時季はずれのいま、なぜハタハタ網の絵など描いたかというと、
突然、描かなければという強迫観念に襲われたからである。
網の絵は正しいのかどうかよくわからない。
（網揚げもしていたのだけれど、いまはどうなっているのかという意味である。）
右から網の一部を持ち揚げることを繰り返して、
袋網にハタハタを追い込んで、袋網を船に揚げ、
先端の結びをほどいて船上に魚を積む。
【蛇足】
「強迫観念に襲われて」というのは事実だが、
私には描けないものがいくつかあり、それが気になっている。
すべての対象を、そんなにうまく描けるものでもないだろうけれど、
自己満足できる段階まで描きたいと思う気持ちが強いのだ。
今回のは、描くことができないでいた水の中に設置された網である。
もっとも描けるようになりたいものは、女性である。
物語を作るとき、女性が描けないので絵が広がりを持たなくなってしまう。
いまごろ絵の勉強をしている私の描きたい物語、なんだと思いますか。
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