群馬ケンミンのひとりごと2

群馬に住むケンミンが県内の出来事やイベント・鉄道旅行などを紹介しています。

慶長伏見地震

2016-07-29 09:22:00 | 大河ドラマ
NHK大河ドラマ「真田丸」は、前回7月24日(日)の放送は、第29回「異変」でした。

ドラマ最後の方で、慶長伏見地震(1596年)が発生しました。地震の規模はマグニチュード8だったそうです。秀吉が59歳の時でした。

この地震で、秀吉が最初に作った京都の伏見城「指月(しづき)城」は、完成からわずか2年で崩壊してしまい、すぐに埋められてしまいました。

幻の城と言われた指月城は、昨年(2015年)、マンション造成地の発掘調査で、金箔瓦などが出て、専門家を驚かせました。確かに指月城はあった!

↑幻の城「指月城」の最寄駅のJR奈良線・桃山駅。


また4月10日放送の14話「大阪」では天正地震(1586年)が発生(マグニチュード8)しました。

この時、家康軍(4万)を討とうとしていた秀吉軍(10万)は、戦いの前に天正地震が発生し、大垣城が倒壊して食糧が燃え、さらに長浜城も壊れて家老を失い、かなりの被害を受けました。一方、家康の地域では、地震の被害はほとんどなく、秀吉は、家康を討つことを断念しました。秀吉が49歳の時でした。

そして天正地震の10年後に、慶長伏見地震が発生してしまい、秀吉は、2度の大地震に翻弄されてしまいました。

慶長伏見地震から2年後(1598年)に、秀吉は病死(61歳)し、さらに2年後に「関ヶ原の戦い」が起こります。

もし、2度の大地震がなかったら秀吉は家康を討てたかもしれません。

こんなサイトを見つけました。

静岡文化芸術大学教授の磯田道史さんが、NHK「視点・論点」でも、地震について話していました。

では。