
著作集である。
 私が持っているのは角川文庫版である。
 
 
Akuma10010702
 
 
 その1ページである。わかりやすい部分を選んで載せているが
難しいところも数多くある。訳者3人で話し合ってもわからない
部分があったと書かれているほどだから、私などがすべて理解
できるとは思っていない。でも、おもしろい。
 
 
Akuma10010703
 
  
 これは、平凡社出版の「アニマ」に連載されて
いた「競作 悪魔の辞典」の一部である。アニマは動物・植物
の写真と記事の雑誌である。

 安野光雅(画家)
 なだいなだ(精神科医)
 日高敏隆(動物行動学者)
 別役実(劇作家)
 横田順彌(SF作家)
 
の5名一流人が競いあっている。
 カッコ内に、いちおう職業を書いたが、いずれもマルチ人間
で、幅広い活動をしている。

 私はこの「競作 悪魔の辞典」をみて、なんと自由な発想を
楽しむことができる人間たちなのだろうと思った。だから多方面
で活躍できたに違いない。けれど、逆なのかもしれない。
自由な発想法をもっているから本業で成功しているのだろう。

 この「競作 悪魔の辞典」をみたあとで、ビアスを読んだ。
 私の「kmitoh悪魔の辞典」は「競作 悪魔の辞典」のような
ものを作りながら、頭を柔軟に働かせられるようになりたいと
作り始めたものである。
 
 作っているうちに、数人の女性の方が競作してくれるように
なった。自分をかなり自由な発想をもつ人間だと自負していた
のだが、競作を読ませていただいて、いかに固定的発想の持ち主
だったかを思い知らされている。
 
 私はリンク先のほかにフィードに入れているブログも更新され
れば見にいく。自分とは別の発想法の人たちのブログも多く含ま
れている。無理してみているわけではなく、それはそれで楽しい
のだ。
 
 いろんな人がいることを、楽しむことができなければ、
「kmitoh悪魔の辞典」は書き続けていくことはできないだろう。
その力がなくなったときが、完全な老化現象ということになる。
 
 
【付記】
 アニマはアニマルの略語ではなく、「心」だということは、
編集後記から知っていたが、確認するため「アニマ」を調べてみた。
****
アニマ【ラテンanima】
1 魂。霊魂。
2 精神医学者ユングの用語。男性の無意識の中にある女性的な面。
****
 なにかおもしろそうだな。
 
 


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kmitoh悪魔の辞典(13)

2010-01-04 17:22:09 | kmitoh悪魔の辞典
Neko10010401

雪の中にネコヤナギがあった。
 
 
■ おやじギャグ :
      オヤジギャグ(親父ギャグ)とは、主に40代以上の
      男性が頻繁に使う、駄洒落や地口の要素をふんだんに
      含んだ安直なギャグのことである。・・・・また、
      オヤジギャグを言うおやじは概して夫婦仲が良いと
      いう傾向も見られる[要出典]。(ウィキペディア)
      詳しくはウィキペディアで。
      【考察】信頼できる出典が求められていると、書かれ
      ているが、もしこれが事実とすれば、
      「kmitoh悪魔の辞典」などを書いている私たち夫婦は
      仲が良くないということになる。
      当たっているかもしれない。
       配偶者が40代以上の女性の方、ご主人が
      「おやじギャグ」をいうほど仲がいいですか。
      【未解明】なぜ、40代以上の女性は同じようなギャグを
      使わないのだろうか。
 
 
■ 守護霊(しゅごれい)・ 守護の天使(しゅごのてんし):
      ひとりひとりについて、悪いことをしないように
     守り導く霊(天使)。
     【私感】
      私についた守護霊は極端に無口か怠惰らしく、
     「いまやろうとしていることは悪いことだから
      やってはだめだ」とか、
     「良いことだからやりましょう」などという言葉が
     聞こえてきたためしがない。
      すぐれた守護霊がつかなかった結果として、
     いまの私がある。不運だったとしかいいようがない。
 
 
■ 主客転倒(しゅかくてんとう) :
     事物の軽重などを取り違えること。
     【例】
     1)毎日雪寄せをしていると、
     「雪寄せするために生きている」
     気分になってくること。
     2)「食べるために生きている」
     と思いこんでいる人も多いようだ。
 
 
■ 繁殖期(はんしょくき) :
      自分の遺伝子を残そうとする時期。
     【考察】
      この期間、肉食獣はいうにおよばず、
     草食獣も雄は猛獣と化し、動物園・水族館では
     飼育係でさえ近づけなくなる。
      春モード、夏モードなどがある。
      人間は「いつでも、どこでも、誰でも」
     モードに進化したときから、雄は
     猛々(たけだけ)しさを失い、
     反対に雌が猛獣化することになった。
      それとともに、他の動物と異なり、
     外部形態を飾り立てるのも雌になった。

 
■ お化け(おばけ) :
     【芸能界用語】
       吉永小百合のように、若いときの
      美しさを劣化させずたもち続ける人への褒め言葉。
       芸能界以外で褒め言葉のつもりで使用すると
      生命の危機にさらされる恐れがある。
       本来の意味で使用しても同様であるから禁句といえる。
 
 
■ 倹約家(けんやくか) :
       機器の分解・整備・組立後、部品を数個余らせる人。
 
 
■ 良妻賢母(りょうさいけんぼ) :
     【推測】
      広辞苑でひくと、「良妻であり賢母である人」
     と書かれている。
      これでは辞書で調べた意味がない。
     さらに「良妻」をひく、「よい妻」となっている。
     「よい妻」が、わからないから、「よい妻」を
     探してみる。見つからない。
      ようするに、広辞苑の著者は「良妻」を
     知らなかったから、具体的表現ができな
     かったのである。
     【考察】
      本来は、「賢妻良母」であったと思われる。
     その意味するところは、
     「夫にいやな思いをさせずに巧妙に操縦する才覚をもち、
     良いことは何であるかを子に教える母」
     になる。
 
 
■ 完璧(かんぺき) : 欠点がなく、魅力のないこと。
 
 
■ 二人称(ににんしょう) :
      対話相手を指示する人称。あなた、先生、・・・など。
     選択によって、相手にたいして好感・不快感を与える。
     【経験】
     私の職場に転勤してきた人が、職員の名前もまだ憶えて
     いないとき、40歳代女性事務員に「お嬢さん、これ・・・」と
     呼びかけていた。ニヤニヤして私が眺めていると、事務員が
     にらみ返してきた。
 
      使い分けが難しいのは、「おばさんと」と「おばあさん」
     のような気がする。電車で子供が席を譲るときは、どちらの
     二人称を使用しているのだろうか。
 
 
■ 賞味期限(しょうみきげん) :
       保存状態と手入れ次第でのばすことができるし、
     はやくダメにしてしまうこともある。
     (日本語の特徴である主語省略形で記載した。)
 
 
■ 遺影(いえい) :
      故人の肖像・写真。
     修正の結果、本人よりはるかに美しくなることもある。
     【考察】
      妻は、私が写真を撮ろうとすると、いやがって撮影させない。
      何年にもなる。
      私は、セルフタイマーで毎年無背景の写真を撮り続けている。
      やがて、仏壇には年老いた私と、結婚式のときの妻の写真が
      並べられるのだろうか。
 
 


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