大河ドラマをここ数年最後まで観ることができなかった。ホームドラマに堕していたからだ。それに比べ今年の「平清盛」は素直に面白い。毎回楽しみしている。当初「王家」という言葉にとまどったことを除けばだ。
視聴率批判は要は歴史があまり好きではない者たちが己の教養のなさを棚に上げているだけだ。
確かに日本人は清盛は好きではないかもしれない。それはそうだ、清盛以後の武家の中心は源氏なのだから平家をよくいう訳がなかった。
しかし、武家の時代を先駆けたのは清盛であることに違いあるまい。
ホームドラマを目指す必要はない時代劇(中世)の財産としてNHKはガンバレ!
ポストの記事を書いた方はおよそ素人か?
常盤御前
トップは崇徳上皇、歴史的にはきわめて興味深い方である。
「平清盛」視聴率低迷で心痛める松ケンに「落ち込むな」の声出る
NEWS ポストセブン 4月29日(日)16時5分配信
4月22日のNHK大河ドラマ「平清盛」の視聴率が、関東地区で今季ワーストタイの11.3%(関西地区は12.0%)を記録したそうです。
そういえば、朝日新聞でも「『平清盛』低迷の理由は? 視聴率歴代最低レベル」という見出しを打ち、大きな記事でとり上げていました。
「平安時代のほこりっぽさを表現しようと穀物の粉を空間にまいた」というNHKの演出に、兵庫県知事が「画面が汚い」と発言し話題になったこと等をあげ、「視聴者から同様の意見が寄せられている」と記事は書いています。
それほど視聴率が「ひどい」となれば、退屈で見るのをやめていた大河を、あらためて見たくなるのがへそ曲がりの常。で、何度かチャンネルをあわせてみた……。
なかなか最後まで見ることができない。冗漫で、展開が遅く、筋もごちゃごちゃしてわかりにくい。何度見ても、「ざんばら髪の松ケンが叫んでいる」印象ばかり。たしかにこれでは人気を集めるのは厳しいかも。
何といっても、低視聴率に心を痛めているのは主役の松ケンらしい。落ち込んでいるという報道も見かける今日このごろ。でも。低視聴率の原因を松ケンに求めるのは、ちょっとお門違いではないでしょうか。この役者は独特の芝居勘を持っている。それは、他の作品をよく見ればわかる。