事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

萌えの定義

2006-11-12 17:41:14 | アニメ・コミック・ゲーム
×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル ×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2006-08-02

欠点や短所に対して「だからこそいいんじゃない」という感情を、人は「萌え」と呼ぶのよ。それが良点や長所にひかれる「好き」という感情と違うところよね。「好き」は欠点や短所を「嫌う」から。「好き嫌い」と「萌え」は対偶なのよ。 西尾維新「アナザーホリック」より

 今まで聞いた中で最高の定義ですね。西尾さんはまだ若い男性らしいですが、たいへん鋭いお方と見ました。
 「好き」の反対は「嫌い」、逆は(たぶん)「無関心」、でもって「萌え」は対偶ですか。すると「萌え」の反対は「無関心」(あ、たぶんあってそう)、逆が「嫌い」ってことになるのかな?
 「萌え」と「好き」は両立してもいい。だけど自分の「萌えてる」キャラがバカをやったからって「嫌い」にはならない-というか「無関心」になれないのと同じで、この二つは両立しないからなれない。なるほどスゴイ納得。
 なんてね、信用しちゃダメですよ。私は数学ギライだし、そも数学の理論を現実に応用するのはまちがいらしいし(と今朝の中日新聞読書欄に書いてあった)。第一これじゃ元の文章と違うではないの。

 ということはさておいて、この頃(つまり昭和40年後半)の私は相変わらず萌え続けてはいたものの作者の扱いに不満を募らせてもいました。
 そらアホをやるキャラとして設定されてるんだからアホなのは全然かまわない(でなきゃそもそも萌えるわけがない、二枚目と優等生は嫌い-なんじゃなくて関心ないんだから)。

 だけど少なくともガンさんとシロさんは「無思慮で無鉄砲なアホキャラ」という属性とほぼ不可分-この言葉で正しいんだろか-の「とんでもない強運の持ち主」という属性も持ってたハズでした(もちろん私がそう思い込んでただけかもしれないけれど)。
 日報にもタイムスにも不可能なメチャメチャの暴走がたまに大当たり、それが一人につき半年に一度だろうが二人いれば3ヶ月に一度はあるわけで、まあその程度の活躍でも私は十分に満足と思っていたのに、それが半年経てど何もなし。たまに使ってくれたと思えばタイムスにネタをプレゼントする役だなんて、そりゃないんじゃござんせんか、ダンナ?

 でもってそのうち翌年3月には終ることに決まってしまい、どこか作者の態度も投げやりになって行ったような・・・・あ、このネタもうちょっと後にまわす予定だったのに時の勢いでつい書いてしまった。ま、せっかく書いたんだからアップしよ。


書くのが辛いこともある2

2006-11-12 07:25:54 | 事件記者の物語

(前の記事を先に読まれたし)
 後でセイカイどんがいみじくも言ったように「正直の頭(コウベ)に神宿る」。その時の向島では何もなかったけれど、彼はちょっとしたトラブルを目撃してその後の事件の被害者に出会った上に手がかり(何だったか忘れた)まで拾ったのでした。クラブへ戻って居眠りしているとトシちゃんとべーさんも戻って来て
長谷部「セイカイどん、何か言ってなかった?」
亀田(だったと思う)「ちょっと川向こう散歩して来たって」
長谷部「トッシャン、セイカイどん、いい男だね」(ああ、それ認めざるをえないのが悲しいよ-と中学生のファンは思った)
国分「セイカイどん、ごめんな」(両手をついて謝るハズだったんじゃないの、確かそこまで言われてたよ-と中学生のファンは思った・・・クドイね)
青海「いやまあ」(この人には珍しくセリフがなかったような)

 さて事件-変死体発見だが事故か殺人か自殺かはっきりしない。被害者の顔を見て
青海「小生、先ほどあの男に会った」
荒木「えっ?」

 次のシーン、一課長その他の前で
荒木「ウチでは明日のアサ刊にこのヤマはコロシだとはっきり書くつもりなんですがね」

 輪転機の回転に重ねて「**で殺人、***-忘れた-のトラブルか」の文字・・・
 (今まで書いてなかったのが不思議なんだけど、このシーンあってのこの番組「事件記者」、けどこれも当り前ながら私の記憶にはここに書けるものがほとんどないのである、日日のファンだったから・・・
 そして翌朝、その記事を載せた社-特にそのキャップ-が喜び、他社のメンバーはムセ-というシーンがしばし続くのであるが、これについても今回は全く記憶がない、ただ・・・・浦瀬キャップが怒るシーンはなかった気がする。私のアタマに残るのはちょっと後のこのシーンだけ
岩見「どうか自殺でありますように・・・」ああ、ガンさん、あなたもほんとにいい男-と今はそう思う、あの時は「何を姑息な」と思っただけだったけど・・・・・)

 で、このコロシ-このスクープ-がアラさんのあの世への餞、つまりはお香典になってしまったわけなんですよ。これって今になってみれば多少の慰めになってるかなと思わないでもない-けどやっぱりファンにとっては悲しいお話なのでした。終わり