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経営コンサルタントへの道

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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 鳥取県米子市 皆生温泉・東光園庭園 白砂青松と大山の勇姿の温泉街の池泉庭園

2022-11-24 13:08:34 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 


  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 鳥取県米子市 皆生温泉・東光園庭園 白砂青松と大山の勇姿の温泉街の池泉庭園


 



 


 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。


 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 鳥取県米子市 皆生温泉・東光園庭園 白砂青松と大山の勇姿の温泉街の池泉庭園


 


 皆生温泉(かいけおんせん)は、米子市の北、日本海に面した山陰を代表する海辺の温泉地です。
 白砂青松の美しい海岸線と中国地方最高峰の大山を眺めることができ、「日本の渚100選」、「日本の白砂青松100選」、「日本の夕陽・朝日100選」、「都市景観100選」、「日本の水浴場88選」に選定されています。

健康と美肌を作る温泉
 泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、湧出量は毎分4456.5リットルと豊富な湯量を誇っています。源泉数は19カ所あり、源泉温度は63〜83℃と高温です。主な効能は神経痛、リウマチ、慢性皮膚病、慢性婦人病などに有効です。近年お湯の調査から美肌効果に優れていることが分かり、女性にとって喜ばれる温泉として注目されています。「ホカホカ、ツルツルの健康と美肌をつくる」温泉です。
 



ホテルロビードアの眼前に広がる


 



惚れ惚れする石畳


 



石畳右側に沿う石橋のある池


 



正面にある滝が庭園に響く


 



 



石畳左の小池


 



玄関前の枯山水庭園


 



ユニークな石組み


 



七福神のレリーフ


 



 


 


 





ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 島根県安来市 足立美術館 横山大観他の日本画と枯山水庭園

2022-11-22 14:18:08 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 島根県安来市 足立美術館 横山大観他の日本画と枯山水庭園

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 鳥取県米子市 足立美術館 横山大観他の日本画と枯山水庭園 

 足立美術館(あだちびじゅつかん)は、島根県安来市に所在する、近代日本画を中心とした島根県の登録博物館です。

 地元出身の実業家・足立全康(あだちぜんこう)が、1970年(昭和45年)、71歳のときに開館しました。

 美術館としての特徴は、横山大観等日本画のコレクションと美しい日本庭園です。

創立者・足立全康
 

 足立全康(あだちぜんこう 1899年 - 1990年)は、明治32年2月8日、能義郡飯梨村字古川(現、安来市古川町)の農業に生まれました。
 戦後、大阪で繊維問屋、不動産関係などの事業のかたわら、幼少の頃より興味を持っていた日本画を蒐集し、いつしか美術品のコレクターとして知られるようになったのです。裸一貫から事業を起こし、一代で大コレクションをつくりあげるほどの才能の持ち主といえます。
 逸話も多くあります。なかでも大観の名作『紅葉』と『雨霽る』(あめはる)を含む北澤國男(東洋バルヴ創業者)の「北沢コレクション」を、1979年(昭和54年)に入手した際の武勇談は有名です。
 昭和53年に名古屋の横山大観展で見た「紅葉」(六曲一双屏風)に言葉も出ないほどの感動を受けました。何が何でも手に入れるのだと八方手を尽くしたそうです。門外不出の「幻のコレクション」といわれた北沢コレクションの一部とわかりました。
 「一目惚れの女性に2年も通い続けて枕金も決め、さあ床入りという時に、枕をかかえて逃げられるようなもんだ。そりゃあんまりじゃないですか」と頼み込み、泣き落として決めたそうです。

 

 

          

                  苔庭に立つ足立全康像

美術館としての足立美術館

 日本人なら誰でも知っている画家の作品に接することで、日本画の魅力を理解して欲しいというのが、足立美術館のコンセプトです。また、大観を知ることによって日本画の美、すなわち「美の感動」に接する契機となることが、創立者足立全康の願いでもあるのです。

 横山大観の作品総数130点が所蔵され、質量ともに日本一として知られています。代表作「紅葉」は、大観の代表作のひとつで、昭和6年(1931)の作です。
 真紅の紅葉に、群青の流水と白金泥の漣を加え、秋の清冽な自然を描き出しています。

 大観のほかにも、竹内栖鳳、橋本関雪、川合玉堂、上村松園ら、近代日本画壇の巨匠たちの作品も揃っています。それに加え、北大路魯山人、河井寛次郎の陶芸、林義雄、鈴木寿雄らの童画、平櫛田中の木彫なども収蔵され、魯山人館には、北大路魯山人の作品が陳列されています。

日本庭園美の足立美術館

 足立美術館のもう一つの特色である、広大な日本庭園は、中根金作の設計で、苔庭は、小島佐一も参画しています。足立全康の「庭園もまた一幅の絵画である」という信念の結晶です。

 庭園は「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」「池庭」など6つに分かれ、面積5万坪にまでも及んでいます。全康自らが、全国を歩いて庭石や松の木などを捜してきたのです。全康の言葉通り、絵画のように美しい庭園です。

 日本庭園における造園技法のひとつである借景の手法が採られています。彼方の山や木々までも織り込まれています。その借景を維持するために、借景となる山林の一部を購入するほどまでにもこだわっています。

 90歳を超えても、全康は、朝に夕に庭を見て廻ったそうです。少しでも気に入らないことがあると庭師を呼んでは陣頭指揮をとって手を加えさせました。

 米国の日本庭園専門雑誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』が行っている日本庭園ランキング(Shiosai Ranking)では、初回の2003年から何度も日本一に選出されています。

 フランスの旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』や『Guide Bleu Japon』におきましても、それぞれ三つ星(最高評価)を獲得しているのです。

 外国人にも人気が高く、年間の来館者数は、60万人を超えることも多いそうです。

■ アクセス

JR: 安来駅より無料シャトルバスで約20分
車: 山陰道安来ICより約10分

開館時間 年中無休
 夏季    4月-9月    9:00-17:30
 冬季    10月-3月    9:00-17:00

 

          

 

 美術品は撮影できませんので、庭園を中心にご紹介します。

 

歓迎の庭
 足立美術館の建物前から白砂青松と紅葉の赤がクッキリと見える庭園が歓迎してくれています。
 受付を通って直進すると通路に出ます。その右手が白砂青松の「歓迎の庭」の裏側になります。足立美術館庭園の素晴らしさの前奏曲といえます。

          

苔庭
 歓迎の庭通路を左折すると苔庭を通して足立翁像が見えます。
 スギゴケを主体とした強風の雅やかさを醸し出す庭園で、苔の緑と白砂のコントラスト、苔庭の先と枯山水庭を結ぶ石橋が心を慰めてくれます。
 苔庭を見ながら左折すると魯山人館です。その手前に魯山人館の竹林と蹲踞があります。

          


枯山水庭
 足立美術館庭園のハイライトともいえる枯山水庭が見えるロビーにでます。
 借景の山も足立美術館が購入するほど、自然との調和が美しい庭です。中央に立つ石は、険しい山をイメージしたものでしょう。そこから流れ落ちる滝水が大河となって、大海を表す池に流れ込む雄大な山水を感じ取れます。
 右手奥を見ますと、高さ15mの瀑布が見えます。那智の滝を模して作られたという「鶴亀の滝」です。

 

 

 

          

 

          

              鶴亀の滝は、写真中央よりやや右上

白砂青松庭
 庭園を満喫できる喫茶室前を通ると「白砂青松庭」が見えます。足立美術館の表庭の最も奥に位置します。
 横山大観の名作「白砂青松」をイメージして造られた庭園だそうです。白砂の丘陵には、右手がクロマツ、左手が赤松が配されていて、その対照的な調和を楽しみながら鑑賞できます。

          

 

坪庭
 本館から喫茶室「大観」に行く途中に坪庭があります。蹲踞が存在感を高めています。

          

 

池庭
 喫茶室「大観」からお茶をしたり、軽食をとったりしながら楽しめる池泉庭園です。
 周囲との調和のとれた、新しい感性と伝統的な手法のハイブリッド型の池泉庭園といえます。奥には小滝が二段になって流れ落ち、中央に架かる石橋を通して大毛に流れ込んでいます
 池には優雅に泳ぐ鯉が、「これこそ、俺たちの池だ!」と言っているようです。

          

 

生の額絵
 枯山水庭へ行く通路に、生の額絵と言われる、枯山水庭が見える額縁窓があります。窓のすぐ外に大きなクロマツが、格好良く庭にアクセントを付けて立っています。大小の木や石がバランス良く配置されていて、芝生の稜線が美しく見えます。「琳派の絵のようだ」と形容されるそうです。

          

 

生の掛け軸
 池庭を見るふもとに休憩所があり、窓越しに池庭を見ると一幅の絵となります。その反対側にも額縁窓があります。床の間の壁を縦長にくりぬいて、あたかも山水画の掛け軸のような演出もなされています。
 見落としがちなところにありますが、美術館側のお薦めスポットですので、見逃さないようにしたいです。
 

          

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 3 茶室と前庭

2022-11-21 16:53:08 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 3 茶室と前庭

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 3 茶室と前庭 

 

 明々庵は、江戸時代中期、茶人としても知られる松江藩七代藩主・松平不昧(まつだいらふまい)の好みによって、松江市殿町の有澤(ありさわ)家本邸に建てられた茶室です。

 不昧も、しばしば来訪しましたが、明々庵は、明治維新後一時、東京の松平伯邸に移されたことがあります。その後、昭和3年、松江市内にある菅田庵(かんでんあん)の敷地内にある有澤山荘の向月亭(こうげつてい)に隣接している萩の台に移設されました。
 大戦後、昭和41(1966)年、松平不昧150年祭を機に、現在の赤山に再々移築されました。

 茅葺の厚い入母屋に、不昧直筆の「明々庵」の額を掲げ、茶室の床の間は、五枚半の杉柾の小巾板をそぎ合わせた、奥行きの浅い床です。また二畳台目の席は、中柱もなく、炉も向切りといった軽快なものです。定石に頓着しない松平不昧の好みの一端が表れています。

 園内にある「百草亭」では、お抹茶をいただけます。これは、明々庵が再々移築された昭和41年に作庭・建立されました。庭園は、“出雲流庭園”の枯山水庭園と露地庭で高盛されています。

 

■ アクセス

 

  JR山陰本線 松江駅より約2.5km(徒歩30分・駅周辺にレンタサイクルあり)
  松江駅よりレイクラインバス15分、「塩見縄手」バス停下車 徒歩5分
 

【 コメント 】
 

 私が訪れた時は、紅葉がすでに始まっていましたが、ピークまでには少々早い時期でした。
 松江城から徒歩で10分ほどのところにあるので、北総門からでて左折、宇賀橋を渡り、左折後、3本目の小径を右折して、150m程さきにある入口階段から行きました。
 冬時間では、17時に閉まってしまいますので、時間配分に注意する必要があります。

 


■ 明々庵 3 茶室と前庭

 明々庵は、江戸時代中期、茶人としても知られる松江藩七代藩主・松平不昧の好みによって、松江市殿町の有澤家本邸に建てられた茶室です。

 松平不昧も、しばしば来訪しましたが、明々庵は、明治維新後一時、東京の松平伯邸に移されたことがあります。その後、昭和3年、松江市内にある菅田庵の敷地内にある有澤山荘の向月亭に隣接している萩の台に移設されました。
 大戦後、昭和41(1966)年、松平不昧150年祭を機に、現在の赤山に再々移築されました。

 

茶室「明々庵」入り口

 

 受付から庭園木戸越し正面に、

茶室明々庵の入り口建物を通して

茶室の建物や茶室前庭の一部が見えます。


茶室「明々庵」入り口


 茶室入り口の建物は、茶室の待合所です。

 

飾り雪隠

 

茶室入り口の建物の一部が飾り雪隠です。

茶室利用者が使ったのかどうかはわかりませんが、

簡易トイレといったところでしょうか。


茶室「明々庵」前庭へ


 待合所から茶室前庭に出ますと、踏み石が連なり、

右手に石灯籠や蹲踞があります。


茶室「明々庵」建物


 明々庵は、茅葺きの建物で、

屋根は入母屋造りになっています。
 松平不昧が通った茶室ですので、

彼好みの建物なのでしょう。


茶室「明々庵」にじり口


 茶室のにじり口前から振り返りますと、

柱越しに待合所の建物が見えます。
にじり口の前には、形の良い踏み台石が配されています。

 

 


茶室「明々庵」にじり口刀掛け


 にじり口の横には、刀掛けがあります。
 茶室とは、武士も町人も同等という関係から、

武士は、にじり口から入る前に

刀をここにかけなければなりません。



茶室「明々庵」本席


 にじり口から、本席の内部を覗いてみました。
 茶室の床の間に掛け軸が下がっています。

そこに“明々庵”と書かれていますが、

松平不昧の自筆だそうです。


茶室「明々庵」


 一旦、茶室本席を離れ、踏み石伝いに、書院風広間の方に廻りました。
 本席のように少人数でお茶の嗜む茶室を「小間」といい、

それ以上の人が列席する場合は「広間」というそうです。

本席が二畳台目の間取りですが、

広間は書院風にしつらえられている四畳半の間取りです。


茶室「明々庵」広間
 

広間にも炉が切られています。

炉の切り方には2種あり、

点前畳の中に切るのを「入炉(いりろ)」といい、

外に切るのを「出炉(でろ)」というそうです。

 


 この茶室は、入炉で、

点前畳の客側に炉が切られている

向切(むこうぎり)」という造りです。


 茶道のことには疎いのですが、

何か清々しい気分となりました。

充分に理解できないままですが、

気持ちよく明々庵を離れられました。

 

島根県松江市 茶室庭園「明々庵」

松平不昧が愛した茶室「明々庵」 1 胸を膨らませて入口へ

松平不昧が愛した茶室「明々庵」 2 枯山水庭園     

松平不昧が愛した茶室「明々庵」 3 茶室と前庭     

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 2 枯山水庭園

2022-11-21 07:29:58 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 2 枯山水庭園

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 2 枯山水庭園 

 

 

 明々庵は、江戸時代中期、茶人としても知られる松江藩七代藩主・松平不昧(まつだいらふまい)の好みによって、松江市殿町の有澤(ありさわ)家本邸に建てられた茶室です。

 不昧も、しばしば来訪しましたが、明々庵は、明治維新後一時、東京の松平伯邸に移されたことがあります。その後、昭和3年、松江市内にある菅田庵(かんでんあん)の敷地内にある有澤山荘の向月亭(こうげつてい)に隣接している萩の台に移設されました。
 大戦後、昭和41(1966)年、松平不昧150年祭を機に、現在の赤山に再々移築されました。

 茅葺の厚い入母屋に、不昧直筆の「明々庵」の額を掲げ、茶室の床の間は、五枚半の杉柾の小巾板をそぎ合わせた、奥行きの浅い床です。また二畳台目の席は、中柱もなく、炉も向切りといった軽快なものです。定石に頓着しない松平不昧の好みの一端が表れています。

 園内にある「百草亭」では、お抹茶をいただけます。これは、明々庵が再々移築された昭和41年に作庭・建立されました。庭園は、“出雲流庭園”の枯山水庭園と露地庭で高盛されています。

 

■ アクセス

 

  JR山陰本線 松江駅より約2.5km(徒歩30分・駅周辺にレンタサイクルあり)
  松江駅よりレイクラインバス15分、「塩見縄手」バス停下車 徒歩5分
 

【 コメント 】
 

 私が訪れた時は、紅葉がすでに始まっていましたが、ピークまでには少々早い時期でした。
 松江城から徒歩で10分ほどのところにあるので、北総門からでて左折、宇賀橋を渡り、左折後、3本目の小径を右折して、150m程さきにある入口階段から行きました。
 冬時間では、17時に閉まってしまいますので、時間配分に注意する必要があります。

 


■ 明々庵 2 枯山水庭園

 明々庵は、江戸時代中期、茶人としても知られる松江藩七代藩主・松平不昧の好みによって、松江市殿町の有澤家本邸に建てられた茶室です。

 松平不昧も、しばしば来訪しましたが、明々庵は、明治維新後一時、東京の松平伯邸に移されたことがあります。その後、昭和3年、松江市内にある菅田庵の敷地内にある有澤山荘の向月亭に隣接している萩の台に移設されました。
 大戦後、昭和41(1966)年、松平不昧150年祭を機に、現在の赤山に再々移築されました。
 

 

明々庵枯山水庭園入口木戸


 左手に、見学者のための受付があります。

受付の横には、明々庵に続く木戸があり、

その右手前に石灯籠が立っています。




 木戸をくぐりますと、踏み石が庭園へと誘ってくれます。

奥には、茶室への木戸があります。

 


明々庵百草亭


 木戸を入って左手に「百草亭」があります。

ここでは、お抹茶をいただけます。

百草亭は、明々庵が再々移築された昭和41年に、

作庭されたときに、あわせて建立されました。



明々庵百草亭前の枯山水庭園

 

百草亭の周辺には、石や椿が配されています。
 百草亭前の庭園は、“出雲流庭園”と呼ばれる枯山水庭園です。

この庭園は、それと同時に露地庭として、

周囲が高く盛られて、庭園を引き締めています。


明々庵百草亭露地庭


 枯山水庭園の奥に木立や石灯籠が見えます。

これが、露地庭ともいわれる由縁です。

 


 紅葉やドウダンの赤と、五

葉松などの緑のコントラストが絶妙に配されています。
 その中にある石灯籠がアクセントとなっています。


 露地庭として、山々を表し、

そこに配されている飛び石が島々や陸地なのでしょうか。


明々庵百草亭枯山水庭園の波紋


 小砂利がまかれている部分が大海を表しているのでしょう。
 そこには、幾何学的ともいえる、整然とした波が表されています。


明々庵百草亭枯山水庭園の椿


 枯山水の中に配されている、背の低い椿が一本
 その手前に、白い椿が花弁を横たえていました。

心憎い演出ですね。

 

 

島根県松江市 茶室庭園「明々庵」

 

松平不昧が愛した茶室「明々庵」 1 胸を膨らませて入口へ

松平不昧が愛した茶室「明々庵」 2 枯山水庭園     

松平不昧が愛した茶室「明々庵」 3 茶室と前庭     

 

 


 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 東京都江戸川区「江戸川平成庭園」は四季の美しさをいろどる築山池泉廻遊式庭園

2022-11-20 20:33:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 東京都江戸川区「江戸川平成庭園」は四季の美しさをいろどる築山池泉廻遊式庭園

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。  旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。  下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。 ■ 東京都江戸川区「江戸川平成庭園」は四季の美しさをいろどる築山池泉廻遊式庭園 

 

  江戸川平成庭園は、東京都江戸川区行船公園内にある、平成元年に作庭された池を囲む緑豊かな「築山池泉廻遊式庭園(つきやまちせんかいゆうしき)」です。池の畔には源心庵(げんしんあん)・林泉亭(りんせんてい)・つつじ亭があります。池畔を回る散策路では、サクラ・ツツジ・ハナショウブ・モミジなど、四季折々に移り変わる自然の美しさを身近に感じられます。

 

■ アクセス  地下鉄東京メトロ東西線 西葛西駅より徒歩15分  〒134-0081 東京都江戸川区北葛西3丁目2-1

 

 

東京メトロ東西線の西葛西駅から

徒歩で15分強のところにある行船公園は

複合公園で、動物園や江戸川平成庭園があります。

区民だけではなく、広く開放されていて、

いずれも無料で入園できます。

 

 「行船公園」(ぎょうせんこうえん)は、明治から昭和初期にかけて、

東京府議長や衆議院議員を務めた政治家・田中源により寄贈された敷地に開園され、

現在は、江戸川区立の公園となっています。  

 

門を入ると広く開けた広場になっています。

右手が動物園、その奥が江戸川平成庭園です。

庭園の向かいに水草の池があり、

その奥が釣り堀になっています。

 

 「行船」の名は、田中源の屋号にちなんだものです。  

 

噴水の奥に桜庭があり

私が訪れた10月下旬というのに紅葉が始まっていました。

 

庭園の南隣(下)が動物園です。

 

 

 公園の北側に位置する「江戸川平成庭園」は、平成元年に整備された敷地面積1万2千平方メートルの池泉回遊式庭園です。数寄屋造りの和風建築「源心庵」や林泉亭やつつじ亭の四阿(あづまや)があります。

 湧水が流れ込んでいる主池は、江戸時代に東京湾の水を引き込んでいた潮入り式庭園にならって、池の水位が上下するような工夫がなされています。  庭園と同時にオープンした「源心庵」は、地元の方の茶会、句会、華道など和のイベントで利用されています。建物が池泉にせり出している一方で、玄関前にある枯山水庭園がとてもかっこいいです。  庭園には桜もあり、「つつじ亭」前のツツジ、花菖蒲、秋には紅葉、冬には雪吊りと四季通じて楽しめる庭園です。

 

源心庵まの枯山水庭園

 

源心庵を半周囲んで流れるせせらぎは

「これぞ日本庭園」という風情を醸し出しています

 

せせらぎの流れ込む先に堰堤があり

そこから流れ込むのが主池です

その先にせり出している数寄屋造りの建物が

源心庵です

 

数寄屋造りの和風建築「源心庵」

 

 庭園と同時にオープンした「源心庵」は、

地元の方の茶会、句会、華道など和のイベントで利用されています。

建物が池泉にせり出していす数寄屋造りで

端正さに重厚さを感じます。

 

■ 源心庵  

 純日本建狐の数寄屋造りで、226平方メートル(68坪)の広さをもち、月見台が大きく池へ張り出した浮見堂の形式で建てられています。  

 外装は京じゅらく色の吹き付け壁、屋根は銅板葺きで、ゆるやかな波を表現し、「むくり」のついた入母屋となっています。  

 池泉を眺望する和室や立礼席は、本格的な茶会など、日本文化の伝統を受け継ぐ催しの場としてご利用出来ます。(案内板より)  

 

 

つつじ亭

 

「つつじ亭」からは主池を見下ろせます。

つつじ亭前のツツジ、花菖蒲、

秋には紅葉、冬には雪吊りと四季通じて楽しめる庭園です。

 

 

林泉亭

 

池を廻遊して、一息

すぐ近くにある、二段に落ち込む大滝の音を聞きながら

疲れを癒やせます

 

大滝

 

ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】 写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。 静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm 映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm  【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 千葉県浦安市 浄土宗大蓮寺 池泉庭園や枯山水庭園など4つの庭園のある寺院

2022-11-20 12:33:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 


  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 千葉県浦安市 浄土宗大蓮寺 池泉庭園や枯山水庭園など4つの庭園のある寺院


 



 


 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。


 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 千葉県浦安市 浄土宗大蓮寺 池泉庭園や枯山水庭園など4つの庭園のある寺院


 


「光縁山 勢至院 大蓮寺」(だいれんじ)は、室町時代後期、すなわち戦国時代の天文13年(1544)に、小田原から行脚してきた覚誉存栄上人によって建てられた浄土宗のお寺です。東京メトロ東西線・浦安駅から徒歩で5分強のところにあります。行徳・浦安観音霊場三十三ヵ所33番札所で、重森三玲に師事した現代の作庭家・吉河功さんの作庭による4つの庭園があります。

 池泉庭園“薬師如来瑠璃光浄土之庭”、本堂前庭“二十五菩薩来迎之庭”は常時公開されていますが、枯山水の中庭“二河白道之庭”、および書院庭園“仙樹庭”は通常非公開です。

 室町時代後期の浦安は、江戸川河口の小さな漁村に過ぎませんでした。町外れにある小さなお堂に、行基が彫ったといわれる勢至菩薩像(せいしぼさつぞう)が奉られていました。覚誉は、その見事さに惹かれ、小田原にあった自分のお寺と同じ名前の大蓮寺を創建し、その勢至菩薩像を守ろうとしました。
 火災などの災害に遭いながらも、現在は、開山堂に奉られていて、安産祈願に多くの人が訪れています。

 江戸時代には、東京の大寺院『増上寺』の住職・学誉冏鑑を輩出したり、鐘楼の脇にある黒門(裏門)が福岡藩主・黒田氏の江戸屋敷より移築されたりと、伝統ある寺院です。鐘楼は、増上寺法主・学誉冏鑑の頃に整えられましたが、現在の鐘楼は、明治時代に再建されたものです。


 


■ アクセス


 


 東京メトロ東西線 浦安駅より南の方向に徒歩10分弱
 〒279-0041 千葉県浦安市堀江4丁目14-2


 



常念仏塔下方が参道・表門


 



大蓮寺参道


 


 東京メトロ地下鉄東西線浦安駅から歩きますと、


清滝神社を通り越したところに、


大蓮寺の参道が見えてきます。


 



大蓮寺表門



 長い参道の途中に表門がたたずんでいます。


参道には、海苔養殖により浦安に貢献した大塚亮平と、


魚市場の設立をはじめ幾多の業績を残した


宇田川六郎兵衛の説明文があります。


 


 



水子地蔵尊


 


 表門をくぐりますと水子地蔵が見てきます。
 「水子地蔵尊」は参道左側にあり、


3月の春彼岸会にはだれでも参詣できる、


水子供養の大法要が厳修されます。


 



大蓮寺本堂


 


 参道をさらに進みますと正面に本堂が見えます。
 現在の本堂は、昭和2年の建立です。


しかし、老朽がすすみ、平成8年に改修築されました。


その時に、三夜堂と地蔵堂も、あわせて建立されました。


また客殿は平成13年に再築されました。
 ご本尊は阿弥陀仏で、毎朝、ここで勤行が行われています。


鐘楼



 鐘楼は、本堂を背にして斜め左にあります。
 享保19年(1734年)に、学誉大僧正の遺徳顕彰のために建立されました。


農繁期の時報として、12月31日の除夜の鐘として利用されてきました。
 鐘楼は、古くなったために、明治10年に再築されました。


また、梵鐘は、昭和18年の金属供出運動によって献納されてしまいました。


そのために、現在の梵鐘は、昭和26年に、


千葉県佐倉出身の彫金の大家、香取正彦により、鋳造されたものです。
 浦安市唯一の鐘楼ですので、


大晦日には、除夜の鐘として、ここに多くに参詣者が訪れます。


 



本堂前庭『二十五菩薩来迎之庭』



 本堂前にある庭園は、「本堂前庭」と呼ばれています。
 伝統的な枯池・枯山水庭園で、


“阿弥陀如来諸菩薩来迎之庭”とも呼ばれています。
 1991年に、大蓮寺の開創450年の記念法要に際して、


作庭家・重森三玲に師事した吉河功により作庭されました。
 この庭園は、大きく3つの部分に分かれていて、


本堂寄りの白砂と松、中央(上部写真が中央部分)が


庭園の核となる来迎の庭、


写真左側に移っていない、庫裏の前にある


枯山水庭で構成されています。


 



【カシャリ!庭園めぐりの旅】 大蓮寺の4つの池泉・枯山水庭園


『二十五菩薩来迎之庭』の本堂寄り部分



白砂に松、中央に三角石の置かれた、


非常に見た目は簡素ながら、


中央の石が堂々とどっしり見えます。


 



『二十五菩薩来迎之庭』 中央、最も奥の部分


 


前庭の中央部分が、この庭園の核となる部分で、


庫裏の玄関に至る小径沿いにあります。
 西方極楽浄土から来迎して下さる、


二十五菩薩を引き連れた


阿弥陀如来慈悲が表現されている庭園です。
 建物に向かって正面に見て、


左手奥にある枯滝石組が阿弥陀如来を中心にして、


左右に観音菩薩と勢至菩薩の三尊を、


その他の立石が二十五菩薩を表しています。
 念仏により、西方極楽浄土から、


私たち庶民の許へ来迎する阿弥陀如来および


二十五菩薩の慈悲を表しています。


 



池泉庭園『薬師如来瑠璃光浄土之庭』



 大蓮寺にある4つの庭園の二番目の庭園は、梵鐘の隣にあります。
 本堂前庭と同じ、吉河功による作庭です。


作庭者が“十二神将之庭”と命名している


この池泉庭園は、1999年の作です。


 



池泉庭園『薬師如来瑠璃光浄土之庭』は鐘楼の西隣


 


鯉が泳ぐ池泉庭園で、


教典にある東方世界の浄土「瑠璃光浄土」が


表現されています。


 



池泉庭園『薬師如来瑠璃光浄土之庭』の二段の滝


 


水が流れ落ちる二段の滝石組は、


薬師三尊(薬師如来・日光菩薩・月光菩薩)を中心とした


落ちつきのある造形となっています。


深山幽谷から流れ落ちる神秘の滝で、


薬師水と呼ばれる浄水によって、


病気を平癒させる意味が込められています。


 



永代供養塔
 本堂左手の墓地入口には「永代供養塔」があります。


 



開山堂



 戦国時代の天文13年(1544)に、


小田原から行脚してきた覚誉存栄上人は、


行基が彫ったといわれる勢至菩薩像(せいしぼさつぞう)に、


この地であうことができました。


覚誉は、その見事さに惹かれ、


小田原にあった自分のお寺と同じ名前の大蓮寺を創建し、


その勢至菩薩像を守ろうとしました。
 ここには、大蓮寺が建立されるきっかけとなった、


覚誉が惚れ込んだ勢至菩薩像が、現在も奉られています。
 火災に遭いながらもその姿をとどめてきましたが、


今日では、安産のご祈願のお参りに多くの方が訪れてきます。


 



裏門(黒門)



 裏門は黒塗りで、


江戸の黒田藩の馬検所(馬場の入口)の門が移築されたもので、


今から300年以上も前の古いものです。


 


 





【カシャリ!庭園めぐりの旅】 大蓮寺の4つの池泉・枯山水庭園
 


ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 東京都墨田区 都立横網町公園 震災・大戦の慰霊と伝承の公園 4 日本庭園 260205

2022-11-02 20:03:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 東京都墨田区 都立横網町公園 震災・大戦の慰霊と伝承の公園 4 日本庭園 260205

 

 

名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 東京都墨田区 都立横網町公園 震災・大戦の慰霊と伝承の公園 4 日本庭園

     https://tokyoireikyoukai.or.jp/park/history.html

 

■ 横網町公園

 

 大正11年(1922年)、東京市は、陸軍被服廠(軍服などを作る工場)の移転に伴い跡地を買収し、公園の造成を進めていました。そ大正12年(1923年)9月1日に関東大震災っが発生し、ここ被服廠跡に周辺の人たちが家から布団や家財道具を持ち出し、続々と避難してきました。

 ちょうど昼時であったことと、台風の余波で強風が吹いていたこともあり、各所で火災が発生しました。この被服廠跡にも強風にあおられた炎が四方から迫り、家財道具などに燃え移り、激しい炎となり、一気に人々を飲み込みました。この地だけで、3万8千人もの尊い命が失われてしまいました。

 関東大震災の死者は、当時の東京府市合わせて7万人を超えました。諸霊を弔慰するために、大正12年10月19日に、東京府市合同の大追悼式が挙行されました。翌年には、東京府市合同で震災殃死者一周年祭並びに法要が行われ、以来絶えることなく今日まで続けられてきました。

 当初「大正震災記念公園」と仮称された公園でしたが、昭和5年(1930年)に「横網町公園」として開園しました。しかし、昭和16年(1941年)に太平洋戦争が勃発しました。空襲による都内犠牲者の数は、10万人をはるかに超え、震災遭難者約5万8千人と合わせて16万3千人の遺骨が東京都慰霊堂として祀られました。

 平成13年(2001年)には、花壇と一体となった「東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑」が建設され、園内が華やかになりました。

  開園日  昭和5年(1930年)9月1日
  開園面積 19,579.53m2

 

■ アクセス

 

 JR総武線・両国駅西口より徒歩8分
 都営地下鉄大江戸線両国駅(江戸東京博物館前)下車A1出口より徒歩2分
 〒130-0015東京都墨田区横網二丁目3番25号 03-3622-1208

 

慰霊堂、復興記念館や日本庭園といろいろあります

 

横網町公園日本庭園に行くには、北門から入るか

慰霊堂近くの銀杏並木の北端へ行くと

せせらぎの源流から見ることができます。

 

日本庭園への入口

 

源流の泉からせせらぎの下流方向を望む

泉といいましても、どうやら隅田川の水を引いているようです

 

源流を少々下ったところから

下流方向を見ますと石橋が見えます

 

平らな石橋の右手に

石原町・緑町震災戦禍追悼碑があります

 

「光天照地」の碑銘が入った

震災戦禍追悼碑があります。

周囲には彼岸花を始め花が咲いています。

 

 

せせらぎに沿って下って行くと

遠くに四阿(あずまや)が見えてきました

 

せせらぎは、二段の小滝が配されていて

爽やかな水音を立てています。

 

滝が落ち込んだ先が池となっていて

池泉廻遊式庭園であることがわかります

 

池の畔で雀が滝音に耳を傾けていました

 

池の畔からせせらぎの上流方向を見ると

先ほど見た震災戦禍追悼碑や

石橋が見えます

 

ズームをちょっと引いて池全体を見てみました

 

弓なりになった石橋の近くには

石灯籠や小竹が植えられたりして

日本庭園らしさがん最も感じられる作庭です

 

この池には、右手からも水が流れ込んでいるようです

 

もう一つの源流の注ぎ口

 

源流注ぎ口のそばに

ザクロの古木が、形良くくねっていました

 

ザクロの古木のそばには、

秋の七草が植えられていて、

「日本庭園だな~」と実感!

 

萩は、満開には少々遅かったですが、

日本庭園の締めくくりにふさわしさを醸し出してくれていました

 

 

 3復興記念館 ◀前 次▶ 1慰霊堂(トップ)

 

■東京都墨田区 都立横網町公園

 

 

  ■ カシャリ! ひとり旅

 

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】26-1203 東京都北区 旧古河庭園 洋風庭園と日本庭園が併存するユニークな都立9庭園の一つ

2022-08-26 11:06:08 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】26-1203 東京都北区 旧古河庭園 洋風庭園と日本庭園が併存するユニークな都立9庭園の一つ

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

 

           名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道 仏教 仏像

 

 

■ 東京都北区 旧古河庭園 洋風庭園と日本庭園が併存するユニークな都立9庭園の一つ

 

 旧古河庭園は、東京都北区にあります洋風庭園と日本庭園が併存するユニークな東京都が管理する庭園ですもと明治の元勲・陸奥宗光の邸宅で、次男が古河家の養子になった時に、ここが古河家の所有となりました。

 伝統的な手法と近代的な技術の融和により、和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な事例といわれています。数少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在として、平成18年1月26日に文化財保護法により国の名勝指定を受けました。

 武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘に、英国人ジョサイア・コンドル(1852~1920)設計の洋館があります。その斜面を利用して彼の設計した洋風庭園があり、バラの名園として知られています。

 一段下がった低地部に、京都の庭師植治こと小川治兵衛(1860~1933)の手による日本庭園があります。山県有朋の京都別邸として知られます無鄰菴をはじめ、平安神宮神苑、南禅寺界隈の別荘庭園などを作庭した小川治兵衛です。それらのいずれも平坦な廻遊式庭園が中心でありますが、ここでは、起伏を利用して茶室を配するなど、治兵衛とはことなる挑戦的な作庭を私は感じました。(素人の意見)

 全体的にもコンドルと治兵衛という実積の多い設計者のコラボレーションによる必見の場としておすすめします。

 バラの季節は、入園するのに行列しますので、できるだけ早い時間帯に入園することをおすすめします。混んでいないと洋館の喫茶室の利用もできますが、混んできますと入園の行列以上に待たされますので、ご注意ください。

 

 

旧古河庭園の、石灯籠の多い日本庭園の写真を

ご覧いただけます。

 

【カシャリ!庭園めぐりの旅】 旧古河庭園

↑クリック

 

 

■ カシャリ! ひとり旅

 

 


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】東京都北区12-04 名主の滝公園 都内有数の落差の男滝ほか3滝

2022-08-11 11:48:25 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 


  【カシャリ!庭園めぐりの旅】東京都北区12-04 名主の滝公園 都内有数の落差の男滝ほか3滝 


 



 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。


 


 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。


 









           名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道 仏教 仏像


 



 



■ 東京都北区12-04 名主の滝公園 都内有数の落差の男滝ほか3滝


 江戸時代の安政年間(1854~1860)に王子村の名主「畑野孫八」が自邸に開いたのが始まりで、“名主の滝”の名前の由来もここから来ました。

 庭園として整備されたのは、明治の中頃で、垣内徳三郎という人の所有になってからでした。昭和13年には、株式会社精養軒が買収し、食堂やプールなどが作られ公開され続けてきましたが、昭和20年4月の空襲により焼失し、ようやく東京都によって再公開されるようになったのは昭和35年11月でした。

 武蔵野台地の突端である王子近辺には滝が多く、かつて「王子七滝」と呼ばれる7つの滝がありました。このうち「名主の滝」だけが現存する唯一の滝となっています。

 「名主の滝」は、都内でも有数の8メートルの落差を有する男滝(おだき)を中心とする女滝(めだき)・独鈷の滝(どっこのたき)・湧玉の滝(ゆうぎょくのたき)の4つの滝からなります。しかし、現在は、雄滝のみが水を落としています。

 名主の滝公園は、これらの滝とケヤキ・エノキ・シイ、そして100本余りのヤマモミジが植えられた斜面を巧みに利用して自然の風景を取り入れた回遊式庭園です。

利用時間    午前9時から午後5時まで 入園は閉園の30分前まで
        7月15日から9月15日は午前9時から午後6時まで
 休園日    12月29日から1月4日まで
 滝・流れ清掃日 第2・4月曜(5月から10月) 第4月曜(11月から4月)

アクセス
 114-0021 東京都北区岸町1-15-25 03-3908-9275
 JR王寺駅より、線路西側を北上して、徒歩10分



 





都内にこのように大きな落差の滝があるなんて!



桜も見逃せません



たくさんの写真で紹介




  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 名主の滝公園
   http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/tokyo/kitaku-ouji/tokyo-kitaku-ouji15.pdf



↑ クリック



 



■ カシャリ! ひとり旅



 







 


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】26-1205 東京都北区 音無親水公園 古くからサクラと紅葉の名所

2022-08-08 14:42:06 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】26-1205 東京都北区 音無親水公園 古くからサクラと紅葉の名所

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

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■ 26-1205 東京都北区 音無親水公園 古くからサクラと紅葉の名所

 音無親水公園は、小平市の東部を源にして隅田川に注ぐ石神井川の旧流路に整備された公園です。石神井川は、北区付近では“音無川”と呼ばれ親しまれ、古くからの春の桜・夏の青楓と滝あび、秋の紅葉など四季の行楽の名所、景勝の地でした。

しかしながら、戦後の経済の復興・発展とともに石神井川も生活排水などで汚れた川となり、洪水による被害を防ぐ目的で、昭和30年代から始まった改修工事によって緑の岸辺は厚いコンクリートの下へと消え、典型的な都市河川となりました。この改修工事で、飛鳥山公園の下に2本のトンネルを掘り、石神井川流路のショートカットが行われ、残された旧流路に、「かつての渓流を取り戻したい」として音無親水公園ができました。

音無親水公園は、全国の都市公園の模範たる公園として“日本の都市公園100選”に選ばれています。都内では、国営昭和記念公園、日比谷公園、上野公園、水元公園、代々木公園が選ばれており、園内には記念碑があります。

アクセス
 JR王寺駅北口下車徒歩約5分

 

 

サクラと紅葉の名所

園内のいろいろな写真を紹介

↓ クリック

【カシャリ!庭園めぐりの旅】 音無親水公園
 http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/tokyo/kitaku-ouji/tokyo-kitaku-ouji21-1205otonashi.pdf

 

音無親水公園の近隣

 東京・北区王子1  王子稲荷神社 pdf 
 東京・北区王子2  金輪寺 pdf 
 東京・北区王子3  名主の滝公園、三平坂 pdf 
 東京・北区王子4  王子神社、音無親水公園 pdf 
 東京・北区王子5  音無さくら緑地と石神井川 pdf 
 東京・北区王子6  金剛寺と松橋弁天 pdf 
 東京・北区王子7  谷津大観音と石神井川の桜 pdf 
 名所メニュー一覧

 

 

■ カシャリ! ひとり旅

 


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】02-sumida02 旧安田庭園 東大安田講堂で知られる安田財閥の寄贈

2022-08-07 11:46:19 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】02-sumida02 旧安田庭園 東大安田講堂で知られる安田財閥の寄贈 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

 

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■ 東京 墨田区 旧安田庭園 東大安田講堂で知られる安田財閥の寄贈
 

 江戸時代元禄4年(1691)、本庄因幡守宗資(いなばのかみむねすけ)が下屋敷を拝領し、隅田川の水を引き入れ、中央に「心」の字をかたどった池を配した庭園にしました。潮の干満による景色の変化を楽しめる「潮入り池泉廻遊式庭園」です。

 明治になりますと旧備前岡山藩主池田章政邸となり、明治24年(1891)に安田財閥の創始者安田善次郎の所有となりました。大正時代に、東京市に寄贈され、昭和に入ると和風庭園として一般公開されるようになりました。

 現在は、東京都から墨田区に移管され、貴重な文化財を保護しています。JR総武線両国駅から徒歩7分と近い上、両国国技館の隣という地の利から、多くの人に親しまれています。

 

 

 

潮の干満による景色の変化を楽しめる「潮入り池泉廻遊式庭園」

 

写真・解説

 

 

■ カシャリ! ひとり旅

 

 


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】02-sumida01 向島百花園 大名庭園とはひと味異なる百花繚乱の花園

2022-08-07 07:48:41 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】02-sumida01 向島百花園 大名庭園とはひと味異なる百花繚乱の花園

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

 

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■ 向島百花園 大名庭園とはひと味異なる百花繚乱の花園

  http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index032.html

 向島百花園(むこうじまひゃっかえん)は、東京葛飾区にある、昭和8年という早い時期に国指定名勝となり、都立9庭園の一つです。昭和53年10月に文化財保護法により国の名勝及び史跡の指定も受けています。

 民営としての百花園の歴史は昭和13年まで続き、同年10月に最後の所有者の小倉未亡人から東京市に寄付されました。

 庭を造ったのは、それまで骨とう商を営んでいた佐原鞠塢で、当時、旗本だった多賀氏の屋敷跡を購入したのが始まりです。当初は梅が360本も植えられ、当時有名だった亀戸の清香庵字臥竜梅の梅屋敷に対して「新梅屋敷」と呼ばれました。徳川第12代将軍・徳川家慶の梅見や、明治時代には皇族関係といった著名人が訪れたと記されています。

 その後、ミヤギノハギ、筑波のススキなど詩経や万葉集などの中国、日本の古典に詠まれている有名な植物を集め、四季を通じて花が咲くようになりました。「百花園」の名称は、一説で は、「梅は百花に魁けて咲く」または「四季百花の乱れ咲く園」という意味でつけられたようです。

 花の咲く草花鑑賞ができる庭園です。

 現在は、池越しに東京スカイツリーを眺められます。

アクセス
 

 東武スカイツリーライン 東向島駅より徒歩6分
 京成押上線 京成曳舟駅より徒歩13分
 〒131-0032 東京都墨田区東向島3丁目18−3
 

 

 

江戸にありながら大名庭園とは異なる風情

春夏秋冬楽しめる庭園ですが、

萩の時期も良いですよ。

萩のトンネルをくぐってみてはいかがでしょうか。

池越しのスカイツリーも良いですね。

 

 

写真と解説

 

 

 

■ カシャリ! ひとり旅

 

 


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】01-katsushika02 東京都葛飾区 堀切菖蒲園 江戸の将軍も愛でた花園

2022-08-02 13:34:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 


  【カシャリ!庭園めぐりの旅】01-katsushika02 東京都葛飾区 堀切菖蒲園 江戸の将軍も愛でた花園 


 



 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。


 


 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。


 









           名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道 仏教 仏像


 



 



■ 東京都葛飾区 堀切菖蒲園 江戸の将軍も愛でた花園

  http://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006888.html

 堀切菖蒲園(ほりきりしょうぶえん)は、東京都葛飾区にある花菖蒲の名所として知られ、葛飾区指定名勝に選ばれています。

 江戸時代後期になりますと、小高伊左衛門が各地の花菖蒲を収集し、『小高園』を開園し、日本で最初の観光花菖蒲園となりました。歌川広重や豊国もここを描いています。江戸幕府12代将軍・徳川家慶や13代家定も訪れたといいます。

 毎年6月上旬〜中旬にかけて、江戸花菖蒲を中心とした200種6000株の花菖蒲が見頃を迎えます。それに合わせて『葛飾菖蒲まつり』が開催されます。



 



アクセス
 



 京成本線 堀切菖蒲園駅より徒歩8分
 〒124-0006 東京都葛飾区堀切2丁目19-1
 



 



 





 



堀切菖蒲園写真集



 



 



■ カシャリ! ひとり旅



 







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【カシャリ!庭園めぐりの旅】01-katsushika01 邃渓園 寅さんで知らる帝釈天庭園

2022-07-30 14:59:08 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】01-katsushika01 邃渓園(すいけいえん) 寅さんで知られる帝釈天の日本庭園

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

 

 名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道 仏教 仏像

 

■ 邃渓園(すいけいえん) 寅さんで知られる帝釈天の日本庭園

 𨗉渓園は、日蓮宗の寺院である「柴又帝釈天」「題経寺」の大客殿前に広がる池泉式庭園です。昭和40年(1965年)に、向島の庭師「永井楽山」の設計・作庭による庭園です。庭園へは立ち入れませんが、昭和59年(1984)、庭園の周囲に設けられた100mもある屋根付きの、Z字型に続く廊下から楽しめます。

 池泉には平石橋が架けられ、護岸には石が敷き詰められています。庭の中央には、巨石に松の支柱が乗せられていたり、池泉には、おきまりではありますが、鯉が泳いでいたり、石には亀が休憩していたりします。

 切石に窪みを掘った手水鉢の脇やその先の猿の置物には日本酒が置かれています。

 回廊ができる前は、大客殿から庭園を望むだけでしたが、回廊ができたおかげで、地越しに大客殿を望めるようになりました。

 大客殿では冷茶やお茶のセルフサービスが提供されていますので、一息いれて休憩を取れます。

 庭園そのものは、800平米と中規模程度の大きさです。しかし、柴又帝釈天は「彫刻の寺」ともいわれ、本堂下などに彫刻ギャラリーとして、緻密な彫り物を鑑賞できます。日本庭園と彫刻の両方を楽しめ、訪問者の満足度を高めています。


アクセス

 東京都葛飾区柴又7丁目8−12 電話 03(3657)2886
 京成線「柴又」駅 徒歩3分
 北総公団線「新柴又駅」下車徒歩12分。
 JR小岩駅より京成バス(金町行)に乗り15分程、「柴又帝釈天」下車。
 JR金町駅より京成バス(小岩行)に乗り5分程、「柴又帝釈天」下車。
 JR常磐線 金町駅より徒歩20分

 駐車場
  なし(柴又公園駐車広場から徒歩10分。1日500円)

開園
 午前9時~午後4時
 12月28日~1月3日迄は庭園のみ閉園。同期間は拝観料が半額。

入園料
 庭園・彫刻ギャラリー共通 大人 400円 小中学生 200円


 

𨗉渓園は、「柴又帝釈天」「題経寺」の池泉式庭園です。

昭和40年(1965年)に、向島の庭師「永井楽山」の設計・作庭による庭園です。

 

帝釈天参道

 

寅さんの映画に出て来るのは別のお店

 

帝釈天山門

 

帝釈天本堂

 

𨗉渓園(すいけいえん)には大客殿玄関から入ります

大客殿では冷茶やお茶のセルフサービスが提供されています

 

回廊ができる前は、大客殿から庭園を望むだけでしたが、

回廊ができたおかげで、池越しに大客殿を望めるようになりました

 

庭園そのものは、800平米と中規模程度の大きさです

 

 

庭の中央には、巨石に

松の支柱が乗せられているところもあります。

 

池泉には平石橋が架けられ、

護岸には石が敷き詰められています。

 

池泉式庭園

 

池泉には、おきまりではありますが、

鯉が泳いでいたり、石には亀が休憩していたりします。

 

切石に窪みを掘った手水鉢の脇や

その先の猿の置物には日本酒が置かれています

 

 

 

柴又帝釈天は「彫刻の寺」ともいわれ、

本堂下などに彫刻ギャラリーとして、緻密な彫り物を鑑賞できます。

日本庭園と彫刻の両方を楽しめ、訪問者の満足度を高めています。

 

詳細情報

http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/tokyo/katsushika/katsushikaku01-teien.pdf

 

 

■ カシャリ! ひとり旅

 

 


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 東京北区 旧渋沢庭園 渋沢栄一が晩年を過ごした旧宅 2612-kitaku02

2022-07-29 13:17:38 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 東京北区 旧渋沢庭園 渋沢栄一が晩年を過ごした旧宅 2612-kitaku02

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

 

           名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道 仏教 仏像

 

 

 東京  北区 旧渋沢庭園 飛鳥山  
  http://www.asukayama.jp/asukayama/as02/as02.html 

■ 東京北区 旧渋沢庭園 渋沢栄一が晩年を過ごした旧宅

 渋沢栄一が晩年過ごした旧渋沢庭園は、飛鳥山公園の一角にあります。

 飛鳥山は、東京都北区の南部に位置する公園です。1873年(明治6)の太政官布達により指定された日本最初の公園として知られています。

 日本橋から2里(約8キロ)という、日帰り可能な距離であった飛鳥山は、八代将軍徳川吉宗が1270本もの桜を植えて開放して以来の、水茶屋(湯茶サービス付き休息所)の設置を許可し、庶民の憩いの場となりました。上野・浅草・芝・深川、そして飛鳥山の5公園が、桜の名所として指定されました。時代により姿を変えつつも、飛鳥山公園は今も人々に親しまれています。

 富士山や筑波山の眺望も楽しめる上、付近には王子稲荷などの社寺や滝などの見どころもあり、四季を通じての絶好の行楽地です。

 園内には、紙の博物館、北区飛鳥山博物館、渋沢史料館の3つの博物館があります。

 飛鳥山公園の一角に、渋沢栄一が1879(明治12)年から亡くなる1931(昭和6)年まで、初めは別荘として、後に本邸として過ごした「曖依村荘(あいいそんそう)」とよばれる邸宅跡を「旧渋沢庭園」として一般に公開しています。

 往時は8470坪(約28,000㎡)の敷地に日本館と西洋館からなる本館をはじめ色々な建物が存在しましたが、その多くは1945(昭和20)年の空襲で消失しました。

 旧渋沢庭園入園時間
  午前9時より午後4時30分まで(3月~11月)
  午前9時より午後4時まで(12月~2月)
  入園は無料です。入園時間は季節により変わる場合があります。

 

 

 

詳細

東京
北区
 旧渋沢庭園で渋沢栄一の晩年を忍ぶ 1202
飛鳥山公園の一角に、渋沢栄一が晩年、初めは別荘として、後に本邸として過ごした「曖依村荘(あいいそんそう)」とよばれる邸宅跡

 

関連ページ

 

東京
北区
 飛鳥山公園は日本最初の公園 1201
桜の名所として知られる飛鳥山公園は、八代将軍徳川吉宗が庶民の憩いの場として作ったのが始まり。園内に日本最初の公園を記す碑がある

 

 

日本の庭園を紹介しています

http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexteien.htm

↑ クリック

 

 

 

 

■ カシャリ! ひとり旅

 

 

 

 


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