
【中国・河南省・安陽市】商王武丁の王妃・婦好の墓は、殷墟の入口を入って左奥に位置する。
1976年に発掘された婦好墓は、盗掘されずに良好な状態で発見され、殉死者の骨や副葬品などが出土。 墓が宮殿区内にあることから、武丁の寵愛をかなり受けたようだ。
婦好は紀元前12世紀頃の武丁の三人の正妻の一人で、最も才能があり、戦の能力にも優れていて「女将軍」と呼ばれた。
入口の階段を下って地下の婦好墓に....発掘された状態のままで保存しているようだ。
墓穴の中の周囲には多くの副葬品が置かれ、婦好墓を見守るように墓上の四方に殉死者(多分奴隷では?)の骨が....。 婦好墓から発掘された副葬品の数が1928点というから、驚きだ。

宮殿区に造られた婦好墓..1976年発掘、左の建物が地下墓の入口


「婦好」は第22代帝「武丁」の王妃・婦好は女将軍と呼ばれ武人の服装をしている

婦好の墓は盗掘されていない状態で発見された


墓の周囲の壁には殉死した奴隷の骨が16体発見された

婦好の墓は南北5.6m、東西4m、深さ7.5m

発掘された副葬品..1928点の遺物が出土

発掘された副葬品..銅器


発掘された副葬品..酒器 酒器

発掘された副葬品..客器

発掘された副葬品..酒器
殷時代の銅製の酒器が素晴らしいですネ
日本では殷が一般的ですが中国では周と呼ばれるのが一般的