ボク「昼はカツカレーが食べたい」
カミさん「じゃあ外で食べましょ」
ディキャンプである。
早速、お気に入りのトンカツ屋に立ち寄ってから、見沼田んぼへ向かった。
見沼田んぼエリアは広く、いくつもの公園がある。
どこにしようかと走り回ってから、今日は見沼氷川公園に入った。
休日だから親子連れが多い。
まずは園内と氷川神社境内などを散策した。
野鳥はあまり見なかったが、コゲラ(小型のキツツキ)が可愛らしく撮れたのが収穫。
車に戻ってランチの準備。
レンジでアツアツにしたパックご飯に、お湯で温めたレトルトカレーとトンカツを載せれば出来上がり。
安直短なレシピだが旨かった。
食後はホットコーヒー、これで完璧。
食後の散歩。
公園の正面にこんな像が立っている。
パッと見て弘法大師だと思った。
しかし近づいて見ると様子が違う。
はりつけにされた罪人のようにも見える。
人間のような顔があって、脚も1本には見えないのに、像の正体は案山子(カカシ)らしい。
ここは「山田の中の一本足のカカシ・・・」という歌の作詞をした、武笠という人物の出身地だという。
それにしてもカカシの像を作るとは面白い。
武笠氏の業績をたたえるために本人の像を作るのではなく、ここが唱歌「案山子」の発祥の地であることを訴えるためにカカシの像を作った、ということらしい。
たまたま若いアベックがやってきた。
女「これ誰かしら?」
男「なんて読むの?」
女「知らない人ね・・・」
若い二人には「案山子」が読めなかった。
読めないだけでなく、歌もカカシも知らないのかもしれない。
こういう場面に遭遇すると自分のトシを自覚する。
その後は暖かい車内で、二人それぞれに持参したタブレットで、それぞれにゲームを楽しんだ。
お手軽なディキャンプだった。
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