kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

ミコアイサ

2008-02-28 16:24:06 | 男鹿の鳥
Mikoaisa08022801
ミコアイサ 2008. 2.28 西部承水路
 
 西部承水路にはハクチョウ、ヒシクイなどが、たくさんいた。
 
 




コメント

対向流システム

2008-02-24 17:45:56 | 霞んだ光景
Todoko08022401
.
トドの子ども
. 
. 
Kouryu08022401
.
対向流熱交換システムの模式図
. 
. 
 最初の人間がアフリカで誕生したことからみて、衣服をつけ、
暖房を必要とする人間は、本来は熱帯種なのだろうかと、降る雪を眺めながら考える。
. 
.
 対向流熱交換システムを模式図で説明する。
 心臓から出る温かい動脈は、体表部から冷えて戻ってくる静脈を
暖めながら冷えて体表部へ流れていく。
このシステムで体から熱を放出することを極端に抑えることができるため、
クジラ・海獣類・鳥などの温血動物が寒い環境で暮らしていける。
もちろん、厚い脂肪層や羽毛も役に立っている。
.
 模式図は単純に描いているけれど、
実際は動脈と静脈が効率よく熱交換できるように複雑に絡み合っている。
.
 実は人間もこのシステムを持っている。
動脈は腕の中心部を末端へと流れていく。戻りの静脈は模式図のように
動脈に沿って流れる経路と体表部を流れる経路がある。
暑いときには、体表部を多く流れ血液が冷やされる。
寒いところで手が冷たくなるのは、周囲から冷やされるだけではなく、
温かい血液は腕の中心部を流れているためかもしれない。
 他の寒い環境に棲む生物たちに比べれば、ささやかなシステムのようである。
.
 訓練によっても流し方を変えることができるのだろうか。
南極探検に行った秋田県出身の白瀬中尉は、
帰ってきてからも火に当たることはなかったと記念館の説明板に書かれていたはずだ。
 訓練が足りないか、システムが貧弱な私は雪寄せをしたあと、コタツに入りぱなしである。
. 
. 
 対向流システムには、ラクダが水分を外へ逃がさない仕組みや、ガス交換などもある。
 また、環境の温度と体温が同じになると分類されているマグロやサメなどでも、
このシステムを使用して環境温度より体温を上げて高速に泳いだりしている。
.
. 
. 
 トドの背景はフリーソフトterragen 2 previewを使用した。 
.
.


コメント

妙高山

2008-02-24 13:43:39 | 霞んだ光景
Myoukosan08022401
 
 
 1987年4月、妙高高原駅で下車した私は、妙高山とは反対側の雪の山道を走るように登っていた。
 直江津で会議後、帰りの長距離列車までの時間を利用して向かってきたのだが、乗車した2両編成の列車が人をはねて遅延しためにいくらも時間がなくっていた。
 目的地は、撮影している私の背後にさらに登った谷間である。
 
 なんのために観光地とは反対の山の中に行こうとしていたかというと、そのときから20年ほど前、そこにある養鱒場に1年間住んでいたのである。
 
 夏、水槽の脇にマムシなどもいたが、それでもゴム草履で作業をしていた。
 冬、雪は屋根より高く積もった。谷間だからテレビはほとんど映らず、新聞を取りには下の集落まで毎日、食料の買い出しには駅前へスキーでかよった。最初、カンジキを履いてみたが、がに股での歩き方ができず、旅館からエッジもなくなった古いスキーをもらってきた。スキーなどしたことがなく、脚が雪に潜らないで歩くためだから、滑りにくいものでちょうどよかったのである。
 イヌが1匹、ネコが2匹いた。ネコはイヌを相手に座敷からちょっかいを出す。イヌはネコの頭をがっぷり口にくわえて外まで引きずっていく。その遊技を繰り返していた。けだるい時間が流れていた。
 
 目指した場所につくと、廃屋がひとつあるだけだった。
 
 
 昔のことを思い出すと胸が苦しくなってくる私としては珍しく思い出を載せた。
 雪が激しく降ってきたせいか、それともブログで妙高のすぐそばの戸隠の絵を見たためだろうか。
 きっかけとしてはそれもあるだろうが、この部分に関して苦しかったことなど記憶の作り替えが完了したためかもしれない。
 
 




コメント

石焼き・男鹿青石・・・・・続男鹿半島幻想

2008-02-22 18:45:11 | 男鹿半島幻想
Isiyaki08022201
 
 「男鹿半島幻想」を書き続けているうち、男鹿半島には石に関する話が多いことにいまごろ気がついた。
石に関して抜けていたことを2つ載せる。
 
 絵は「石焼き」または「磯焼き」とよばれる男鹿名物の料理法である。
魚・貝・海藻・野菜などを入れた桶に、火で加熱して赤くなった石を入れ、一気に沸騰させる。
普通の石を使用すれば割れてしまうので、海岸に打ち上げられている密に詰まった溶結凝灰岩をもちいる。
 
 味はもちろんだが、できあがるのを目でも楽しめる。
  
 
Ogaaoisi08022203
男鹿青石 新出金市さん所蔵
 
 
Ogaaoisi08022202
男鹿青石 小玉喜市氏さん所蔵
 
 
 「男鹿石」といえば、一般的には寒風山で採掘されて、庭石などに利用される輝石安山岩のことだが、もうひとつ置物として観賞する「男鹿石」とよばれるものがある。
 石愛好家の間では有名なもので「男鹿青石」と命名されている。
 
 
 秋田県立博物館の成田榮樹さんから男鹿青石について教えていただきました。
------------------------------------------------------------------------------------------------------
 上の2枚の写真を見た限りにおいて、男鹿青石について回答します。
 
1) 男鹿青石は複数の鉱物からできているようだが、標準和名はなにか?

 碧玉及び球顆状構造を含む流紋岩質の火成岩。
 主要成分は、二酸化珪素SiOで、酸化鉄や水酸化鉄などの不純物が混入している。
 不透明で、緑色・黄色・褐色などの様々な色や縞模様となったもので、津軽の錦石や佐渡の赤玉などと同族であると考えられる。

2) 男鹿青石はどのような状況で生成されるのか?

 地底の流紋岩質溶岩が地上もしくは地上近くに噴出して、比較的短時間に冷却してできた岩石。
 したがって、石英(二酸化珪素SiO)は、微細な結晶またはガラス質(非晶質)となっている。また、鉱物が放射状に連晶して球顆状構造ができたものと考えられる。
不純物の多少、凝固する時間によっては、玉随(ぎょくずい)・メノウ・黒曜石・鉄石英などと近縁な岩石といえる。
------------------------------------------------------------------------------------------------------
 
 
 人間の興味は、最初は動物、次に植物、最期に石になると聞いたことがある。
そういえば、この順番で私もきているのかもしれない。
 
 
 このほかの石に関する話は、メインページの「男鹿半島幻想」をご覧ください。
 
 


コメント

メジロ

2008-02-13 10:08:10 | 男鹿の鳥
Megiro08021303
. 
. 
Megiro08021304
. 
. 
 朝からふぶいている。
 吹雪がやんだ瞬間にメジロが庭のピラカンサにやってきた。
 しかし、すぐに激しい風雪になり、飛び去っていった。
. 
. 



コメント