久しぶりに戦国時代の本を2冊購入しましたので、まずは奇しくも「歴史群像」の今月号で紹介された、後北条氏末期の政略と戦略を描いた、この本の感想から書かせて頂きます。
内容は北条家が信長の死後から秀吉の討伐を受けるまでの政略と戦略を丹念に描き、北条家が関東制覇の「北条家の夢」にあと一歩まで迫っていたのを丹念に説明してくれています。
見所は秀吉と家康が激突した小牧・長久手の戦いと、北条家と佐竹・宇都宮連合軍が戦った沼尻の合戦をリンクさせて、あくまで関東制覇しか念願に無く小牧・長久手の戦いにもさほど注意を払ってなかった北条家と、家康と戦いつつもその背後の北条家を見ていた秀吉と言う対比が印象的でした。
多くの本で描かれている実際の秀吉の北条征伐は一切描かれず、そこに至るまでの北条家の政略・戦略を丹念に描いた重厚な内容だったのでお勧めです。
ちなみに個人的には、秀吉の関東への惣無事令の取次ぎ役に対して、従来の上杉景勝公から徳川家康に交代になったと言う説に対して、北関東の諸将に対しての取次ぎ役は景勝公が行い、北条家に対する取次ぎ役を家康が行なったと言う斎藤氏の説は斬新で、景勝公贔屓の私としては心から共感出来ました(^^;)
内容は北条家が信長の死後から秀吉の討伐を受けるまでの政略と戦略を丹念に描き、北条家が関東制覇の「北条家の夢」にあと一歩まで迫っていたのを丹念に説明してくれています。
見所は秀吉と家康が激突した小牧・長久手の戦いと、北条家と佐竹・宇都宮連合軍が戦った沼尻の合戦をリンクさせて、あくまで関東制覇しか念願に無く小牧・長久手の戦いにもさほど注意を払ってなかった北条家と、家康と戦いつつもその背後の北条家を見ていた秀吉と言う対比が印象的でした。
多くの本で描かれている実際の秀吉の北条征伐は一切描かれず、そこに至るまでの北条家の政略・戦略を丹念に描いた重厚な内容だったのでお勧めです。
ちなみに個人的には、秀吉の関東への惣無事令の取次ぎ役に対して、従来の上杉景勝公から徳川家康に交代になったと言う説に対して、北関東の諸将に対しての取次ぎ役は景勝公が行い、北条家に対する取次ぎ役を家康が行なったと言う斎藤氏の説は斬新で、景勝公贔屓の私としては心から共感出来ました(^^;)