東アジア歴史文化研究会

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『新・「NO」と言える日本 怯懦の日本のための「抗中方策」』金文学著(高木書房) 中国に怯える日本には劇薬満載の対中処方箋が必要 習近平が畏れる日本とは核武装の自衛国家だ

2022-05-21 | 日本の事情

金文学著(高木書房) 中国に怯える日本には劇薬満載の対中処方箋が必要 習近平が畏れる日本とは核武装の自衛国家だ

中国から帰化して日本人となった金文学氏の中国共産党批判はだんだんとオクターブが上がってきた。このため「売国奴」「悪質な反逆者」とする罵詈雑言が、かの国々から放たれる一方で、「東アジアの鬼才」と前向きな評価がある。

著者が日本に帰化するとき、祖国への忠誠も愛国心も問われず、まして国語の能力を調べられなかった。帰化を認可する日本の係官はボンとはんこを押すだけ。こんな安直な帰化申請など、夥しい中国人が日本国籍を得て、日常生活を日本人として送りながら戦争となれば、中国のスパイ、中国共産党の第五列として暗躍することが明らかなのに、いったい、日本は防衛という観念、いや独立・主権という観念がないのかとあきれ果てたという。

中国文化とは「死んだ水をたたえた漬物瓷文化」だと作家の伯陽は言い残したが、ならば日本は「糞池文化だ」と著者は皮肉る(伯陽の『醜い中国人』カッパブックスの翻訳斡旋をした評者としても、この適切な比喩は忘れがたい)。

なぜなら「戦後、醜い悪が閉ざされた池に滞って一種の悪臭を発する『糞池』を形成した。GHQの洗脳と平和教育により日本人の思考を停止させ、人格を愚痴化させ、独立精神を喪失させた。あげくは大勢の『エセ日本人』を量産、中国、韓国、北朝鮮にもぺこぺこ、『降伏主義』を自ら唱える蛆虫どもの楽園」(177p)に変わり果てたと痛烈である。

エセ日本人が蛆虫とは痛烈無比は比喩だ。

古代より日本人は中国を文化文明の先進国と誤解してきた。このとんでもない間違いは、蘇我氏が渡来人で、朝廷の反対を押し切って仏教をあがめたことから始まっている。まつりごとをシナの模倣としてしまったのが聖徳太子、聖武天皇、そして大友皇子と藤原仲麻呂だった。

大友皇子(明治時代になって弘文天皇と追号)は天武天皇にうたれ、藤原仲麻呂は吉備真備に討たれた。

そして菅原道真が「シナから学ぶこと、もはやなし」として遣唐使打ち切りを建言し、日本はまともになった。

元寇ではシナからの侵略軍を堂々と追い返し、サムライ精神を発揮した。それも束の間、足利義満はシナへ朝貢を開始し、信長は切支丹バテレンに傾斜し、結局、家康の鎖国まで、日本は同様な愚昧さを示したのだった。

「海の向こうの優れた国」とする誤解DNAが「いまだに根深くのこっているため、目の前にある中国の拡張主義、世界の覇権、少数民族へのジェノサイド、人権弾圧などの暴挙と非道に対して日本人は見て見ぬふりをする」のだ、と金文学氏は分析する。

にせものと欺しの天才である中国は「ペンキ塗装」であり、「中国は、中国共産党のプロパガンダにより作られたもの。中共体制下で何の進歩も変化もない」と批判したフランスのユダヤ系知識人ギ・ソルマン(現在は米国と二重国籍)は、鋭角的に中国の本質をえぐった(『幻想の帝国 ──中国の声なき声』、駿河台出版)。

中国人は恐竜の化石の偽物もつくってのける能力があり、歴史の改竄、でっち上げなどは朝飯前なのです。

ならば日本はいかにして、このペンキ塗装の国に対処すべきか、著者の処方箋が提示されている。

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「まえがき」より

本書のテーマはずばり「中共の中国に向かって『NO! 』と言える日本」です。
その具体的方策を広く深く論じた書物としては、日本では最初の書物になると思います。
1989年、大ベストセラーとなった『「NO」と言える日本』(石原慎太郎氏と盛田昭夫氏の共著)にちなんでタイトルを付けました。
その時代、「NO」と言う相手はアメリカでした。
あれから33年が経過、いま日本が最も「NO」と言わなければならないのは、「中国=中共」です。
中共が支配する大陸国家の中国は、冷戦期から日本を、実は「仮想敵国、第一位」に位置付け、日本侵略と植民地化を狙って着々と手を打ってきています。
日本にとって最大の敵は、「中国=中共」なのです。
中共は「超限戦」と呼ばれるすさまじい戦略、戦法で世界支配を目論んでいるばかりではなく、日本を最終的に中華人民共和国の「自治区」や「日本省」にしようとしているのです。
しかし日本では、中共の中国に対し、あきれるほど甘い。「日中友好」の美名下で中共に卑屈におもね、日本の魂を売る政治家、学者、企業人もいます。
日本の国民よ!
本書は、「日本人の自立」と「国を守る」との希望から、愛情をこめて執筆しました。
いま、過度な中国恐怖症も、過度な悲観論や中国友好論も捨てて欲しいのです。
未来の勝利の女神は、自信なき自虐的民族には、決して微笑みませんから。
私は、叫びたい。
「日本よ! そして日本国民よ!
永遠の日本のため、中共様の自治区にならないため、自信をもって軍事大国になり抗中の動きを展開せよ」と。

(出版社からのコメント)

比較文化学者である著者は、中国(中共)と日本の文化と歴史と現状を偏らずに取り上げている。しかも両者に対して―もちろん認めることはきちんと認めながら―問題がある部分につては強烈な指摘の手を緩めない。それがまた「全くそうだ」と納得できるだけに、一日本人として悔しいとうか、切ないというか、そこまで言うのかと著者の身も心配になるくらいである。しかし、それは単なる批判ではない。
日本人が日本を守らずして誰が日本を守るのか。日本がなくなれば、ヘイワも戦争反対もあったものではない。日本人よ、このまま日本を滅ぼしていいのか。「目覚めよ! 日本。目覚めよ! 日本人」と訴えているのである。
著者はいう。「おそらく、本書の中に書かれた「中国=中共の真実」を知ると、読者の皆様は衝撃を受けると思いますが、その真実を知ることから、日本の対応の仕方を真剣に考えていただきたいのです」と。読み進むことで、本書が日本人に対する叱咤警告の書だということが分かってくる。
最後に掲げている「日本を救うための22ヶ条方策」は、まさに日本を守るための方策である。
出(い)でよ! 総理。国家を本気で守る総理なら、国民は喜んで応援する。

著者:金文学 比較文化学者、文明批評家、日中韓国際文化研究院長。1962年、中国の瀋陽で韓国系中国人3世として生まれる。85年、東北師範大学外国語学部日本語科卒業。大学講師を務めたのち91年に来日し、同志社大学大学院、京都大学大学院を経て2001年、広島大学大学院博士課程修了。広島文化学園大学、福山大学、安田女子大学なので教鞭を執る。 現在は日本に帰化し、日中韓3国で執筆、講演活動中。令和2年度東久邇宮文化褒章受賞。「東アジアの鬼才」と呼ばれるなど、その言論活動はアジア各国で高く評価されている。
著書『われわれが習近平体制と命がけで闘う13の理由』(ビジネス社)、『韓国人が知らない安重根と伊藤博文の真実』『中国人が明かす中国人の本性』『逆検定中国歴史教科書』(井沢元彦氏との共著、以上祥伝社)、『あの「中国の狂気」は、どこから来るのか』(ワック)、『祖国の英雄を「売国奴」と断罪する 哀れな韓国人』(ビジネス社)、など、日中韓3国で100冊を超えている。
ユーチューブTV「虎ノ門ニュース」に好評出演中。


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