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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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追憶:義父との対局

2012-12-29 22:27:12 | 囲碁

先日、義父(妻の父親)が旅立ちました。大正生まれですから天寿を全うしたと言えるでしょうか。

義父も囲碁との関わりは、結構ありました。
若い頃、囲碁にのめり込んでは仕事に影響すると控えていたようですが、還暦を過ぎた頃から「町内囲碁会」の役員や「小学校囲碁クラブ」の指導もしており、10年ほど前には三段の免状をもらったようです。
戦前の本因坊・秀哉や呉清源の話もしていましたね。

私とは30歳ほどの差がありますが、囲碁では同じよう道を歩んできたんですね。
ただ、対局したのは2~3回ほどしかありません。
どうも肉親や縁者とは気を使ってしまい、緊張感がイマイチなんですね。

一方、私の実父は10年ほど前に他界しましたが、やはり近所の仲間と碁を打っていたようです。
棋力は2~3級のようでしたが、私と打った記憶はありません。郷里が離れている事情もありましたが・・・。

肉親と言えども、世代が違うとなかなか打ち解けるのは容易ではありません。
特に激動の時代を生きてきた戦前・戦中派と、あまり苦労を知らない戦後派ではその落差は大きいですね。
その落差を埋める手段の一つとして「囲碁」は有効だと思います。

今思えば義父、実父ともに、もっと碁を打っておけばよかったと悔やんでいます。

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