先週のNHK囲碁講座(1/8)、残念ながら録画予約を忘れ見逃してしまいました。
今までは再放送があったと思いますが、現在はないんですね。
前期の「大竹美学の真髄、碁盤は広く使おう」は囲碁のよもやま話としては面白かったのですが、講座としては大雑把な感じで、戸惑った人も多いように思います。
今回の「自分流のススメ」はアマの陥りやすい弱点を、明快に解説され納得することも多い内容です。
ただ、見たときはナルホドと思うのですが、実戦になると忘れているんですね。(^_^;)
先週のNHK囲碁講座(1/8)、残念ながら録画予約を忘れ見逃してしまいました。
今までは再放送があったと思いますが、現在はないんですね。
前期の「大竹美学の真髄、碁盤は広く使おう」は囲碁のよもやま話としては面白かったのですが、講座としては大雑把な感じで、戸惑った人も多いように思います。
今回の「自分流のススメ」はアマの陥りやすい弱点を、明快に解説され納得することも多い内容です。
ただ、見たときはナルホドと思うのですが、実戦になると忘れているんですね。(^_^;)
※加藤正夫精局集「怒涛の譜」より譜の内容、コメントを順次記載していきます。
■大手合/S40(1965)/05/12
■白 加藤正夫 二段 : 黒 武宮正樹 初段
■結果:「白の加藤、2目勝ち」
■加藤18歳、入段直後の武宮14歳の公式戦初手合である。大手合は同門同士がぶつからない決まりだから、武宮は木谷九段の門下となる前だった。
■後年の自評・思い出
・後年、大模様で名を馳せるようになる武宮も黒1は三々。
・序盤、白の2子が持ち込みとなり:「このあたり、読みが平面的であり、単調だ」
・白、黒ともに元気いいが、打ち過ぎもある。
・棋譜は160手までしかない。低段の対局は記録係がつかず、消えてしまった棋譜が多い。
■コメント
・加藤二段(当時)、先輩として「負けられない」という意気込みが感じられます。
・武宮初段(当時)、結構地味な着手も見られます。
今日(1/8)は風鈴会の日、今回の講座の内容は「棋風」について。
テーマ図の回答内容により、タイプを戦闘派、バランス派、実利派の三つに分け、その特長と注意点を解説していただきました。
私のタイプは戦闘派とバランス派の中間くらいのようです。
大切なことは「ブレてはいけない」ということでしょうか。
この棋風、性格と因果関係があるのでしょうか。「深層心理に影響されている」と書いている方がいましたが、どうなんでしょう。
※加藤正夫精局集「怒涛の譜」より譜の内容、コメントを順次記載していきます。
■大手合/S39(1964)/04/15
■白 河合哲之 三段 : 先 加藤正夫 初段
・河合哲之(現五段、昭和11年1月6日生、東京都出身、プロ棋士河合菊二は実父、プロ棋士河合将史は実子。中央大学卒業後、プロに。学生碁界出身者は当時異例だった。
■結果:「黒の加藤、6目勝ち」中盤まで黒有望、後半ふらつくも逃げ切る。
■大手合はコミなし、同門同士の対戦はない決まり。
■後年の自評・思い出
・中盤の形勢:「優勢を一気に勝ち切れないのがまだ弱いところ」
・「第一着は当時大流行の三々。並んで対局していた佐藤(昌晴)くん、酒井(猛)くんも申し合わせてように第一着三々で、ある高段者に「分かっているのかねえ」と、冷やかされた記憶があります」
・「道場に帰って、木谷先生の前で並べるのですが、私も佐藤くんも同じように初めの形がなかなか思いだせない。先生に見ていただくというので、あがっていたのです」
■コメント
・当時は三々が流行のようで、坂田二十三世本因坊なども愛用していました。
・簡明策より、乱戦志向の一局。
■追記(1/6)
・河合哲之五段のご子息、河合将史五段には5~6年ほど前に私が所属する囲碁部の指導碁会にきていただきました。
おとなしくて誠実な人柄で、ていねいに私どものザル碁を指導していただきました。
昨日(1/3)、親しいメンバー7名で「初打ち碁会」を行いました。
月例会の雰囲気と異なり新年らしい和やかな対局で、上海に赴任しているO氏もしばらく振りで対局を楽しんでいました。
場所は近くの「E碁会所」。最近はめっきり客足が遠のき、席主も寂しいようです。
やはり「ネット対局」が増えた影響でしょうか。特に若い人達はその傾向が強いようです。
ネット対局は手軽で便利ですが、仲間同士での対面対局の楽しさには及ばないと思います。
昨日の「新春お好み囲碁対局」はコーラスグループ/ゴスペラーズ北山陽一と、大相撲の普天王関の対戦でした。実力は初段の少し手前くらいといっていました。
結果は武宮陽光五段がタイミングのいいところで助言し、普天王関が勝ちました。
一方の北山さん、梅沢由香里五段の応援むなしく敗れてしまいました。
しかしながら、両者とも随所に冴えた着手がみられ、好局といえるでしょう。
二人とも囲碁はゲームソフトで覚えたとのことですが、最近はそういう方が多いようです。
実際の碁盤、碁石での対局は少ないようで、最後に地を数える(整地)ときは武宮五段・梅沢五段に手伝ってもらっていました。これも今風ということでしょうか。
それにしても解説の武宮九段、応援の梅沢五段、武宮五段とも対戦者へのほめ方が上手で、対戦者も自然にその気になっていました。あの会話術はどんな世界でも通用すると思い、感心しました。
囲碁は勝負・芸であるとともに「エンターテイメント」でもあるんですね。
昨日、映画「男たちの大和」を見てきました。
もう戦後60年になりますが、今の平和な日本も「敗戦」とういう教訓の上に成り立っていることを忘れてはいけないと思います。
祖国への想い、組織への想い、家族への想い、友への想い、自己への想い、それぞれ時代・立場によって異なりますが、何が大切かを考えさせる作品でした。
本作品の監督、佐藤純彌氏は82年に『未完の対局』を作っているとのこと。レンタルで探してみようかなと思っています。
「敗戦からの教訓」。囲碁の上達も同様なことがいえますね。
利根川より
榛名山を望む
2006年の幕が開きました。
今年は戌年、私は年男で大きな区切の年となります。といってもこれまでの歩みを大転換するのも難しく、自然体で臨んでいこうと思っています。
◇ ◇ ◇
群馬県で行われていた元日恒例の「全日本実業団駅伝」の放送を見ていました。自宅近くで行われることもあり、毎年興味をもって見ています。さすがに全部は見ていられなかったのですが、前半と最後のゴールのところを見ました。
前半の特徴は好景気の自動車メーカーのチームが上位を占めていたことでしょうか。後半は順位を落としたものの、来年以降もこの傾向は続くように思います。
それとアフリカ勢などの助っ人が増えてきたこと。駅伝に限らずどの分野でも外人のへの依存が高くなっていますね。
最後は伝統のあるコニカミノルタ、中国電力が1位、2位で昨年と同じ結果となりました。
明日、明後日は箱根大学駅伝。こちらのレースもおもしろそうです。