今日は鳥のお話。
(コハクチョウ/菅生沼)
ハクチョウの飛翔姿は美しいが、体重が12キロほどもあるので、飛び立つためには10メートルほどの水上滑走路が必要だ。
離水のために、水面を走るハクチョウ。
ワッセ、ワッセ・・・
(コハクチョウ/菅生沼)
ハクチョウに限らず、大型の水鳥類は、助走しないと飛び立てないというのが多い。
アビという水鳥の仲間は、水中を魚のようにスイスイと泳げるのだが、飛び立つためには水面を100mも助走しなければならない。
アビの足は、魚のヒレの役割を果たすようにと、極端にお尻寄りの位置についているため、陸上では立ち上がることさえ困難である。
(アビ目アビ科のオオハム/銚子)
この鳥は、誤って陸上に舞い降りたが最後、もう二度と飛び立つことが出来ない。
何かに適応するということは、同時に、他の何かを捨てるということでもある。
水上生活に便利なように、進化の究極を極めると、こうなるわけですね。(進化論)
陸上、海上を問わず、何かに特化した、動植物はありますね。
極端に特化しすぎて、滅亡した種もあるのかもわかりませんね。(自然淘汰説)
そういう目で自然を見ると、別の感慨もあったりして。ナンチャッテ。
鳥の話は、ブログネタが切れた時の、穴埋めです。