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「いま寒風山の麓(ふもと)から湧き出ている水は、江戸時代に降ったものだ」
と教えられたことがあった。
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科学者もどきの悪い癖で、ボケ防止も兼ねて計算してみると、
わずか数年前に降った水にすぎない。
しかし、頭脳が退化しているので、小学校の計算を間違った可能性もある。
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貯水源の寒風山がなければ男鹿半島にほとんど人が住めなかったろう。
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【自分のための計算メモ】
計算間違いしているかもしれないので、あとで再計算するため。
(1)寒風山の体積
主な湧水源は、標高50m線に沿ってならんでいるから、
50mより高い部分の体積を求めた。
50m、100m、150m、200m、250m、300mの横断面積を求めて、
円錐台だと仮定して計算した。
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50m---22.7897 km^2
100m----9.1118 km^2
150m----5.0456 km^2
200m----2.1029 km^2
250m----0.7135 km^2
300m----0.0476 km^2 蛇越長根
300m----0.1648 km^2 寒風山
350m----0.0089 km^2
揃えて見やすくするために無効数値もつけたままにしている。
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エクセルに入れた式
=1/3*(A1+B1+SQRT(A1*B1))*50
A1:例えば標高50mの横断面積。
B1:それより50m高い標高の横断面積。
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計算結果:体積=1401256083m^3
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(2)湧水量
「滝の頭」の湧水量がほかに比べると格段に大きく、
それを全湧水量とした。
「滝の頭」の流水量は、25000m^3/日で
そのうち10000m^3が水道として使用されている。
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(3)含水率
石切り場などを見てもそれほど間隙があるとは思えないので、
1/40と仮定した。多分もっと少ないだろう。
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●計算
1年間の湧水量: 25000*365=9125000m^3
1401256083/40/9125000≒3.8年
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【使用フリーソフト】
Blender 2.69
カシミール 8.9.8
カシミールは数値地図から立体画像を簡単に作れるが、
3Dで遊ぶつもりなので、Blenderで作った。
使用したのは、地図上をクリックして囲うと面積を
表示してくれるツール。
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