仮面の告白『雲の上の虹』

この世の誉・不正・不道徳・破廉恥・権力者を追及し、無害なことも記録しつつ、雲の上の虹をめざす枕流亭の日記(日乘)

野田内閣:それでもサプライズだろう!

2011年09月02日 | 日記

 内閣のたらいまわしを批判していた党が、みずからはそれを平気でやるだけでも十分サプライズだが、毎日新聞の感覚はそうではないらしい。サプライズがあればいいというものでもないので、それはどうでもいいが。

  Y岡氏やR舫氏が入閣したのは笑わせる人事ではないか!

  野田氏のバランス感覚はまるで自民党のバランス人事であって、やはり挙党態勢・一致をするには自民党に学ぶしかないということか?!

  例によって予言してみよう。(まぁ拙は保守再編派なので、時代が政界再編に向かうことを願いつつ予想することになるが)まず、スキャンダルが出てくるのは2人、2カ月以内だな。政権行き詰まりは年内の予算の概算要求あたりからだな。誰でもいえることか!

  

 

 

<野田新内閣>サプライズない手堅い布陣

 閣僚の陣容が2日午前固まり、野田佳彦新首相が率いる内閣が始動する。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故の発生からまもなく半年。復興に加え、円高対策や財政再建など課題は山積する。政権交代後、国民の信頼に応えているとは言い難い民主党。同日夕、首相として初めての記者会見に臨む野田新首相は、サプライズのない手堅い布陣で難局に挑む。


午前9時、菅直人首相が約150人の職員の拍手の中、にこやかに首相官邸を出て行ったのと入れ替わるように、午前10時前、官邸に入った野田新首相は、報道陣の問いかけにもほとんど答えず、硬い表情のままだった。

 その後、再任の鹿野道彦農相や環境相も兼務する細野豪志原発事故担当相から、閣僚たちが次々と官邸入り。午前11時に会見した藤村修新官房長官は野田新首相の代表選でのどじょう演説を受けて「泥にまみれて、汗にまみれて政治を前進させていく」と語った。

 厚生労働相として初入閣する小宮山洋子氏は、午前11時すぎ衆院第1議員会館の自室で官邸からの呼び込みの電話を受けた。小宮山氏は薄い藤色のスーツ姿で「昨夜、野田新首相から電話を受けた。『ここでしっかりやらないと、政権はぎりぎりになってしまうので何でもやります』と答えました」と決意を語った。

 新内閣の顔ぶれについて、代表選で前原誠司政調会長を支持した当選1回の稲富修二氏(福岡2区)は「実績や経験から岡田(克也)前幹事長が入閣しなかったのは意外」と驚きながらも、「挙党一致にふさわしく、各グループのバランスが取れた人事。地味かもしれないが、みんなで仕事をしようという気持ちになる」と評価。ただ、「この内閣で実績を残せなければ次はない」と危機感もにじませた。

 一方、自民党の平沢勝栄衆院議員(東京17区)は「政治家は、役人や国民に『この人なら何かやってくれそうだ』という期待感や安心感を抱かせないといけないのに、それを感じさせてくれる人が見当たらない。論功行賞が優先された軽量内閣といえ、つなぎの暫定内閣になるのではないか。これでは、今の国難に対処できないだろう」と話す。

 同党の菅原一秀衆院議員(比例東京)は「パンチがない」と一蹴。「中堅議員を起用して実務派をそろえたように見えるが、大臣経験がない人も多く、荷が重いのではと不安だ。特に財務や外務などの要職の顔ぶれはその道のエキスパートといえるか疑問」と指摘した。



民主:新代表に野田氏 河村・名古屋市長「増税なら戦う」

 野田氏の新代表選出について、名古屋市の河村たかし市長は「野田氏とは旧日本新党時代からのつきあいで仲良しだが、増税はいかん。増税を進めるなら徹底的に戦う」と語った。その上で「税金を払っている庶民の苦しみを解決する庶民革命が必要だ。財源・財政の自立もついた地域主権も打ち出してほしい」と注文を付けた。

 国に円高対策を求め続けている愛知県の大村秀章知事は「2日間の代表選で国民に民主党政権が何を目指すのかが伝わったか疑問だ」と指摘。野田氏には「震災復興と第3次補正、円高・デフレ対策をどうするのか、国民に分かりやすく伝えてもらいたい」と要望した。野田氏自身については「同世代でまじめな方」と好意的で、「300議席の与党がバラバラでは国会運営できない。与党がまとまって国民の期待に応えてほしい」と述べた。【加藤潔】