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経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【カシャリ!庭園めぐりの旅】 岩手県盛岡市 一ノ倉邸庭園 築山泉水回遊式庭園

2023-03-18 17:21:26 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 岩手県盛岡市 一ノ倉邸庭園 築山泉水回遊式庭園

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 岩手県盛岡市 一ノ倉邸庭園 築山泉水回遊式庭園

 「一ノ倉邸庭園」(いちのくらていていえん)は、盛岡市保護庭園の一つで、市街地北方2km強ほどの所にあります。敷地面積は約2600坪もあり、約145坪の木造平屋造、数寄屋風の建物には大小もの和室に加え、畳敷きの玄関や廊下等があり、畳数は140畳に及びます。欄間などの材料も吟味されていて、当時のしっかりした造りが伺われます。 

 明治後期に盛岡出身の貴族院議員や東京府知事を歴任した阿部浩氏の別邸として造られたお屋敷と築山泉水回遊式の庭園とで構成されています。現在は庭園に水が入っていない枯れ泉水ですが、東京から庭師を招いて造られたものです。かつては中島が3つ浮かぶ池泉式の庭園だした。

  また園内に植えられているモミジは京都の高雄から取り寄せたもので、樹齢100年以上の12種類の「イロハモミジ」が燃えるように紅葉します。これにアカマツなどの針葉樹が加わり、作庭の意図をうかがい知ることができます。現存する数寄屋風のお屋敷とともに楽しむことができます。

  「一ノ倉邸」は、盛岡市自然環境及び歴史的環境保全条例(昭和46年制定)に基づき、昭和49年に保護庭園に指定されね平成4年に盛岡市が取得しました。

  夏の中尊寺ハス開花や秋の紅葉、春の「ひな遊ぶ」など四季を通じて楽しむことができます。

 

■ 阿部浩

 南部藩士の子息として生まれ、苦学の末に、工部省や内務省の職員を経験の後、衆議院議員として政治の道へ進みました。その後、群馬県知事、千葉県知事、富山県知事、東京府知事、貴族院議員などを歴任し、1922年(大正11年)に71歳で没しました。

■ アクセス

 開園:10:00~16時(冬期15:00) 

 休園:月火  8/10~20、12/25~1/15は休 

 〒020-0126 岩手県盛岡市安倍館19-64 019-646-1817 

 盛岡駅からバスで安部館下車から徒歩5分

 入館料 無料

 

 

 

一ノ倉邸庭園  

 

正門

右に行くと一ノ倉邸宅、正面から左にかけて庭園が広がります。

 

 

庭園入り口

月の松

左の松の枝が三日月のように円弧を描いています。

自然にこのような形状になったそうです。

 

石灯籠

日本庭園を強調するために

多くの庭園では石灯籠がやたらと目立ちます。

ここ一ノ倉邸庭園では、数えるほどしか立っていいないのが

奥ゆかしさを感じさせます。

 

一ノ島

もともとは築山泉水回遊式の庭園です。

現在は水が抜かれていますので、

一ノ島まで歩いて行くことができます。

 

二ノ島

 

三ノ島

 

一ノ島から大きく横に松が張り出しています。

右奥の松は「曲松」と呼ばれています。

 

曲松

月の松と同様に、自然に枝が曲がったそうです。

 

曲松

曲松も角度が違うと全然異なる形状に見えます。

 

築山に登り主屋を望む

 

築山からは岩手山が見えます。

岩手山は岩手富士とか南部富士とも呼ばれます。

 

御衣黄

緑色をした花びらの桜で

京都仁和寺に期限のある桜の品種です。

 

トトロの家

木の根元に大きな穴があいています。

 

岩手県盛岡市 一ノ倉邸庭園 建物と名残雛   

岩手県盛岡市 一ノ倉邸庭園 築山泉水回遊式庭園

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

下記URLでは、警告文が表示されることがあります。予算の関係でhttpsになっていないことが理由です。悪用するような操作をしていませんので、ご迷惑をおかけしますが、信頼してクリックして下さい。

  ■ カシャリ! ひとり旅



ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

【 重要 】
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静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!ひとり旅】 岩手県盛岡市 一ノ倉邸庭園 建物と名残雛

2023-03-18 16:03:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

  【カシャリ!ひとり旅】 岩手県盛岡市 一ノ倉邸庭園 建物と名残雛

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。

 写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。

 何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・

 他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。

 

名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道

 

■■ 岩手県盛岡市 一ノ倉邸庭園 建物と名残雛

 「一ノ倉邸庭園」(いちのくらていていえん)は、盛岡市保護庭園の一つで、市街地北方2km強ほどの所にあります。敷地面積は約2600坪もあり、約145坪の木造平屋造、数寄屋風の建物には大小もの和室に加え、畳敷きの玄関や廊下等があり、畳数は140畳に及びます。欄間などの材料も吟味されていて、当時のしっかりした造りが伺われます。

 明治後期に盛岡出身の貴族院議員や東京府知事を歴任した阿部浩氏の別邸として造られたお屋敷と築山泉水回遊式の庭園とで構成されています。現在は庭園に水が入っていない枯れ泉水ですが、東京から庭師を招いて造られたものです。かつては中島が3つ浮かぶ池泉式の庭園だした。

 また園内に植えられているモミジは京都の高雄から取り寄せたもので、樹齢100年以上の12種類の「イロハモミジ」が燃えるように紅葉します。これにアカマツなどの針葉樹が加わり、作庭の意図をうかがい知ることができます。現存する数寄屋風のお屋敷とともに楽しむことができます。

 「一ノ倉邸」は、盛岡市自然環境及び歴史的環境保全条例(昭和46年制定)に基づき、昭和49年に保護庭園に指定されね平成4年に盛岡市が取得しました。

 夏の中尊寺ハス開花や秋の紅葉、春の「ひな遊ぶ」など四季を通じて楽しむことができます。

 

■ 阿部浩

 南部藩士の子息として生まれ、苦学の末に、工部省や内務省の職員を経験の後、衆議院議員として政治の道へ進みました。その後、群馬県知事、千葉県知事、富山県知事、東京府知事、貴族院議員などを歴任し、1922年(大正11年)に71歳で没しました。

■ アクセス
 開園:10:00~16時(冬期15:00)
 休園:月火
 8/10~20、12/25~1/15は休
 〒020-0126 岩手県盛岡市安倍館19-64 019-646-1817
 盛岡駅からバスで安部館下車から徒歩5分
 入館料 無料

 

 

一ノ倉邸 建物
 

 南部藩士の子息として生まれた阿部浩により、1907年(明治40年)頃から造れらました。阿部浩が50代半ばになった頃だ。木造平屋、数寄屋風の建物は面積約145坪(約480平方メートル)、大小14の和室に畳敷きの玄関、廊下などを備え、全体の畳数は約140畳あります。

 各部屋を仕切る襖の上の欄間は意匠が施されています。廊下には、10間通しの杉丸太の桁があり、建物の材料は贅を尽くし、しかし、華美にならないで品格あるように工夫されています。

 

 建築技術も最高水準のものを用いました。職人手作りであることを示す波打つ板ガラスなど、当時の建築技法の高さもうかがえます。

 建物内部には、明治期から大正期、昭和初期に至る時代を彷彿とさせる物品が展示されています。畳敷きの部屋にはグランドピアノが置かれ、大正時代のもので、鍵盤は象牙です。

 

 また、さまざまなイベントも開催されるようで、私が訪れた3月中旬には、まだ名残雛が展示されていました。

 

正門

右に行くと一ノ倉邸宅、正面から左にかけて庭園が広がります。

 

門を入って右

玄関は、右奥

 

玄関

 

玄関脇の手押し井戸

 

さまざまな物が展示されています

 

 

廊下にある10間通しの杉丸太の桁

建物の材料は贅を尽くしています。

しかし、華美にならないで品格ある造りになっています。

 

 

 

 

名残雛

 

 

 

 

大正時代のピアノ 象牙の鍵盤

 

 

玄関前には、雪が残っていました

 

扁額「独○明」

 

 

岩手県盛岡市 一ノ倉邸庭園 建物と名残雛   

岩手県盛岡市 一ノ倉邸庭園 築山泉水回遊式庭園

 

 下記URLでは、警告文が表示されることがあります。予算の関係でhttpsになっていないことが理由です。悪用するような操作をしていませんので、ご迷惑をおかけしますが、信頼してクリックして下さい。

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

  ■ カシャリ! ひとり旅




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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 宮城県仙台市 輪王寺庭園10 伊達家ゆかりの北山五山の一つ池泉回遊式庭園 庭園6 東池白砂枯山水庭園 141101

2023-03-18 10:03:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 宮城県仙台市 輪王寺庭園10 伊達家ゆかりの北山五山の一つ池泉回遊式庭園 庭園6 東池白砂枯山水庭園 141101

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 宮城県仙台市 輪王寺庭園10 伊達家ゆかりの北山五山の一つ池泉回遊式庭園 庭園6 東池白砂枯山水庭園 141101

 

 輪王寺は、仙台の寺町であります北町地区にある、室町時代からの歴史のある伊達家ゆかりの寺院で、「北山五山」の一つと数えられています。

 輪王寺は、伊達家第九世大膳大夫政宗夫人、蘭庭明玉禅尼の所願により、第十一世、大膳大夫持宗により嘉吉元年(1441)太菴梵守和尚を開山として、奥州伊達郡梁川に創建されました。

 その後、伊達家の居城の遷移に従い、西山、米沢、会津、米沢、岩出山を転々とし、慶長七(1602)年、現在の地に移りました。

 明治維新後、輪王寺は伊達家の庇護を失い、さらに明治九年(1876)北山に発した野火のため、仁王門を残し七堂伽藍を全焼してしまいました。

 曹洞宗大本山、永平寺と總持寺の意を受けて、明治三十六年(1903)、福定無外和尚により、復興に着手し、現在の本堂と庫裡を完成しました。無外和尚は、庭園の建設にも意を注ぎました。次の五峰和尚により、梵鐘、位牌堂、坐禅堂、開山堂が完成し、七堂伽藍の全てが整いました。

 庭園には、茶室「半杓庵」が建設され、東北有数の名園となりました。

 昭和五十六年(1981)道閑和尚の時代に開山五百回大遠忌を記念して三重塔が建立され、昔日の偉容を回復するに至りました。

 

アクセス

 

 JR仙山線北山駅から徒歩15分ほどのところにあります。

 仙台駅から路線バスで、近くまで行くこともできます。

 

 

庭園
 無外和尚は庭園の建設にも意を注ぎ、その晩年にはほぼ現在の規模を備えた庭園が出来上がり、今日の輪王禅苑の基礎が整えられました。

 無外和尚以来の伽藍の復興と庭園の整備は次の日置五峰和尚(1893-1972)に受け継がれ、梵鐘・位牌堂・坐禅堂・開山堂が次々と完成して七堂伽藍のすべてが整い、庭園も茶室半杓庵が建設され東北有数の名園となりました。

 さらに昭和五十六年(1981)日置道閑和尚(1926-2009)の時代に開山五百回大遠忌を記念して三重塔が建立され、輪王寺は昔日の偉容を回復するほどに至りました。

 

境内と庭園

 

東池白砂枯山水庭園

 

輪王寺庭園の池泉は、大きく西池と東庭園とに分かれています。

東庭園には東池、花壇、白砂枯山水庭園などが配されています。

白砂枯山水庭園は、本堂裏(西池側)にもあります。

 

花壇園前の東池

 

 

花壇園前から白砂枯山水庭園方向を見ると

石柱が並んで立っています。

 

右手に、白砂枯山水庭園が見えてきました。

 

白砂庭園全景

 

左手には白砂に負けぬ白い石灯籠

 

白砂庭園を引きだたせる石組みと

奥には雪吊りと石灯籠

 

庫裏側から見た白砂枯山水庭園

 

 

 

 

 

 

 

仙台市 輪王寺庭園1 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 山門と参道

仙台市 輪王寺庭園2 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 お悟りの道

仙台市 輪王寺庭園3 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 境内散策  

仙台市 輪王寺庭園4 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 本堂と周辺 

仙台市 輪王寺庭園5 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園1 はじまり 

仙台市 輪王寺庭園6 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園2 はじまり 

仙台市 輪王寺庭園7 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園3 飛び石堤  

仙台市 輪王寺庭園8 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園4 東池エリア 

仙台市 輪王寺庭園9 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園5 東池土橋  

仙台市 輪王寺庭園10 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園6 東池白砂庭園 

仙台市 輪王寺庭園11 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園7 本堂裏白砂庭園

仙台市 輪王寺庭園12 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 蘭亭堂と周辺  

仙台市 輪王寺庭園13 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 三重塔と周辺   

仙台市 輪王寺庭園14 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園8 白砂枯山水庭園 

仙台市 輪王寺庭園15 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 三重塔周辺物と朱橋

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 宮城県盛岡市 盛岡城址公園 内堀庭園 大規模な石垣城の南部藩不来方城

2023-03-18 09:58:21 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 


  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 宮城県盛岡市 盛岡城址公園 内堀庭園 大規模な石垣城の南部藩不来方城


 



 


 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。


 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 宮城県盛岡市 盛岡城址公園 内堀庭園 大規模な石垣城の南部藩不来方城 


 


 「盛岡城跡公園」(もりおかじょうあとこうえん)は、江戸時代、南部藩の城下町として栄えた南部盛岡の不来方城(こずかたじょう)を公園としています。関東以北の石垣組の平城としては、最大の規模を誇っています。公園の中には、岩手県ゆかりの偉人・宮沢賢治や新渡戸稲造、石川啄木らの歌碑・詩碑、また、多くの石碑も立っています。

 安土桃山時代から江戸時代にかけて、初代から三代藩主・南部信直、利直、重直によって築城されました。当時の建造物等は残っていませんが、石垣による城郭はほぼそのままに残っています。

 本丸、二ノ丸、三ノ丸にかけて和風庭園のような飛び石、板橋、植栽や芝生広場などが整備されています。

 明治維新・廃藩置県後の1906年(明治39年)に作庭された公園で、設計者は公園デザイナーのパイオニア・長岡安平です。国指定史跡だけではなく、日本100名城のひとつでもあります。正式名称の「岩手公園」で、日本の都市公園100選、日本の歴史公園100選にも選定されています。盛岡市の所有となり、開園100周年を迎えた2006年に「盛岡城跡公園」に改称されました。

 春には多くの桜が咲きほこり、秋には紅葉も見逃せません。梅林やバラ園など四季を通じて花木を楽しめます。

 長岡安平は、秋田市の『千秋公園』設計も担当していて、和風庭園に洋風の噴水を持ち込む作風は共通しているといえます。

 公園全体が「庭園」といえますが、とりわけ「鶴ヶ池」は、日本庭園といっても差し支えない造園となっています。岩手城の内堀に石を配したりして、日本庭園の手法で造りあげています。

 桜、梅、紅葉、啄木歌碑など上記の他にも、周囲の桜山神社や盛岡市歴史文化資料館も見逃せませんし、岩手城の外堀の役割をはたす、中津川沿いの遊歩道もゆったりと歩いてみたいです。晩冬には白鳥の飛来地としても知られています。

■ アクセス
 JR東北新幹線 盛岡駅より徒歩20分弱
 盛岡駅より路線バス「県庁・市役所前」「盛岡城跡公園」バス停下車 徒歩3分
 〒020-0023 岩手県盛岡市内丸1-37


 


 盛岡城址公園には、以前にも来ていますが、今回は、南昌荘庭園を巡った後で、ここを訪れることにしました。そのために、城址公園の南東側、毘沙門橋の入り口から入り、内堀庭園を北上する形となりました。


 



桜山神社による盛岡城址公園説明板


 



▼ 下が北


私が入った毘沙門橋の入り口は、左上(南東)に位置します。


 



毘沙門橋の入り口から入りますと


内堀公園の南東側から中津川に水が流れ落ちる位置になります。


この辺りは朝日谷で、


そこはまた螢の郷と呼ばれ、夏には螢が飛び交うそうです。


 



朝日谷・螢の郷を北上しますと大きな岩があります。


盛岡市内は他所にも、このような大きな岩があります。


「岩手」の語源も大岩にあるそうです。


 



その先に橋があります。橋の当たりが毘沙門清水跡です。


ここから城内(左方向)に入れます。


左方向に行きますと


二の丸から本丸に渡る朱色の「廊下橋」があるところに続きます。


 



橋の手前にも大は岩が横たわっています。


 



毘沙門清水橋から上流(北方向)を見る


 



この辺になりますと内堀の幅が広くなり庭園らしくなってきます。


昔は、水かさも多く内堀として機能していたのでしょう。


 



鶴ヶ池


さらに北上しますとお台所跡の広いところに出ます。


今は多目的広場になっていて、


私が行ったときには、メインテナンス用の石垣の石が


乾燥のために並べられていました。


 



ようやく庭園らしくなってきました。


右手の建物が「もりおか歴史文化館」です。


 



鶴ヶ池 北半分全景


 



下に下りて石橋の上から北方向を見る


 



石橋から鶴ヶ池南半分を見る


 



左:櫻山神社寺務所 右:もりおか歴史文化館


 



ここにも大きな岩がゴロゴロ


 



鶴ヶ池 最も北位置


この先、東に内堀がL字型に曲がっています


 



一番北から二番目の池


上: 一番北池


 



内堀庭園の北端池


 



北端池の中の島


 



北端池の北側から池の下方を見る


 



内堀


北端池の西側に続く


 



内堀


桜並木に囲まれる


 


 


 


盛岡3 盛岡城址公園を巡る (goo.ne.jp)



 


 


 





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映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

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