六年間働いてくれた私の装具です。
左の白い装具は入院しているときに作ったものです。五カ月の入院で8キロも体重が落ちたので3年も履いていたら、落ちてしまった筋肉が少しずつ付いてきたのかふくらはぎの部分が肉に食い込むようになりきつくなってしまった。装具はどんなものかわからなかったのでメーカーの営業マンのいいなりで作りました。
次の黒の装具はメーカーも違っています。装具の色も元のような白にはしたくなかった。いかにも私病人ですと言っているようなのが許せなかった。 ストッキングもハイソックスも黒にしているので目立たないような黒にしました。黒のパンツにしても目立ちません。
作るときのポイントはいくつかあります。白い方より厚みが少しあります。足の指の所にいつも指が丸まってしまうので指が少しでも伸ばすようになるように指の下に枕をスポンジを入れて付けました。 足首が動かせないために前に倒せるようにしたこと。ふくらはぎの所にはいくつかの蒸れないように穴を開けました。白い装具には開けてなかったがかかとにも蒸れ予防に穴を開けてもらいました。がっしりした装具になりました。 サイボーグにも見えます。この装具で歩いてからもう3年になってしまいます。 なかなか装具とさようならが出来ません。 いつまで続くのでしょうか。それはリハビリ次第よの声が聞こえますが思うようになりません。
まだ装具とは仲良しになって行こう、私の行く道だから。