東武鉄道の通勤型車両8000系は昭和38(1963)年11月にデビューし今月で50周年を迎えました。
↑8000系ファーストナンバー8101F(今年9月に廃車)と東武博物館所有の8111F
↑8111F(左)と8148F(昨年の東武ファンフェスタにて)
この8000系は約20年間に渡り712両製造され、国鉄・JR以外の私鉄では製造数ナンバー1です。このことから両数の多さと長年に渡る製造期間より、同時期の20年間に約3,000両以上が製造された国鉄103系電車になぞらえて「私鉄の103系」とも呼ばれます。
しかし近年は、後継車の10000系や30000系そして50000系が増備されて廃車が進んでいます。11月現在で90編成376両と約半減しています。
野田線では、今年4月に10000系が走り始め、6月には新型車両60000系が走り始めましたが、まだまだ8000系は主力車両として走っています。
↑野田線柏駅
↑野田線を走る8000系6両編成↓
東上線では、池袋~小川町間では8000系8両+2両の10両編成が3本走っています↓
↑池袋駅に姿を現す東上線8000系10両編成
また宇都宮線や越生線、東上線・小川町~寄居間では8000系4両編成がワンマン運転されています。
↑宇都宮線のワンマン8000系4両
↑東上線・小川町~東武竹沢間を走るワンマン8000系4両編成
亀戸線・大師線・佐野線・小泉線・桐生線では、ワンマン8000系2両が走っています。
そして東上線を走っていた8000系8両固定編成の前後3両を生かして(中間のサハ2両は廃車)、ワンマンタイプの800系と850系が登場し、佐野線・伊勢崎線館林~伊勢崎間を走っています。
↑東上線8両固定池袋寄り前3両から800系
↑後ろ3両から前パンが特徴的な850系
東武博物館では、平成25年11月1日(金)より企画展「東武鉄道8000系のあゆみ」を来年平成26年1月13日(月・祝)まで開催しています。
そして今年9月に廃車回送された8000系ファーストナンバー8101編成の車両一部も展示してあるそうです。
↑10年前、8000系40周年にときのヘッドマーク(昨年の東武ファンフェスタにて)
では。