しっかりと歩けるためにも足に筋肉が付いていないと。 ベッドで身体のメンテナンスをしておかなくては。 なんか自分の身体を見るのが怖くてしばらく目を逸らしていました。
退院したばかりの時の麻痺の右足にはすっかり肉がそぎ落とされて棒のようになっていました。 リハビリを続けていくうちに少しずつ筋肉も付きだしました。太ったための肉なのか、歩くための筋肉が付いてきたのかわかりません。 栄養を取らなければと、太りすぎにならないようにとで、せめぎあいます。 廊下に体重計を置いて、通りかかるたびに乗るようにして少しでもメモリが少なくなるようにしています。
装具も外して両足にクリームを塗り、しっかりとマッサージ。 無駄に余分な肉は付いていないか、ぼよん、ぼよんと緩んだ肉になっていないか。 両足の太さは同じくらいになっているのか。 ふくらはぎの筋肉はどうなっているのか。あれこれ、触って感触を確かめます。
最後に右足の指を小さく丸まっているのを伸ばすようにします。指に感覚が戻るように上げたり下げたりと動かして、動きがあるかどうか確かめます。 まだまだですね。終わりのない毎日です。