kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

負に働く防災知識

2018-07-17 19:25:20 | 霞んだ光景


 日本海中部地震の津波は、私がいた男鹿半島戸賀(とが)には約10分後に襲来した。
 その後、強い地震があったとき、津波が来るまでには10分の余裕があり、
 到達位置は同じと考えて行動する人が多かった。

 日本海中部地震以前に起きた男鹿半島直下を震源とする地震のときは、背後の岩山が崩れ火花をあげたという。
 この記憶によって、過去にあった津波の話は上書きされ、地震があったら浜へ逃げろという防災知識がつくられた。

 日本海中部地震の強震で職場に4台あった自家発電機は自動起動しなかった。
 照明がついた状態での防災訓練は無意味どころか有害である。
 メイン電源すべてを遮断した状態で行うべきなのだ。
 非常灯だけが点灯している暗闇での避難訓練はケガをする可能性が大きいから、
 その暗さをみんなが記憶すればいいのである。
 メイン電源を切れば、通信伝達にも不都合が顕在化するかもしれない。
  
 犯人の似顔絵にコンピュータが使用されるようになったが、
 手書きの方が効果が大きいらしい。
 あまりにも写真のように表現されていると同一かそうでないかの二者択一になる。
 あいまいさが加味されていた方が似ているかどうかと判断に幅ができるのだろう。
 防災マップを作るときも、あいまいな部分を広く表示すべきである。

 風雨が激しいときには、屋外防災無線放送はまず聴こえない。
 いまは、携帯に男鹿の防災情報が入ってくるが、携帯を使用しない高齢者も多い。
 情報を流したことと、伝わったこととは違う。
  
 災害時には、停電などでテレビが観られない状態になる。
 視聴できたとしても、テレビ・ラジオの情報は現況からかなり遅れたものだ。

 台風の場合、東京を過ぎると情報がほとんど放送されなくなる。
 すさまじい暴風雨のとき、テレビでは通常番組が流れていたことを経験している。


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 Blender 2.79b
 makeHuman 1.0.2


  

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