2月20日早朝、バイデン大統領は突如、キエフへ現れてゼレンスキーと抱き合った。そのうえで追加五億ドルの武器支援を約束した。
米国は已に虎の子のジャベリン(対戦車携行ミサイル)、ハイマースや155ミリ榴弾砲を供与した。加えてエイブラハム戦車の供与を決めている。合計520億ドル。
共和党の40%は、はっきりとウクライナ援助は「やり過ぎ」としている。「ウクライナにかまけるな。中国という本物の敵との対決がもっと重要だ」と唱える議員集団がある。
対戦車ミサイル「ジャベリン」は緒線でロシア戦車軍を大破させ、華々しかったが、ほぼ使い切ったようで、残余はウクライナ・マフィアが横流しした可能性もある。
ジャベリンの補給、つまりアメリカの在庫は最低の水準となっており、元の数に補填可能となるのは数年先である。大口径砲弾は10年かかるという計算もある。
ゼレンスキー大統領はF16ジェット戦闘機の供与をねだった。しかしパイロット養成に1年以上はかかるけど?
ようするに欧米の志願兵で空中戦をたたかって貰いたいと言っているのである。
中国はロシアが疲れ切るのを待って属国化する腹づもりだ。また習近平は米国の疲れを待っている。バイデン政権の暴走で米軍の武器弾薬が底をついたら、中国にとって台湾侵攻の最大のチャンスとなる。
バイデンのキエフ訪問は劇的な政治演出を狙ったパフォーマンスだろうが、どうみても「気の抜けたサイダー」である。
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