仮面の告白『雲の上の虹』

この世の誉・不正・不道徳・破廉恥・権力者を追及し、無害なことも記録しつつ、雲の上の虹をめざす枕流亭の日記(日乘)

野田内閣:臨時国会早期幕引きか?その間に公明と連立か!?

2011年09月07日 | 破廉恥

  民主党は、臨時国会会期を短めにして、間をおいてからまた国会を開く案を考えているようだが、意図的な政治空白をつくろうという神経には驚く。

 その空白の間に、閣僚の瑕疵を隠し、公明党との連立を成し遂げるということか?と思われても仕方がない。

 いくら未曾有の危機の時とはいえ、野田氏も自身の政権の大義の主張をまったくに放棄するものといえる。

 さすが「保守政治家」だけあって、自身の保守に走っていないか?

 ところで、公〇党と組むということは民主党の支持団体との関係であり得る選択なのか?

 ・・・・・・そうか、国会議員の誰もが、そんな高尚な理想論など、とうに捨てていることを忘れていた。困窮する国民を観ることなくまたも国会は踊ることになるのか?

 民主党もすっかり「かつての自民党」だな。

 

 

“どじょう首相”大化け?公明に異常接近で「民公連立」着々

野田佳彦首相(54)は8日、東日本大震災と原発事故で苦しむ福島県を訪問し、佐藤雄平知事(63)と会談する。内閣の最優先課題である被災地復興に向け、現地の生の声を聞くためのものだが、年齢のわりに「老かい」とされる野田首相には別の狙いもあるとみられる。今回の福島訪問は、衆参ねじれを解消するため、公明党との連立・連携を視野に入れた行動ともいえるのだ。

 「なるべく早く入りたいと思います」

 野田首相は6日午前、首相官邸で記者団にこう語った。福島訪問では、東京電力福島第1原発から半径20キロ圏内の警戒区域の視察も検討している。実はこの視察、公明党への極めて巧みな秋波といえそう。

 内閣発足の前日(1日)、野田首相と公明党の山口那津男代表(59)の党首会談が国会内で行われた。終始和やかなムードだったこの席で、野田首相は同日の公明新聞のコラム「直言」が、「野田首相は早く被災地に赴け!」と訴えていたことを取り上げ、「ぜひ、早く行きたい」と語っていたのだ。

 いつも低姿勢を心がけ、年配者の話をよく聞き、アドバイスを受ければ即行動する。「爺殺し」と言われる野田首相の十八番である。公明党側の進言をいち早く受け入れた野田首相は、「当然、公明党の支持母体である創価学会も意識しているはずだ」(官邸周辺)という。

 これが影響したのか、山口氏は組閣直後の記者会見で、「いずれ信を問わざるを得ないが、今は被災地の復旧・復興が優先課題だ。第3次補正予算をつくるだけでなく、執行過程を見極める必要もある」と語り、菅内閣時代は自民党とともに強く求めていた早期解散・衆院選の主張をやや後退させた。

 昨年夏の参院選敗北以来、民主党は衆参ねじれで苦しんでいる。これを克服するため、野田首相は代表選の最中から「救国内閣を作るべきで(具体的には)連立だ。そうでないと政治は前進しない」と発言。就任直後も、子ども手当などに関する民主、自民、公明の3党合意について「最低限でも3党合意を順守する」と明言しているが、数字上は自公両党と大連立する必要はない。

 参院定数は242議席で、過半数は122議席。民主党(105議席)と公明党(19議席)が連立すれば124議席となり、簡単に衆参ねじれを克服できるのである。

 民主党ベテラン議員は「そもそも、民主、公明両党の多くの議員は、新進党時代に行動をともにしている。野田首相も山口氏も『同じ釜のメシを食った仲間』といえる。政策も、天と地ほど違うものはない。外国人参政権も、ともに推進派だ。『被災地の復興』『日本経済の再生』といった大義のために、連立・連携していくことは十分できるはずだ」という。

 現に、政権交代後の一昨年9月、当時の鳩山由紀夫首相と山口氏が会談した際には、「基本的に政策は似ている」という認識で一致。鳩山氏が協力を求めると、山口氏は「党の方向性と合って国民の理解があれば、協力はやぶさかではない」などと応じている。

 「史上最悪の宰相」という障害がなくなった現在、民主党が公明党を誘い込む絶好のテーマがある。定数是正と選挙制度改革である。

 最高裁大法廷は今年3月、1票の格差が最大2・30倍だった2009年の衆院選について、「憲法の要求する投票価値の平等に反する状態に至っていた」とし、選挙は違憲状態だったと判断した。

 次期衆院選までに、定数是正と選挙制度改革の問題を決着させなければならないのだ。

 政治評論家の浅川博忠氏は「公明党としては自民党との選挙協力を約10年続けてきたが、前回選挙で党代表までが落選し、『失うものが多かった』『自民党に利用された』という評価が高まりつつある。次の選挙では、みんなの党に第3党を奪われかねない心配もある。定数是正と選挙制度改革は党利党略が絡み、そう簡単ではないが、民主党が『一緒に検討しよう』というだけで、公明党は乗りやすくなる。次の選挙は自民党が勝ちそうなため、公明党もまだ両にらみだろうが、民主党としては、自民党と公明党にクサビを打ち込むだけでも成果は大きい」という。

 これと符合するのか、公明党の井上義久幹事長(64)は4日、公明新聞のインタビューで「(野田首相の)政権運営を厳しくチェックする」といい、こう続けている。

 「衆参両院の『1票の格差』の是正も喫緊の課題です。選挙制度についても一刻も早く、各党協議の場を設け、議論を始めなければなりません」

 山口氏も6日夜、BSフジの番組で「民意が正しく反映する、そういう選挙制度を目指すという大きな議論を行うべきだと思っている」といい、「テーマによって協議をして合意をつくる。この実績を積み上げることが、次の展開につながることになる」と語った。

 これらは、一種のメッセージではないのか。

 気になる動きも発覚した。民主党最大の支持組織である連合の古賀伸明会長と、公明党の山口代表が5日夜に都内で会談していたのだ。古賀氏は「さまざまな面で支援をお願いしたい」と述べ、野田首相の政権運営に協力を要請した。

 公明党関係者は「野田首相の謙虚な言動は、わが党の支持者、学会の方々も親しみを感じやすい。前首相のような傲慢でペテン師的な態度は絶対にダメだ。そもそも、小沢、鳩山、菅のトロイカは『学会批判』をした過去がある。野田首相はしていない。これは極めて大きい」という。

 「どじょう宰相」は、したたかに“大化け”を狙っている。

 

民主が“国会逃避”…問題閣僚を追及から守るため?

  野田佳彦首相の所信表明演説と、各党の代表質問などを行う臨時国会の会期をめぐり、与野党の駆け引きが激化している。政府・民主党は「13日召集、16日閉会」という4日間の日程を提。対する野党は、被災地復興もあり「会期は12月まで」と長期開催を要求している。政府・民主党が短期にこだわるのは、問題閣僚を国会論戦から守る思惑がありそうだ。

 「初めから大ゲンカだ。与野党協調しながら国会をつくっていくことに真っ向から反する。論外だ」

 自民党の逢沢一郎国対委員長は6日、記者団にこう吐き捨てた。

 政府・民主党側は、13日に野田首相の所信表明演説を行い、14日から16日を衆参両院本会議での各党代表質問に充て、いったん閉会。2011年度第3次補正予算案の国会提出に合わせて、10月に臨時国会を再び召集したい考え。

 これに対し、自民党は臨時国会を年内いっぱい開催して、26日から衆参両院で予算委員会を開くよう主張。公明党も予算委開催を要求している。

 みんなの党の江田憲司幹事長も6日、「国会の職責を放棄する宣言に等しく、憤りを禁じ得ない」と短期開催案に激怒し、通年国会にすべきとの認識を示している。

 会期を4日間とする表向きの理由として、民主党は今月下旬に予定されている野田首相の国連総会出席の準備などを挙げるが、本音は「問題閣僚、素人閣僚を国会での論戦から守りたいだけ」(自民党中堅議員)と見る向きがほとんどだ。

 13日召集の臨時国会で予算委員会を開いた場合、閣僚に対する官僚のレクチャーが完了していない可能性が高いため、「丁々発止のやりとりで醜態をさらす閣僚が続出しかねない」(民主党中堅議員)ためだ。

 野党のターゲットとなりそうな閣僚は多い。

 首相自身、外国人献金問題を抱えているうえ、「安全保障は素人」と発言した一川保夫防衛相には、自民党の石破茂政調会長が「解任に値する」と激怒している。ほかにも、マルチ商法業界団体とのつながりを指摘される山岡賢次国家公安委員長など、追及材料はめじろ押しだ=別表

 強引に会期を短くすれば、野田首相の低姿勢が疑われて、野党が硬化するのは必至。逆に長くすれば問題閣僚が炎上する。野田政権はどう判断するのか。


小宮山厚労相:タバコ増税は健康対策!

2011年09月07日 | 日記

  小宮山氏が健康対策としてのタバコ増税を発表した。さっそく所管は財務省だと反論された財務大臣。ような健康対策でタバコ増税を財務省にはたらきかける、といえばよかっただけのことではないか?

 嫌煙派としてはタバコ増税は大いに結構だ。

 副流煙をまき散らし、他人の迷惑をかえりみない喫煙行為になんらの大義はない、と思っている。

 ところで、放射能がだめならタバコもダメだという論議にはならないのなぜだろう?

 タバコを吸うのは個人だが副流煙を吸わされるのはその他複数の方だ。放射能問題を質的な差異はあるが、たとえば癌の発生率の増加ではタバコの方が影響が大きいという指摘がある。

 

  さて、小宮山氏の根回しのできない政治的手法が稚拙だから閣内不一致と非難されるのだろうが、安住氏も肝っ玉が小さすぎないか?

 すでに縦割り行政に乗ってしまっているわけだから!これでは財務省の利益に立って行動するのだろうとしか思えない、つまり、増税だな。嗜好品には今以上の増税は構わないと貧乏人は思うのだが消費税総勢はごめんだ。

 

 安住氏の「小宮山先生はたばこ嫌いなんですよね」発言、ケツの穴が小さい!

同じ内閣にいてなぁ!

 

 

財務相「小宮山先生はたばこ嫌いなんですよね」

読売新聞 9月7日(水)8時47分配信

 小宮山厚生労働相が5日の記者会見で、たばこ税を増税し、1箱あたり700円程度とすべきだとの考えを表明したことが波紋を広げている。

 藤村官房長官は6日の記者会見で「個人的な思いを述べられたものだ」と述べ、政府方針ではないとの見解を強調。安住財務相も「ご高説は承っておく。(たばこ税の)所管は私だ。小宮山先生はたばこ嫌いなんですよね」とけん制した。

 小宮山氏は6日の記者会見で「(厚労省は)700円に上げると決める省ではない」とトーンダウンしたものの、「個人的意見というよりは厚労省を代表して申し述べた意見だ」とこだわりをにじませた。

 新政権発足早々の「閣内不一致」ぶりに、野党からは「閣僚の言葉が軽い民主党政権の未熟さが早くも露呈した」(自民党幹部)との指摘も出ている。