kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

牛と龍(4)

2022-01-17 16:26:19 | 男鹿半島幻想


 男鹿半島には、池のような小さな湖が3つある。
 一の目潟(いちのめがた)、二の目潟(にのめがた)、三の目潟(さんのめがた)である。
 背景は一の目潟。
 
 強引に押しかけてくる八郎太郎を退治してほしいと、一ノ目潟の姫が竹内神主に頼んだ。
 竹内神主は隠れて、やってきた八郎太郎を弓で射た。
 しかし、八郎太郎はあたった矢を抜き取り、「子孫七代まで片目にしてくれる」と叫びながら、
投げ返した矢は神主の目に当たった。

■■■片目の魚


 内容に統一性がないけれど、あとで直していきます。


コメント

牛と龍(3)

2022-01-13 16:00:37 | 男鹿半島幻想
 米代川を流れ下ってきた十和田噴火の泥流津波は八郎潟へ流れ込んだ。



 古事記には次のように話が載っている。

 高天原(たかまがはら)で、暴れたスサノオは追放されて、
出雲国(いずものくに)の、肥の河(ひのかわ)上流に降りた。

箸(はし)が流れてきたのを見て、さらに上流へ登っていくと、

お爺さんとお婆さんが、娘をなかにして泣いていた。
 わけを尋(たず)ねると、
「私はオオヤマツミノカミの子孫で、アシナヅチ、妻は、テナヅチといいます。
そして、娘の名はクシナダヒメでございます。
娘が8人おりましたが、毎年ヤマタノオロチがやってきて1人ずつ食っていき、
今年もまたオロチがやってくる時期になりましたので、
最後に残った娘とこうして泣いていたのでございます。

・・・・・
祭神は
 東湖八坂神社   スサノオ
 八龍神社      オオヤマツミノカミ



 姥御前神社    テナヅチ



 夫殿の岩窟    アシナヅチ
     アシナヅチは津波で対岸に流され、妻のテナヅチと離れてしまった。。
 
 蓮沼





 菅江真澄の「男鹿の春風」には、
「浜田の村のほとりに橋沼というのがある。
むかし、山の人という不思議な者がきて、
土の橋を掛けたという話が伝わっている。
 岸の林に、神社がある。
ここに桧山の人たちが来て、雨乞いすると、
必ず雨が降るそうだ。」

 この文章からすると、もともとは橋沼だったのだ。
 そして、さらに以前は橋沼(はしぬま)ではなく箸沼(はしぬま)で、
クシナダヒメを祀っていたと、私は幻想した。


 文章はあとで書き直します。


コメント

牛と龍(2)

2022-01-12 17:47:16 | 男鹿半島幻想


 十和田湖(とわだこ)
 美しい湖を眺めていると噴火口なのを忘れるが、
「常時観測火山」で、24時間体制で監視・観測を行われている。



 西暦915年の平安時代に大噴火し、泥流が米代川(よねしろがわ)を流れた。。





 北から眺めた七座山(ななくらやま)

 七座山のところで米代川は極端に狭くなっていて、
流出物でふさがり、ダム状になった後、いっきに破砕して「津波」が
流れ下った。


コメント (4)

牛と龍(1)

2022-01-09 16:12:07 | 男鹿半島幻想
 ブログに載せながら、釈然としないことがいくつかあったが、
高橋克彦「竜の柩(ひつぎ)」を再読していて、幻想が浮かんできた。

 潟上市天王東湖八坂神社



 7月7日。
「牛乗り」。乗っているのはスサノオ。



 スサノオは神格化状態。昏睡状態で死んでいるようにさえ見える。



 牛で向かったのは船越水道。
 船のヤマタノオロチと対面する。(小さく見える舟)
 


 船の櫓(やぐら)の上で舞うヤマタノオロチ(くも(蜘蛛)舞)



 橋の上では神輿(みこし)

 ヤマタノオロチを退治したスサノオが神がかりとはいえ、
死んでいるように見え、ヤマタノオロチが元気よく踊って
いるのはなぜなのか。

コメント (2)