kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

水生生物雑記帳:海水に含まれる塩の量

2015-01-15 16:40:25 | 水生生物雑記帳


 塩の結晶

 雪の結晶を撮りたいと思い立ち、塩で試し撮りをした。
 男鹿は雪国だから雪の写真は自由に撮れるだろうと勘違いされるが、
海に囲まれた男鹿半島は内陸とは違って気温があまり下がらない。

 雪も溶けやすく撮りずらい。
 今度雪が降ったら、うまく撮れるかな。


 海水1リットルには、塩化ナトリウム(食塩)などの 「塩分」が35gくらい溶けている。
これは濃度でいえば、3.5%、
海洋学でよく使用する千分率では35パーミル(0/00)である。

 このうちの約80%が塩化ナトリウムである。
 海水の濃度は少しずつ異なるが、含まれている成分の割合は世界の海で一定である。
当然ながら、人間生活の影響を受けているところでは変化する。

 「海の水はなぜしょっぱいのか」と聞かれることがよくある。
この質問には、前につく「川や湖の水はしょっぱくないのに」が省略されている。
 地球の水の大半を占める海水を基準にして考えると、
「川や湖の水はなぜしょっぱくないのか」という疑問になるはずだが、
そういう質問をされたことはない。

 むかし、微惑星がつぎつぎに衝突して、地球ができた。
最初は衝突のエネルギーで地球の温度はとても高温であった。
やがて衝突もほとんどなくなり徐々に下がり始める。

 温度が下がると、気体だった水が雨になり地表に降りそそぐ。
そして、海ができた。
 その海にはさまざまなものが溶け込んでいた。
長い間に、多くの物質は沈殿したり化学反応で取り除かれ、
塩化ナトリウムなどを主成分とする現在の海になった。

 海からは水分だけが蒸発して、雲をつくり、雨や雪となって陸地に降る。
だから、川や湖はしょっぱくない。

 しかし、川の水も陸地の物質を少しずつだが溶かして海に運んでいる。
年月が経つと海の成分が増加していくはずだが、 はるか昔から海の成分は一定である。
 増えた分は、生物活動や化学反応・地球的環境変動で取り除かれているのだろう。
 「海の成分割合は一定」と書いたが、氷河期などには大変動があった。

 泳がなくとも浮いていれることで有名な死海の塩分濃度は、
表面で25%、水深80mより深いところでは27.6%の均一層であった。
現在も、水深による差があるのかどうか、私は知らない。

 死海の塩分構成は、海水とは異なり塩化ナトリウム(食塩)は15%とほどしかなく、
塩化マグネシウムや塩化カリウムが多い。


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水生生物雑記帳:アリストテレスの提灯(ちょうちん)

2015-01-09 16:42:12 | 水生生物雑記帳





 ウニの5枚の歯は、アリストテレスの提灯とよばれている。
 とがっている方が、体の外に出る。


 アリストテレスの提灯という言葉はなんども使っているけれど、
その提灯がどんな形なのかわからないでいた。
 たぶん、これがそうだろうと描いた。


 
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水生生物雑記帳:ブンブクの一種

2015-01-08 15:55:27 | 水生生物雑記帳


 背側




 口側?


 ブンブクの仲間かどうかわからない。



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水生生物雑記帳:ブンブクの一種

2015-01-08 15:52:30 | 水生生物雑記帳


 背面




 口面




 殻(から)背面




 殻口面


 
 
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水生生物雑記帳:ブンブクの一種

2015-01-08 10:04:35 | 水生生物雑記帳















 男鹿では、ごく普通種だと思うけれど、種名はわからない。

 ウニの仲間、ブンブクは砂の中に潜って生活しているから、
標本を集めて分類するのはたいへんなのだろう。


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