山も見事に色づき・・
えびす講もすぎると、いよいよ広島も冬の訪れを感じさせる、寒い時期がやってくる。
さて、広島の、冬の味覚といえば、かき。
実はこんなものもある。
「カープカレー」と名付けられた「スタジアム発広島名物」!
「本格派辛口」とあるが、濃厚なかきのエキスのせいか、甘く感じたから不思議である。
ちなみに廿日市市で見かけた、かきのデザインされたマンホール。
残念ながら、まだカラーのものは見つけていない・・。
山も見事に色づき・・
えびす講もすぎると、いよいよ広島も冬の訪れを感じさせる、寒い時期がやってくる。
さて、広島の、冬の味覚といえば、かき。
実はこんなものもある。
「カープカレー」と名付けられた「スタジアム発広島名物」!
「本格派辛口」とあるが、濃厚なかきのエキスのせいか、甘く感じたから不思議である。
ちなみに廿日市市で見かけた、かきのデザインされたマンホール。
残念ながら、まだカラーのものは見つけていない・・。
JR広島駅南口を走る駅前大通り。
原爆ドームへと続く相生通りへ道なりに曲がったトコロに、赤い鳥居が連なって見えるのが、この稲生神社。
普通、「いなり」神社といえば、「稲荷」と書くが、ここは「稲生」だ。
それもそのはず、以前に紹介した『稲生物怪録』(いのうもののけろく)に出てくる妖怪の頭領にして魔王、山本五郎左衛門(さんもとごろうざえもん)を退散させたという実在の備後三次藩藩士・稲生武太夫(いのうぶだゆう)が祀られているのが、この神社。
(カテゴリー/広島のオススメ!:「山本五郎左衛門 ~広島の妖怪⑪~」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/6b7002ea0c938d9904ff9df8778db653)
稲生武太夫は浅野公に仕官し、芸州指南役も務めた。
その剣の道の奥義は、「何事も臆病にては相叶わず。武は修むべし、剣は抜くべからず」だとか・・。
妖怪を退散させたコトから、魔除け・強運を招く・・と言われているそう。
しかし、稲生武太夫が祀られている・・とか言いながら、きっちり”おいなりさん”らしく、キツネが祀られている。
その台座には、「稲生神社とお守りぎつね」という以下の文が刻まれている。 「一七三三(享保十八)年 神社周辺四町にて大火災発生するが 神社は火災免れる この時 白狐より 町の平穏と五穀豊穣 商売繁昌を願い安住したい というお告げがあり 鎮守されたと云い伝えられています」
―してみると、やはり、稲生武太夫とともにキツネも祀られてるワケだ・・。
まあ、左右にあるから、狛犬代わりかな・・?
ちなみにこのお守りぎつね、被爆により、神社が壊滅的被害を被るも、耐え抜いて、今に至っているという。
ちなみに妖怪で有名なこの神社、やはり、世界妖怪協会のこの方たちの名が・・。
反対側には国民栄誉賞、衣笠祥雄の名が刻まれたこの提灯が献灯されていた。
カープも護国神社なんぞより、ここへお参りに来るべきじゃないかい・・?
広島県民は1歳からお好み焼きを食べる。
その証拠がコレ、オタフク 1歳からのお好みソース!
「離乳食が終わったお子さまにたくさんの野菜が取れて健康的なメニューのお好み焼きを。
アレルギー品目を使用せず、やさしくマイルドな味に仕上げました。」
・・とキャッチコピーにある通り、「塩分30%カット(当社比)」、「7大アレルギー原料不使用」、「ママ安心やさしい甘口」・・というのが”売り”のこの商品。
http://www.otafuku.co.jp/product/okonomi/1y.html
同じく、オタフクのホームページには、お好み焼きが、子どもの食事にぴったりな理由として、以下の5つをあげている。
野菜たっぷりで健康的!
嫌いなものも小さく刻んで食べやすい!
やわらかくて小さいお子さまも食べやすい!
冷凍保存でいつでもチン!
一口サイズのプチおこ(プチお好み焼き)で食材を楽しくトッピング!
・・うーん、なるほどね・・。
今年、1歳になる子どもをもつ友人に送ったのだが、届いたかなー・・。
「山本五郎左衛門」と書いて、「さんもとごろうざえもん」と読む。
上の絵は、『稲生物怪録絵巻』のものだが、左に座ってる裃をつけた武士がそうで、見た目も名前も普通の人間のようである。
「やまもと」ではなく、「さんもと」と読ませるトコロが唯一、妖怪っぽい・・?
しかし、あなどるなかれ、江戸時代中期の寛延2(1749)年、備後三次藩(広島県三次市)の実在の藩士・稲生武太夫(いのうぶだゆう)が体験したという、妖怪にまつわる怪異をまとめた『稲生物怪録』(いのうもののけろく)に出てくる妖怪の頭領、魔王だという。
http://fragezeichen.web.fc2.com/mononoke/03/sanmotogorouzaemon.html
稲生武太夫は、幼名・平太郎といい、相撲取りの権八と比熊山で肝試しに百物語に挑んだ。
百の怪談話を終えた時、怪異が現れる・・という例のやつだが、何事もなく、2ヶ月が過ぎた。
しかし、2ヶ月後の7月1日から30日間、毎夜、怪現象が起こり続けた・・。
それでも平太郎は1ヶ月間、屈するコトなく、これに耐え続けたトコロ、7月30日に裃を着た40歳ほどの武士が姿を現し、
「自分は山本五郎左衛門という魔物である。神野悪五郎(しんの あくごろう)と魔王の頭の座をかけて、勇気ある少年を100人驚かせるという賭けをして、インド、中国、日本と渡り歩いてきた。その86人目として、お前を驚ろかそうとしたが、駄目であった。最初からやり直しである。お前の勇気には恐れいった」
・・と、平太郎の勇気を褒めたたえた。
そして、悪五郎が来た時には、これを使えば自分が助力するといい、木槌を遺し、妖怪たちを引き連れて去って行った・・とゆーのが、その大まかなお話。
現在、稲生武太夫は、南区にある稲生神社の祭神として祀られている。
(カテゴリー/広島のオススメ!:「稲生神社」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/c27bd7f4b006c59039b09ea3e2ce874f)
ちなみにこれは、『稲生物怪録絵巻』より、五郎左衛門と妖怪たちの帰還の場面。
駕籠からはみ出している巨大な毛むくじゃらの脚が、魔王としての五郎左衛門の真の姿と見られている。
根岸鎮衛の随筆、『耳嚢』によれば、芸州(広島県西部)の比熊山に「”三”本五郎左衛門」(さん”ぼん”ごろうざえもん)という妖怪がいたとあり、まるっきり似たような話で、いずれも同じ妖怪と思われる。
同じく『耳嚢』に、また似たような話がある。
文化5(1809)年、五太夫という者が、石川悪四郎という妖怪を見物するために真定山へ登り、山中で夜を過ごした後に帰宅すると、家に頻繁に妖怪が現れるようになった。
しかし、五太夫は決して怯まなかった。
数日後、悪四郎は僧侶に姿を変えて五太夫のもとを訪れ、彼の勇気を称え、山から去ると告げ、その話し合いの証拠に、3尺ほどの”用途不明のねじ棒”(・・・。)を残して姿を消したという・・。
―これなども、細部は違うが、大まかなストーリーはほぼ同じで、この石川悪四郎=山本五郎左衛門・・ととらえて間違いないだろう。
神野悪五郎は五郎左衛門のライバルだし・・はなはだややこしい・・。
ちなみに『稲生物怪録』の主人公・稲生平太郎自身が遺したとされる『三次実録物語』では「山本”太”郎左衛門」、広島県立歴史民俗資料館所蔵の『稲亭物怪録』には「”山ン本”五郎左衛門」・・と表記されている。
名前が長いだけに、聞き間違いや誤字がひどい・・とゆーだけのコトなんだろーか・・?
『稲生物怪録』は、その内容の奇抜さから、多くの文人・研究者の興味を惹き、江戸後期には国学者・平田篤胤によって広く流布され、明治以降も民俗学者の折口信夫や、小説家・泉鏡花の『草迷宮』のモデルになったコトでも知られている。
近年の妖怪ブームで、民俗学者の谷川健一や荒俣宏、作家の京極夏彦らも関連本を発行、三次を舞台にした宇河弘樹のマンガ、『朝霧の巫女』に取り上げられたり、椎橋寛のマンガ、『ぬらりひょんの孫』でも五郎左衛門が登場している。
”御大”水木しげるも『稲生物怪録』をもとに『木槌の誘い』のタイトルで作品化、”水木妖怪漫画の集大成”と呼ばれているとか・・。
ちなみに五郎左衛門が遺したこの槌は、今も広島市東区の国前寺に寺宝として伝えられており、毎年1月7日の稲生祭には、「如意宝ばけもの槌」として公開されているそうだ。
(カテゴリー/広島のオススメ!:「國善寺/二葉山山麓七福神めぐり(大黒天)」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/3936751cb1f6996553d4cc6beb8771dc)
広島市安佐北区にある動物園で、1971年9月1日に開園し、今年で40周年を迎える。
総面積51.4ヘクタールの敷地内には、哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類、あわせて約170種、3000点以上の動物を飼育しており、クロサイの繁殖ではハナが10頭を出産し世界記録を樹立!
オオサンショウウオの飼育研究は学術的にも高い評価を受けている。
グラントシマウマ、ケープハイラックス、マレーバクなども、継続した繁殖を誇り、動物と触れ合える「ぴーちくパーク」や、毎年、夏には「納涼ナイト・サファリ」として、夜間開園を行っている。
・・とはいえ、なかなか、子どもがいないと行くトコロではない・・。
自分も広島へ来て以来、まだ1度も行ったコトがない。
そんな自分が行って見てみたいのは、”カンフー・ベアー”として有名な、クマのクラウド君。
素人の投稿動画番組が多い昨今、映像を見た人も多いと思うが、こいつの棒さばきがハンパない!
まずは実際にご覧あれ。
いやー、スゴイね・・。
まあ、動物は気まぐれだから、実際に行った時にやってくれるとも限らないけどね・・。
明日、8月1日にリニューアル・オープンする宮島水族館、通称、”みやじマリン”・・。
1959年、県立水産資源研究所として誕生、総面積8363㎡に350種、1万3000点の魚類や動物を展示、1985年にはラッコ館がオープンし、年間70万人が訪れる観光スポットとなるも、2008年12月に閉館。
なので、今回のオープンは、実に2年7ヶ月ぶりになる。
コンセプトは「癒し」と「ふれあい」で、エントランスは宮島・厳島神社をイメージしており、”和”の雰囲気を意識した2階建て建築になっている。
(カテゴリー/広島のオススメ!:「宮島・厳島神社」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/f648e59a39192d8f968400443b89f5b6)
館内には11の水槽とプールがあり、瀬戸内海の魚を中心に展示。
館内最大のゆったり水槽は、水量350t、約50種、1000点の魚を展示、瀬戸内海から外海にかかる、豊後水道あたりの海を再現しており、棲み分けの様子など、魚の生態が観察できる。
広島の海では、よく見かける”カキいかだ”の、下の海中の様子が見れるカキ水槽。
ジンベイザメが泳ぐ7000t(!)の巨大水槽を誇る、沖縄の美ら海水族館など、各地の水族館ブームの中、規模としては、そう大きくないが、魚を身近に見れる工夫が随所になされている。
ペンギンのプールは下からペンギンが泳ぐ様が見れ、直接、ふれあうコトも出来る。
アシカのショーも。
宮島水族館のシンボル、スナメリクジラは3頭が飼育されており、そのうち、最年長のスナメリは29歳と、日本で最も長寿だとか。
この夏、広島を訪れる方は、ぜひ1度、宮島水族館で、瀬戸内海の魚たちを間近で見てみては・・?
広島市南区の比治山公園内にある広島市立まんが図書館。
公立では日本唯一のマンガ専門の図書館である。
もともとは、広島市立比治山公園青空図書館(広島市立中央図書館の閲覧室)として1983年に開館、自然の中で、特に子どもに読書の環境を提供するというコンセプトのもと、児童書を中心とした選書がなされていた。
しかし、近くに広島市立南区図書館が開館したコトなどにより、1996年に閉館。
今のまんが図書館としては、その5ヵ月後の1997年5月1日に、中央図書館の分館として開館している。
マンガ好きなので、当然、名前と存在は知っていたが、先日、広島生活10年目にして、はじめて中に入った。
何しろ、比治山という山の中にあり、気軽に行ける場所とは言いがたい・・。
正面入り口から入ると、2階閲覧室への案内板が。
案内板に描かれている四角い顔のキャラクターは、まんが図書館のイメージキャラクターなのか、あちこちで見られた。
2階に上がると、本棚すべてがマンガ本で埋め尽くされている。
新しいものから古いものまで、自分が今までに読んだマンガは、たいあがいあったように思う。
なにしろ、蔵書は約10万冊!
ヒマな時にいけば、かなり、いい時間つぶしになるだろう。
閲覧室もあり、イスも所々に置かれているが、結構、利用者で埋まっていた。
マンガや雑誌だけでなく、漫画文化論・漫画史論・漫画家論や伝記・随筆などの図書資料、絵巻物・戯画・風刺画などの歴史的な資料も収蔵しているそう。
かなり古そうなマンガも結構あった。
「ひろしまコーナー」という棚もあり、ひろしまゆかりの作家や作品も並んでいた。
もちろん、中沢啓治の「はだしのゲン」も。
子どもの頃に読んだインパクトは、今も忘れられない・・。
ちなみに図書館の正面入り口から続く通路の先には階段があり、これを上ると広島市現代美術館がある。
(カテゴリー/広島のオススメ!:「広島市現代美術館/比治山スカイウォーク」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/4128888d8d250b5466027f3ce880b18e)
比治山の自然の中で、マンガと芸術に親しむ・・なんてコースも、ゆっくり時間がとれる休日には、いーかもね。
先日、ちょこっと紹介した比治山スカイウォーク。
(カテゴリー/広島のオススメ!:「広島サティ/ワーナーマイカルシネマ」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/60165ff49b6659986c5a70eee5bb9dc2)
これが比治山トンネルの上を山頂にむけて登っていくので、結構長い!
中はこんな感じ。
結構長い、ゆるやかなスロープの動く歩道が2つ繋がっている。
それだけではなく、さらに、これまた結構長いエスカレーターが・・。
センサーで人が来た時だけ稼動する仕組みで、近未来的な筒状のガラス張りの天井の中を進んでいく。
あまり利用者がいないので、ほぼ貸切状態で気分がいい。
比治山公園の緑の中、橋を渡り・・
さまざまなオブジェを見ながら山頂へ。
すると巨大な建物が!
広島市現代美術館である。
広島市内にはこの広島市現代美術館と、以前、紹介したコトのある広島県立美術館、そして広島城のすぐそば、リーガロイヤルホテル前にあるひろしま美術館という、3つの美術館がある。
(カテゴリー/広島のオススメ!:「広島県立美術館」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/076ac4e0a39fc6eb94ef3690db287450)
(カテゴリー/広島のオススメ!:「基町クレド」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/d8f7ffdb1d291548de51f1b42e02a1c0)
正面の階段を登ると、ここにもいろんなオブジェが見える。
正面から見えた建物は、上から見るとアルファベットの「C」のような形をしており、ガラス張りの廊下から中央のテラスが見える。
この廊下の先には喫茶店もある。
比治山の緑と調和した、現代的な建物とオブジェの数々は、それだけでもなかなかいい雰囲気・・。
中の展示は、当然、写真撮影不可なのだが、現在、岡本太郎の「明日の神話」の原画が地下に常設展示されており、今年の11月6日まで無料で見れる。
無料で見れる常設展示も、写真撮影はOKでも、ネット上には載せないで下さい・・と”やんわり”断られた。
お金を払って見る展示を、写真に撮ってネット上にUPするのは問題あり・・てのは、分かるけどね・・。
なかなか難しい問題があるのね・・。
昔、備後(広島県)の鞆の津(とものつ・鞆の浦)に、金屋嘉平治という酒屋があり、大変、商売繁盛していたが、この家の一室に、広さ三間(約5.5m)四方のぜいたくな造作の部屋があり、そこで怪現象が続いたため、城下の評判になった。
主人の嘉平治は、連日の怪事を面白く思うようになったが、ついに噂は領主の耳にものぼり、侍が実地の検分を行うコトに・・。
座敷で侍たちが待っていると、見知らぬ老法師が現れ、見事に茶をたて、ともに現れた立派な武士にすすめるので、その武士は誰かと見てみると、領主に近侍し、その側を離れたコトのない橋本右膳であった!
侍たちは、その姿に驚き、平伏してかしこまったが、ふたたび頭をあげた時、老法師も橋本も煙のごとく消え失せていた・・。
いっぱい食わされた・・と帰って、そのコトを領主に報告すると、領主は同時刻、検分の侍たちが見たままの格好で、島倉了閑という法師を招き、茶の湯を行っていたという。
ついに領主は、金屋には替地を与えて移転させ、その家を”金屋古屋”と名づけ、人の住まわれない廃家にしたそうだ。
―この話に出てくる妖怪が、古屋の妖怪・・とゆーワケだが、狐や狸のように、正体は何だかハッキリしないが、人を化かしたりするだけで、頻発したという怪事も、主人が面白がった・・とゆーくらいで、実に人畜無害で、ほのぼのとしている。
まだ死んでいない人が、生き霊とゆーか、分身のように現れる現象、”ドッペルゲンガー”も、これに似たようなものであろうか?
正体は見えないが、物音を立てたり、モノを動かしたりする騒霊―いわゆる”ポルターガイスト”みたいな現象も、金屋で起こった怪事にはあったのかもしれない。
広島は宮島の弥山にも”弥山の拍子木”という、拍子木を打ったような大きな音が聞こえてくる現象が”弥山の七不思議”にあるそうだが、こうした怪音現象はラップ現象と呼ばれる。
(カテゴリー/広島のオススメ!:「弥山山頂」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/b03105a36854fa02d84aeaed1a2a1f7c)
こうした、似たような現象が、違う名称で呼ばれているという事実も、水木しげるの「妖怪千体説」を裏付けるコトになろうか・・?
(カテゴリー/広島のオススメ!:「おいがかり ~広島の妖怪⑧~」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/dfda9b500e27222e2d9aeabaf9a6a831)
お盆も近づき、”この世”と”あの世”の境界も、そろそろ曖昧になる季節・・。
まあ、ちょっとくらい、涼しくなってもらわにゃあね・・。
広島市南区段原にあるイオングループの広島サティ。
段原にあるコトから”段原サティ”とも呼ばれている。
1997年にオープンした、映画館や衣料品店など、様々なテナントからなる複合型店舗である。
その7階建ての建物のうち、1階から5階部分の核となるテナントがサティだが、今月18日に閉店(!)してしまうのだ。
ここ数年で、広島県内各所にショッピングモールが次々と誕生し、競争が激化、2004年頃から赤字が続いていたそうだ。
まあ、広島は賃料などもバカ高いので、それも大きな要因であろうと思われる・・。
6階にはワーナーマイカルシネマがあり、県内では初の複数のスクリーンをもつシネマ・コンプレックスとして知られ、バルト11が出来るまでは、県内一のスクリーン数を誇る映画館だった。
とてもいい映画館で、自分も広島へ来て以来、最もよく利用している映画館。
このたびの閉店で、もう行けなくなるのか・・と思っていたら、映画館は閉店後も存続するようで、一安心。
サティの裏には比治山という山があり、その山頂には公園や美術館があるのだが、そこに行けるエスカレーターと動く歩道からなる比治山スカイウォークという歩道もある。
実はこの比治山スカイウォークも事業仕分けの対象となり、存続か撤去かでもめた末、撤去費用の問題で存続するコトになった・・とゆー経緯が・・。
しかし、広島サティとも直結しているため、サティの撤退でさらに利用者が減るのでは・・と危惧されている・・。
うーん・・広島の不景気なお話でした・・。