■■士業だけのグループ 経営士・コンサルタントの現役・志望者に関するQ&A
1970年代から経営コンサルタントをやっている経験から、独断と偏見でもって皆様からのご質問にお答えします。
【質問】
地方都市でFP資格を持って活動している者です。市などから老後のセミナーの依頼などがあるのですが、なかなか個人相談に結び付けられません。
セミナーは毎年のようにいくつかご依頼いただけるので、セミナーの内容は問題ないかな、と思うのですが、そこから個別相談へ持っていけるケースが少なくて困っています。
税理士の先生などは起業セミナーなどすると個別相談は発生する、とおっしゃっていましたが、クライアントとして個人を相手にするFPという資格では難しいようです。
今月にセミナーがあってそこで8月に実施する「無料相談会」のチラシを配布する予定です。セミナーの中でうまく個別相談に持っていける話し方などがありましたら
ご教授ください。
【回答】
お問い合わせの件ですが、仕事があることはありがたいことですね。
セミナーなどを契機にビジネスに繋げたいというのは誰もが考えることですが、先生と同様に悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
売り込みすぎはマイナス効果ですね。何処までの売り込みならうまくいくのか、線引きは難しいですが、やはり講演中に「餅は餅屋」ということをさりげなく言うことが必要と思います。
受講者が相談したいという気持ちにさせるには、それだけでは不充分だということは先生もお気づきの通りです。
セミナーのレジュメに、先生の連絡を記載するという基本的なことだけではなく、無料相談会のチラシを当日の資料ととも主催者が配布してくれるとありがたいですね。
別の日にちを設定しなくても、セミナー会場で終わってから簡単な相談を受けることは私もしばしばやります。講演中に当然それを伝えておきます。
「先ほども言いましたが、ちょっとしたことでも気になることがあれば、セミナーの後でしばらく私は残っていますので気軽に声をかけてください」などと、あまり露骨にならないように、表現方法を変えて2~3回繰り返すことも考えてはどうでしょうか。
講演が終わってから名刺交換ができるとよいですね。それも上記に併せて「本日、相談時間をとれない方は、名刺をいただけば都合の良いときにコンタクトをさせていただきます」というようなことも伝えておくのもよいかもしれませんね。
アンケートを利用する方法もありますね。ある社労士さんはそれをうまく使ってビジネスチャンス拡大に繋げています。これも主催者が許してくれるかどうかの問題があります。
話は変わりますが、ブログなどで、相談を受け付けやすいようにITの力を借りることも研究してみてはどうでしょうか。
仕事が欲しいと言うことを感じさせるのはマイナスです。月並みですが、先生の人間性を売り込むことで、自然と相談も出てき、仕事にも繋がるのではないでしょうか。
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【このコーナーの目的】
「経営コンサルタントって、一体何をやってくれるのですか?」と企業の経営者・管理職から訊かれることがあります。ガクッとしてしまいますが、われわれ経営コンサルタントが、平素きちんと説明をしたり、その仕事ぶりを見ていただいたりすることが少ないからと反省をしています。
また、これから経営コンサルタントを目指す人たちは、「中小企業診断士資格を取らないと経営コンサルタントにはなれない」「経営コンサルタントになるにはどうしたらよいのでしょうか」「高校生ですが、経営コンサルタントになるには大学のどの学部がよいでしょうか」等々いろいろな質問を受けます。
そのような質問にお答えして参りたいと思いますので、ご質問がありましたらお寄せください。
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