2月16日、チャイナルネッサンス(華興資本)は「CEO包凡と連絡がとれなくなっている」と公表し、その「失踪」が明らかとなるや、同社株式は50%の暴落を演じた。
これは、「第二の馬雲」事件なのか?
何が習近平を怒らせたか。
アリババは金融子会社アントの上場を延期(事実上中止)させられ、膨大な罰金を取られ、馬雲は海外へ逃れた。流浪の身の上となった。
2015年だけでも復星集団のCEOら5名が行方不明となった。
復星集団は1992年に上海で、郭広昌ら復旦大学卒業生5人により設立され、製薬、不動産などに多角化。保険、投資、資産運用管理ビジネスを展開してきた。日本の不動産買い占めでも名をはせたが、フランスやギリシアのリゾート開発にも手を出して4000億円の不払いが生じ、以後は資産売却をつづけてきた。
ところがCEOの郭広昌が 2015年12月に行方不明となり、その後の情報では自宅にもどり、「上海で司法機関の調査に協力している」と発表されているが、この情報を信じる者は殆どいない。
チャイナルネッサンスは従業員700名を抱える投資集団で滴々「美団」「CTrip」、JDなどの上場幹事として世界的な名をはせた。
CEOの包凡はクレディスイスからJPモルガン証券で修行し、2015年に独立、その後は破竹の進撃を続けてきた。
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