kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

水 : 海水汲み上げパイプ

2009-10-31 11:32:03 | 
Murasaki09103101


 海水汲み上げパイプには、さまざまな生物が付着し、
水の流れを悪くしてしまう。
 海水を冷却水として使用している発電所などでも、
対策が研究されている。
 
 写真はムラサキイガイである。
 足糸(そくし)とよばれる毛のような糸で固着している。
 
 ムラサキイガイは、他の海生生物と同じように、
幼生のときは泳ぎ回っているが、0.3mmの大きさになると、
付着生活を始める。

 水とともに吸い込まれてきた幼生がパイプ内に
付着して生活を始める。
 パイプの中は、酸素と餌のプランクトンを
海水が運んできてくれるのだから最適の環境であり、成長も速い。
 
 
【参考】ムラサキイガイはムール貝と呼ばれている。
   男鹿では採って食べている話を聞いたことがない。
   同じような姿形で大形のイガイは販売されている。
   イガイを男鹿では「ニタリガイ」とよんだりもする。
   何に似ているのかは、私にはわからない。
 
 


コメント

水 : 波の力

2009-10-30 17:36:10 | 
Nami09103001

 波の力は凄まじい。
 岸辺の塗れているところに立っていれば、波にさらわれる。
 塗れている場所は、かならず大きな波がくることを意味している。


Nami09103002


 昔、下の写真の右側に部屋を借りてすんでいた。
 写真の前夜、波が打ち寄せてきて、
腰まで水につかりながら、妻と二人で逃げた。
 
 


コメント

水 : 水にただようウキクサ

2009-10-29 12:17:37 | 
Ukikusa09102901


 玄関に小さな汚れた水槽を置いてある。
来訪した人は覗(のぞ)いて不思議そうな顔をする。
そして、何を飼っているのかとたずねる。
 
 数ミリのウキクサを育てるというより、
ひとりでに増えていくままにしている。
 
 
 以前、酔うと渡哲也の「みちづれ」を
カセットでなんども聞いていた。

みちづれ 渡哲也
作詞 水木かおる
作曲 遠藤実
(1)水にただよう浮草に
   ・・・・・
(2)花の咲かない浮草に
   いつか実のなるときをまつ
   ・・・・・
(3)根なし明日なし浮草に
   ・・・・・

 ウキクサに根があるのは知っていたけれど、
花は咲かないのだろうと思っていた。
 最近、HPで花が咲くのを知り、
水槽にウキクサを入れて、花が咲くのを待っていたのである。
 
 いまだ咲く気配もない。
 薬品と光で咲かせることができるらしいが、
今年はそのまま見続けていくことにした。
 
 


コメント

水 : 結界(けっかい)

2009-10-28 18:38:46 | 
Karamatu09102801


 写真は大仙市協和境の唐松神社、天日宮で、本殿は別にある。
 この神社は、「物部(もののべ)文書」や高橋克彦の小説で有名で、
不思議がたくさんある。
 宮司は物部守屋(もののべのもりや)の子孫である。


 ふつう注連縄(しめなわ)などで、神と俗の領域を分ける。
分ける領域を結界(けっかい)という。
 
 この天日宮では、結界に水が使われている。
 古墳の周囲が水で囲まれているのも結界なのだろう。
 結界と同じ意味で用いられるものに「境」がある。
ここの地名は境も、結界のことなのかもしれない。
 



コメント

水 : 植物は水を吸って酸素を出す。

2009-10-27 17:03:24 | 
Himawari09102701


 植物は、炭酸ガス(CO)を吸収して、
酸素(O)を排出すると説明されることが多い。
 
 炭酸ガスが分解されて酸素が出てくると思いがちだが、
実際は、水(HO)の酸素が排出される。
 
 だから、「植物は水を吸って酸素を出す」といった方が
正しくないだろうか。
 
 
 一行ブログ調で、カテゴリー「水」を進めていくつもりである。
 むずかしいことは、詳しく説明しないのが、私の職業経験からえた教訓である。
 (ほんとうは、説明できるほどの知識がないともいえる。)

 
 忘却の彼方にある知識を引き出してくるので、
間違いがあったら、教えてください。
 
 


コメント