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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

クレージームービーズ

2006-11-23 16:49:55 | 映画

クレイジー・ムービーズ VOL.1
価格:¥ 3,200(税込)
発売日:2005-02-23
 おお、これぞサントラ、映画の音そのまま-って私はひとつも見てないんで「スーダラ節」のフルコーラスも今初めて聞いたような。でもここに入ってる歌はかなり知ってますよ。「若い季節」でよく歌ってたから。
 課長の植木さんが「サラリーマンは気楽な稼業」と「ドント節」を歌って踊ってると、部長のハナさんが「バカモノ、君はそんな気持ちでこの会社に何年も勤めておったのか!」-とかね。でも別にそれでどうなるというわけじゃない。

 「どうしてこんなにもてるんだろう」を歌ったのはゲストの青島幸男さんでした。最後に「何か言うことあるのか、おめえら、源-そういう役名だったのだ-ダァ」。青島さんがほんとに「青島ダァ」と言ってたかどうか、以前小林信彦さんが疑問を呈しておられたけど、まちがいありません、確かに言いました-そういう音源ほんとにないのかしらん?

 「七時半だよクレージー」で聞いたのもありますね。大半、植木さんの歌だけどやっぱ谷さんは捨てがたい。トロンボーンを鳴らすだけでオカシイって人、そうそういないのじゃあるまいか?

 てなことはさておいて映画版の「若い季節」。これはちょっと違うんじゃない?オープニング、エンディングは混声合唱だけど、この声クレージーか?と思ってアーティスト名を見たら「キャスト」だって。
 まさか女声は東宝の女優陣とか?信じられん。植木さん歌う「チャンチキツィスト」のバックコーラスはどうやらそれらしく聞こえるけど-と思って解説を見たらエンディングではまちがいなくクレージーを含むキャスト全員が画面で歌ったとのことです。納得。また「上を向いて歩こう」にちょっとだけ坂本九ちゃんの声が入ってます。九ちゃんの「ハイそれまでョ」もあるなら入れてくれればよかったのに。

 というわけで、このCDにはていねいな解説がついてて、それを見ながら聞くとさらに楽しい。レコード(あ、この言葉すでに死語)はかくあるべし。全く薄謝協会、ちょっとは見習えよな・・・(絶対聞いてない)