何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

同聚院 (京都)

2011年09月18日 | 寺社巡り-京都

【京都・東山区】室町時代の文安元年(1444)、僧・文渓元作が師の東福寺第129世・琴江令薫を開山として招いて創建した、臨済宗の寺院。
この地は、平安時代の延長二年(924)頃に藤原忠平が建立した法性寺の境内で、寛弘三年(1006)に菅原道長が40歳の誕生祝いで造営した五大堂の遺跡。 五大堂に安置されていた平安時代作の5大明王像(中尊の不動明王・東に降三世明王・南に軍荼利明王・西に大威徳明王・北に金剛夜叉明王)の内の不動明王像のみが幾多の災害を越えて残り、いま本堂に静かに鎮座。
近畿三十六不動尊霊場・第21番札所。

東福寺塔頭寺院で公開している寺院の一つ。
山門前に「十万不動明王 五大堂」と刻まれた石碑が建つが、“十万”は一文字で書かれ何か理由があるようだが....。 山門に立つと、正面奥に不動明王と書かれた赤い提灯が軒下に下がっている木宝形造瓦葺の本堂が建つ。
堂内には約1000年前に藤原道長が建てた五大堂の中尊と伝える不動明王坐像が鎮座しているが、何故が撮るのを失念....多分、不動明王様の迫力ある忿怒の形相に竦んでしまったのだろう。

山門前に「十万不動明王 五大堂」と刻まれた石碑が立つ

山門から眺めた境内
 
宝形造瓦葺の本堂、約1000年前造営の五大堂の跡地に建つ

五大堂造営当時の中尊不動明王坐像(平安時代作)が鎮座

本堂近景....不動明王と書かれた赤い提灯が下がっている
 
境内社と鎮座する石造りの不動明王像

庫裡

境内....山門と手水舎

手水舎
コメント
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