歴声庵

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鈴木眞哉著「戦国鉄砲・傭兵隊~天下人に逆らった紀州雑賀衆~」

2006年05月13日 23時24分32秒 | 読書
 先日に引き続いて今日も戦国時代の本の感想を書かせて頂きます、「紀州雑賀衆」や「雑賀孫一」と言った名称は私も知っていますが、それ以上の詳しい詳細は知らないので購入してみました。
 内容は紀州雑賀衆の発祥と躍進、根来衆や三好党との関係、雑賀衆と信長・秀吉との戦い等を丹念に描いてくれてるので、私のような雑賀衆についての基礎知識しか無いような者には為になる本だと思います。
 ただ雑賀衆の歴史的活躍については丹念に描いてくれているこの本ですが、何故雑賀衆があれだけ戦上手だったのかと言う描写については、殆ど説明がされていないので、軍事的な面からの雑賀衆の評価を期待していた私には肩透かしでした。
 ところで雑賀孫一って信長の家臣になっていたのですね、漠然と秀吉の紀州征伐の際に戦死していたと思っていたので驚きました。