仮面の告白『雲の上の虹』

この世の誉・不正・不道徳・破廉恥・権力者を追及し、無害なことも記録しつつ、雲の上の虹をめざす枕流亭の日記(日乘)

黒木華の演技がうまい件

2016年04月28日 | 日記

 女優黒木華は演技がうまい。かなり前からそのような評価はあったのだが、やはりうまい。

 例えばもっか放送中のドラマ「重版出来」における『真面目なコミカルぶり』もいい。

 一説に昭和の面影を持つとの評価もあるようだが、何を以って『昭和」なのかはおのおので違うのだろうか?

 そこで、実はサザエさんの妹のワカメちゃんが大人になったら、そのような感じかなとも思えるなぁ・・・・・というのが拙の感じ。


 


アエラ記事の「公立学校知らず」  だから「アエラ」なんだよ!

2016年04月09日 | 愚か者

  雑誌アエラの以下の記事が笑える。

  内容は全員の意見ではないだろうに。

  確かに公立教育機関が「化石」的な面があるのは事実なのであろう。

  はっきり言っておこう、先端技術に長けた人間もいるがその逆もいるの実態だろう。

  教育機関は平等の原則からアナログ派に合わせるしかないのだ。すべてのパターンに合わせていたら「予算無し、人も無し」が現実なのだ。

  モンスターやプロペラペアレントの時代に学校などはまったくのブラック業界であろうに。

  一部の高い志の人間が教育界の崩壊をかろうじて防いでいることを「アエラ」や文科省は観もしないのだろう!

  このままいけば教育界は「ブラックホール業界」になるだろうよ、なぜなら文句や異議申し立てが吐き出せないらしいからな。 

 

 

 

まるで伝書鳩? 幼稚園・学校のアナログさに保護者が悲鳴〈AERA〉

日常に潜む様々な「ムダ」は人を苛立たせる。デジタル化の波に乗り遅れた「化石」のような幼稚園や学校も、働く保護者に無駄な労力を課す存在のひとつだ。

 東京都内のPR会社で働く男性(33)は約2カ月に1度、息子の写真のために仕事を休んでいる。

 息子の通う幼稚園では、行事などで撮影した写真が平日の10日間、午前11時まで張り出され、数百枚が長い廊下の両側に広がる。丁寧に見ていかないと見逃すし、首や腰も痛くなるほどだ。

 幼稚園までは歩くと30分の距離。体が弱い妻に行かせるわけにもいかず、男性が犠牲になる。おまけに1枚150円で現金をちょうど用意しなければならない。初めてのときは小銭が足りなくて、いらない写真を3枚も買うはめになった。

 男性は、仕事の関係でインターネット写真販売サービスの存在を知った。「スナップスナップ」というそのサービスは、スマホで、通勤途中や昼休みなどの隙間時間に写真を見て購入できるし、カード決済なので小銭を用意しなくていい。しかも園側の金銭的負担はなく、写真の値段も同程度だという。

 男性は、息子の通う幼稚園でも導入をお願いしたが、聞いてもらえなかった。

「デジタルの時代にどうしてこんな労力がかかることを続けているのか、理解できない」

 アナログなのは写真だけではない。月謝や給食費、教材費などをそれぞれ費目ごとにぴったりの額を封筒に入れ、子どもに持たせる決まりだ。保護者会で口座引き落としを提案したが、通らなかった。

 神奈川県の公立小学校に1年生の息子を通わせている30代後半の会社員の女性も、学校のアナログぶりに悩まされている。

 休むときは、連絡帳にその旨を書いて友だちに預けるのだ。子どもが病気になるとただでさえ、病院を予約したり仕事の調整をしたりで朝はあわただしいのに、友だちの登校時間に合わせて連絡帳を預けに行かなければならない。2月に息子がインフルエンザにかかったときもそうだった。しかも、子どもを親にみてもらえたのでたっぷり残業したかったが、連絡帳を友だちの家に取りに行くため午後8時には帰宅した。この現代に「伝書鳩」のようだ。

「欠席の連絡を電話で受けるのは学校側が負担だというのは理解できます。でもせめて、メールで受けてもらえないものか」

(アエラ編集部)


乙武氏の弁明を快く理解することに内在する差別意識よ気持ち悪さ

2016年04月06日 | 日記

 乙武氏の誕生パーティに出た方のコメントを聞いていて、その人格的な高さにいささか鼻白んだのは拙だけだろうか?奥さんのコメントも立派すぎてね、いあやーなんていい人たちばかりなんだろうと感動しました。

 でもこの人達に偽善者を見てしまうせこい拙でした。加藤氏のコメントやオリジのコメントがしっくりきたなだ。

 結局、乙武氏は「障碍者ビジネス」のなんだなと。

 その周辺の人も、有名人で金持ちに群がっているようにしか見えんのだよな。なんてせこい拙だろう!

 一人の人間として言う、乙武氏はゲスだよ!

 こんな『強い勝ち組の障碍者』に何がわかるものか!結局、どうでもいい性事家にしかなれんよ!

 乙武氏を本気で政治家にしようとしている奴こそ差別者ではないのか?

 

 

加藤浩次、乙武氏ばっさり「だったら奥さんを裏切れないでしょ」

不倫が報じられ今夏の参院選出馬を断念した作家、乙武洋匡氏(40)が5日、東京都内のホテルで自身の誕生パーティーを開催した。6日放送の日本テレビ系情報番組「スッキリ!!」(月〜金曜前8・0)で総合司会の加藤浩次(46)は「だったら奥さんを裏切れないでしょ」とばっさり。一方の評論家でコメンテーターの宮崎哲弥氏(53)は「雰囲気は政治家のパーティー」と印象を語った。

 関係者によると、不倫騒動後初めて“公の場”に登場した乙武氏は、「今回の騒動は、すべて自分が悪い」と壇上で、神妙な表情でつぶやき、「自分の不徳の致すところ。自分は奥さんに支えられている」と謝罪。さらに妻の仁美さんも登壇し、「もう次はない」と夫を戒める言葉もあったという。

 加藤は乙武氏の発言した「家にいれば障害者。無力の存在ということをつきつけられ、自分が本当にみじめだった」という言葉を紹介しながら、「だったら奥さんにいっぱい世話になっているわけじゃん。子供3人いるわけじゃん。だったらその奥さんを裏切れないでしょ」と持論を展開した。

 宮崎氏は「会合の雰囲気、しつらえとか、そいういうもの全体を考えると政治家のパーティーです」と印象を語り、「奥様のスピーチも過去事例を照らし合わせると、政治家の旦那がなにか不貞行為を行ったときの釈明に非常に似ていると思う」と分析。今夏の参院選出馬を断念はしたが、「もともと出馬に弾みをつけるパーティーだったはずなんですけど、自民党も『無理だ』と出馬を断念ということなので。今回は無理かもしれないけど、この方は政治家を目指されるんだろうなという気がする」と述べ、「ここでこの問題に区切りをつけておいて、次の人生のありかたを考えていくということだろう」と推測した。

 

乙武氏、5日の誕生会は“かん口令”「一切口外するな」と言われた 2016年4月6日18時3分  スポーツ報知

 

 週刊誌で5人の女性との不倫を報じられ、事実を認めた作家・乙武洋匡(ひろただ)氏(40)が、5日に開催した誕生会で、出席者らにかん口令を敷いていたことが6日、明らかになった。出席した脳学者の茂木健一郎氏(53)が、自身のブログで「一切口外するな」と言われたことを明かした。

 「乙武洋匡を囲む会」と題された誕生会は、都内のホテルで、報道陣に非公開で行われた。乙武氏は、涙ながらに不倫騒動について謝罪したとみられるが、終了後、無言で会場を後にする出席者が多く、会見も行わなかった。

 茂木氏はブログで、かん口令はパーティーの冒頭で発せられたといい「ぼくは、そこで起こったことは一切しゃべりません」とつづった。会の発起人の一人だった社会学者の古市憲寿氏(31)もツイッターで「約束なので細かいことは話せない」と記した。

 乙武氏の対応について、元衆議院議員でタレントの東国原英夫(58)は、この日、出演したテレビ番組で「乙武さんは記者会見をすべき。(誕生会で)家族を出したということは政治を意識されていると思う」などとアドバイスした。所属事務所によると、乙武氏の今後の予定は白紙だという。

 

 

宮崎哲弥氏、乙武氏40歳誕生パーティーは「政治家のものに類似」2016年4月6日10時56分  スポーツ報知

 評論家でコメンテーターの宮崎哲弥氏(53)が6日、日本テレビ系「スッキリ!!」(月~金曜・前8時)に出演。作家・乙武洋匡(ひろただ)氏が5日、都内のホテルで40歳の誕生日を祝うパーティーを行った際に、妻・仁美さんも出席者へあいさつしたことを受けて、政治家のパーティーに似ていると分析した。

 共演陣のタレント大沢あかね(30)は、立場のある方の不倫は…。としながらも「潔かった、ここからどう信頼を取り戻していくか」と前向きコメント。MCの加藤浩次(46)やサブMCのハリセンボン・近藤春菜(33)は、絶賛の声が相次いだ出席者への挨拶を行った仁美さんの会場の雰囲気を読んだ挨拶に「奥さんが一回り大きく見えますね」などと評価した。

 しかし、宮崎氏は「雰囲気や、しつらえが政治家のパーティー」に類似していると分析。また、過去の政治家の事例を見て、夫人の挨拶も「政治家の妻の釈明に非常に似ていた」バッサリ。「ここでこの問題に区切りをつけておいて、次を考えていくのだろうと思う」と、今後は、政治家を目指すのではと語った。

 乙武氏は、先月24日に「週刊新潮」で不倫を報じられ、自身も事実を認め5日、都内のホテルで40歳の誕生日を祝うパーティーを開催した。一連の騒動後、公の場に姿を見せたのは初めて。多くの著名人を含む約500人の関係者に「障害を乗り越えられなかった。家庭から逃げてしまった」などと涙目で心境を告白。一連の騒動について謝罪したという。今夏の参院選出馬を断念し「人生の後半戦をスタートする」と再起を誓った乙武氏だったが、今後の活動について具体的な言及はなかった。

 
 

柏市立花野井小学校・同風早北部小学校、 HPの様子

2016年04月05日 | 日記

 新年度になったが、あの児童虐待事件を起こした柏市立花野井小学校のHPはどうなったか?

 視てみると一時消えていたがリニューアルされていた。しかし、そこにはなんらの保護者が欲しいような情報はなかった。

 歯の浮くような建前の目標があったが、事件の反省は無し。あさい校長も反省無しということだな。

 まぁ、これでは更新もできないだろう!

 

 さて、当該女性教師Tが異動した風早北部小のHPはとみると、今日現在、これが全くの更新なし。きっと着任式とかはスルーしてもよいだろう時期まで更新しないつもりなのだろう?

 柏市教育委員会を始め、本当に責任は感じてはいないようだ?!

  

 

           「事故0 ごみ0 いじめ0 笑顔と挨拶いっぱい」

   事故0といじめ0はなんだか虚しくないかい?

  


山尾志桜里議員:その言動の在り方を下衆といひ!

2016年04月05日 | 卑怯

 この手の言動を恥ずかしげもなくできるところは、天晴れ!元検事でみんしん党政調会長!でも自分の不正には口を閉じ、まったく語らず、間もなく会見とかいっていて・・・・・・。本当にあなたは他人を追及する権利をお持ちと思うか?

 そう思える心の在り方を下衆というのだ。宮崎氏や乙武氏はゲス不倫だったが、山尾氏はゲス口上の議員ということになるか?

 政権を取るには自民党より圧倒的に誠実であることが求められているのではないのか?


 ずぶとさも身につけている山桜   雲介



民進・山尾志桜里氏、安倍首相に「逃げるな」…でも自身の疑惑にはダンマリ 「逃げてるのは自分じゃないか」とやじも

 民進党の山尾志桜里政調会長が5日の衆院本会議で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の承認案と関連法案に関する質疑に立った。同党が提出した安全保障関連法の対案の審議に関し、安倍晋三首相に威勢良く「逃げるな」と攻め立てた山尾氏。だが、自身に浮上している「政治とカネ」の問題については、発覚から1週間近くたったこの日もダンマリを決め込んだ。

 山尾氏は本会議で「私たちは政権を担うことのできる新たな政党となるため、民進党として新たな一歩を踏み出した」と宣言。安保関連法の対案について首相に「なぜ審議から逃げるのか」と迫った。自民党が平成24年の衆院選の公約に基づき「TPPへの交渉参加に反対」とのポスターを掲示したことを「首相のウソ」とも断じ、「国民に真摯に向き合って」と求めた。

 これに対し、首相は「新しく政調会長となった山尾氏のご活躍を期待している」とエールを送った。

 激しく首相に迫った山尾氏だが、24年の政治資金収支報告書で個人からの寄付の上限額を超えた額を記載したことや、230万円分のガソリン代を計上したことが問題視されている。説明を回避し続ける山尾氏の質問中には「逃げているのは自分じゃないか!」「説明責任を果してから言ってくれ!」との激しいやじが飛んだ。

 山尾氏は今週中に記者会見で詳細を説明する予定だが、本会議後は記者団に「近々説明するので、少しお待ちください」と述べるにとどまり、真摯に向き合うことはなかった。




山尾志桜里議員:その胡散臭さはどこかの裁判中の元県議並み!?   追記1

2016年04月02日 | 愚か者

 元子役で、検事のみんしん党のエース?と呼ばれている山尾氏に、どこぞの元県議並みの政治資金問題が「週刊新潮」に報道され、第2段の情報も上がってきている。

 その内容は、あの元兵庫県議の錬金術とさほど変わりがないように思える。

 山尾氏は早々に会見を開くべきだ。

 しかし、この報道が仮に、それほどのものではなかった場合でも、氏のエース登板はしばらくはなくなる。

 自民党をエラそうに責めている場合ではない。


 しかし、最近の週刊誌の報道合戦は実に興味深い!

  そうなうると、毎日新聞のようなよいしょ記事が今となっては滑稽でしかない!

 

 追記1:ネットをみると「山尾氏」と自民党の「稲田氏」の対決構図のようなまさに滑稽なブログなども散見するが、このようなブログを上げた方は自身の先見のなさを自省された方がいいな。

 「田中角栄」の復権を見ているとやはり、政治家は結果責任だからね。


    山尾氏を「しおりん」と呼ぶ軽薄氏!  雲佐


               元子役なだけにどう処理するかな?


民進・山尾政調会長“ガソリン代疑惑”で新事実 13、14年にもプリカ入金70回

 民進党の「若手エース」と期待された山尾志桜里政調会長(41)を直撃した“ガソリン代疑惑”で、新たな事実が分かった。ガソリン代が「地球5周分を走った計算になる」と指摘された2012年だけでなく、山尾氏が支部長を務める政党支部では、13年と14年にも、ガソリンのプリペイドカード(ガソリンプリカ)の入金がそれぞれ35回行われていた。永田町では、疑惑の解明に重大な関心が寄せられている。

「エースと言われた山尾氏に疑惑が発生している。『調査をして報告をする』ということなので、これからの推移を見守っていきたい」

 おおさか維新の会の馬場伸幸幹事長は1日の代議士会で、山尾氏をめぐる疑惑について、こう語った。

 週刊新潮が報じた山尾氏の政治資金問題で、永田町が最も注目しているのがガソリン代疑惑だ。

 山尾氏が支部長を務める「民主党愛知県第7区総支部」の12年の政治資金収支報告書を見ると、約230万円分にもおよぶ多額のガソリン代が計上されていた。そして、このうち105回、210万円分が「ガソリンプリカ入金」として処理されていたのだ。

 夕刊フジで、第7区総支部の13年と14年の収支報告書を確認すると、「ガソリンプリカ入金」という記述が35回ずつあった。計140万円になる。ガソリンプリカに入金しながら、別に「ガソリン代」という記載も複数あった。

 ガソリンプリカは身分証明書なく購入できるため、1人で何枚も持つことが可能だ。利用約款では第三者への譲渡は禁じられているが、所有者を確認することはない。今回の疑惑との関係は不明だが、愛知県内の金券ショップでは、ガソリンプリカの買い取りも販売もしている。

 一体、この不可解な入金は何なのか。

 民進党の岡田克也代表は「きちんと調査をして、あまり時間をかけずに説明することが求められている」と3月31日に注文をつけた。

 民主党時代の盟友である井戸正枝元衆院議員は1日付のブログで、「230万円の支出は少ない額ではないから、事務所の経営者たる政治家本人の決済なく支出していたとは考え難いから、内容を精査した上で、早めに対処し、今までの政治家の『違い』を見せてほしい」と“エール”を送った。

 山尾氏自身は3月31日、国会内で「まずは確認したいと思います」と記者団に話したのを最後に、ブログやツイッターでも発信していない。

 日刊スポーツの報道(2日)では、山尾氏が取り仕切る待機児童対策本部が4日に予定していた会合が1日、急きょ中止されたという。

 

「声なき声」背負い闘う 民進党政調会長に就任、山尾志桜里衆院議員

27日に結成した民進党で、注目の的は政調会長に就任した山尾志桜里(しおり)衆院議員だ。まだ2期目、41歳の若さながら、待機児童問題では安倍晋三首相を厳しく追及し、知名度は急上昇している。その素顔とは?【江畑佳明

 

 結党大会の翌日、衆院議員会館で民進党のイメージカラーであるブルーのジャケット姿の山尾さんと会った。記者が過去の雑誌記事のコピーを卓上に置くと、「見つかっちゃいましたか。動揺させて切り込むなんて、ズルいなあ!」と照れ笑いした。

 11歳。名作ミュージカル「アニー」の初代主役に選ばれた時のインタビュー記事である。きりっとした二重の瞳に、腕組み姿の少女がいた。さらに「IQ(知能指数)230」「フロイトの本が面白い」と、大人を驚かす発言も。そして今、本人は「そういうところばかりピックアップされて……」と困惑するばかりだった。

 ステージでスポットライトを浴びた山尾さんは東大法学部を卒業後、司法試験に合格し検察官の道へ。2009年の衆院選で初当選した。一体どのような政治スタンスなのだろう。

 その答えは、結党大会後に記者団に囲まれた山尾さんが発した言葉の中にあった。「国民の声を聞いて、国民の言葉で語っていく。それが私に課せられた役割」

 でも国民は甘くない。共同通信が26、27日に実施した全国電話世論調査では、民進党に「期待しない」が67・8%で、「期待する」の26・1%を大きく上回った。

 「嵐の船出では?」と水を向けると、山尾さんは「『期待する』が25%以上もあり、船出としてはありがたい数字。実は民進党は政府与党への対案が幾つもあり、それを伝えたい」と意に介さない。

 取材中、山尾さんが何度も繰り返す言葉があった。それはやはり「国民の言葉で」「国民に寄り添う」。その言葉通りに行動すれば、安倍首相と対峙(たいじ)せざるを得なくなるのは自然なのかもしれない。

 今年に入り、国会で安倍首相と論戦、その名を全国区に押し上げた。1月13日の衆院予算委員会では、首相がアベノミクスの成果を強調するために「妻が景気がよくなっていくからと働き始めたら(月に)25万円」と発言したことに、「感覚が(庶民と)ずれている」と批判した。すると首相は「本質を見ない枝葉末節の議論だ」「こんなことでは民主党の支持率は上がらないと心配になる」と反論。山尾さんは「支持率のことは心配していただかなくて結構です!」とぴしゃりと言い返した。

 2月29日の衆院予算委では「保育園落ちた日本死ね!!!」と訴えた匿名ブログを取り上げた。山尾さんが「(ブログは)社会が抱える問題を浮き彫りにしている」と問うと、首相は「本当に起こっているか確認しようがない」と正面から取り合わなかった。

 このやり取りを山尾さんはこう振り返る。「衝撃的な安倍首相の態度でした。なぜ『申し訳ない』という気持ちにならないのかなあ、と。私自身は『同じママなのに、政府に苦しみを伝え切れなくてごめんなさい』という気持ちが大きかったのに……」

 我が子を保育園に入れられなかったママたちは、野党の山尾さんの元へ駆け寄った。保育制度充実を求める署名は瞬く間に2万7000人以上になった。元保育士からの手紙には「誇りを持ち20年間保育士を務めたけれど、給料が低く、体も壊してしまった」と記されていた。永田町にいるだけでは決して耳に入らない「声なき声」を山尾さんは聞いた。

 政府も動き、28日に緊急対策を発表。親に急用が入った場合などの「一時預かり保育」で、入所が決まっていない子どもの定期利用を可能にしたり、保育所の受け入れ人員を拡大したりする内容だ。

 だが山尾さんは「かける新規予算はゼロ。お金は出さず、保育の質を落とし、対策を打ったふりをしている。全く不十分で的外れの対策」と痛烈に批判する。民進党(当時は民主党)は、保育士の給与を月額5万円引き上げることを提案した。「政府与党もこの案に向き合ってほしい。5万円上げれば職場に戻ってくる保育士さんは多いはず。そうなれば保育の質の改善にもつながる」

格差、貧困…「社会の根っこ変えなきゃ」

 華麗な経歴、そして今の注目度から苦労知らずの人生を送っていると見えるが、「順風満帆ではないですよ。挫折も経験しました」と言う。司法試験突破には7年を費やした。アルバイトをしながら六法全書と向き合った日々。「どよーんとした時代でしたね」。苦労して検事になったが、約4年で辞し、民主党愛知県連の衆院選候補の公募に応じた。落下傘候補として入った地元の会合では、年配の男性から「コンパニオンが来た」と言われたこともある。

 政治信念は、検事の目で社会の不条理を見たことに基づく。「冬は屋根のある刑務所で過ごしたい」と万引きをしてわざと逮捕されたホームレスの高齢男性、河原で女性に暴力を振るって死亡させた少年たち。有罪判決になっても、むなしさを感じ、ある思いを抱いた。貧困問題や非行に走った子どものケアといった「社会の根っこ」の問題を解決しなければならない、と。

 12年12月の衆院選では落選。「浪人中」に「ママフェスト」という女性・子ども対策を掲げ、さらにママ友たちにこんな約束をした。「私、安倍首相に対して『厄介な声』を出し続けるからね。改憲に突き進むこの道は、子どもたちには絶対に歩かせない」

 政治信念は明確になった。「安倍さんは『自分のやりたいことをする』政治だと思う。でも、政治がすべきことは国民が教えてくれるのです。私はその声を聞き、寄り添うことを目指します」

 政調会長としては早速、正念場を迎える。来月の北海道5区、京都3区の衆院補選。これからは家族との時間が制約されるのは避けられない。5歳になる一人息子にはどう伝えたのか、と尋ねた。この時ばかりはこれまでの歯切れの良さはなく、「うーん」と約20秒間天を仰いだ。

 母は幼子にこう語り掛けたという。「あなたが一番大事だけど、お母さんは他の子どもたちのためにも頑張りたいんだ。そのお仕事が増えるけれども、いいかな?」。すぐに「いいよ!」と息子。それからはテレビのニュースに映る母の姿を見ると「こっちにも、こっちにも出てる!」とはしゃいでいるという。そう語る山尾さんの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。

 「アニー」は1930年代の米国が舞台で、孤児院で暮らす少女が大富豪の男性と知り合い、生活を一変させる物語。「明日は幸せ」と歌うアニーを演じた少女は約30年後、政治家として格差や貧困と向き合っている。不思議な巡り合わせを感じつつ、こう誓っている。

 「どんな時代でも、どんな境遇で生まれても、子どもが未来を切り開いていける環境にしなければならない。たとえアニーのような幸運がなくてもね」