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経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2-1 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山

2023-02-12 10:39:52 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2-1 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。

 写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。

 何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・

 他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。

 

名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道



■■ 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山  

 「御苦楽園」(ごくらくえん)は、昭和初期に当地の実業家・水戸部弥作によって造られ、昭和40(1965)年に開園した池泉回遊式庭園です。天童市街地の外れにある、個人の作庭・運営による庭園ですので、正直なところ、行く前はあまり期待をしていませんでし。良い意味で、期待を裏切られました。  庭園の設計は、地元の庭師・山口助松(養樹園)と、松下幸之助の『真々庵』を手掛けた京都の庭師・川崎幸次郎です。  当園設立者、現園主の曾祖父で、山形県東村山郡干布村の農弥十郎の次男として生まれました。16歳の時、父親が多額の財産を分与しようとしましたが、深く考えるところがあって固辞し、当時金百円の資金のみを受けて分家しまし、水車、米穀販売業を営みました。  生来、剛毅かつ独立心が強く、幾多の労苦を重ねて大いに発展しましたが、その後、長兄に死なれ、実家に戻り家督を相続しました。実家に戻って3年後、酒造業(山形正宗)に着手し、短期間に、地方の醸造家として世に知られる程でした。  しかし自生活にはきわめてきびしく、その反面、学校教育および各種団体の育成にはきわめて熱心で、それらに対しての尽力は人の目を驚かすものがありました。  50才の春、決するところがあって、長男に酒造業を、次男に醤油醸造業を担当させ、自らは敷地弐千数百坪の土地を買い上げて隠居しました。昭和初期の不況下に、失業対策をかねて、当園を庭することにし、多数の人夫を雇うなど、失業対策に尽力しました。  子孫には財産よりも精神を相続させる方が有意義と信じ、自分が過ごした青年時代から経験してきた修養の資とした処世訓や、古今の金言の数々を柱石に刻み、庭園に立て、その一部が多数、今日までも残されています。近所の子供達を集め、その柱石を読ませ、褒美を与えたと言います。  人生の苦しみと楽しみを盛った庭園という意味で「御苦楽園」と名づけました。  園内には、県内外から銘石、銘木を集め、山、沢、池、滝を配しました。石灯籠の多さも特徴的で、「一家にお金は残さない」としましたものの、「いざという時、いつの時代にも価値あるもの」といった意味が石燈籠にあるという考えだったそうです。  かつての主屋の前にも築山式の池泉鑑賞式庭園があり、隣接する蔵屋敷なども見学できます。大きく4つのエリアに分かれていると言って良いでしょう。  入園してすぐ前が四阿(あずまや)跡と自動自活石柱のあるところで、四字熟語による代表的な格言としていることがわかります。  そこに隣接する池泉エリアが最大のところで、宝来山(蓬莱山ではない)から見下ろすとその素晴らしさが格別です。  三番目が、主屋・なまこ壁の蔵エリアで、小さな池があります。  4つ目は、裏庭と言っても良いのでしょうか、築山のある池泉鑑賞型庭園です。  各々がバラバラではなく、かといってまとまっているのでもなく、不思議な融合感で繋がっています。  庭園面積は、5,940平方メートルですが、ちなみに隣接している小学校までが、かつての水戸部家の敷地であったそうです。教育に対して熱心な水戸部弥作が、その敷地の一部を寄贈したそうです。  個人で、これほどの庭園を造れたのは、水戸部の強い社会観があったればこそと考えます。

 

  【 注 】 エリア名は、当ブログ管理者の命名  

 

■ アクセス

 JR山形新幹線 天童駅・山形駅より路線バス「ごくらく園口」バス停下車 徒歩3分  天童駅より約4km(レンタサイクルあり)  JR奥羽本線 天童南駅より約3km(徒歩約40分)  〒994-0051 山形県天童市奈良沢乙47   入園時間    8:00~17:00  休園日冬期間    1月10日~2月末まで休園  駐車場        無料駐車場  入園料        個人 大 人 400円 子ども 200円(30名以上団体割引あり)      ※ 案内希望の場合は別途1,500円  事前予約    電話にて事前に予約 023-653-3392

 サイト    http://gokuraku-en.jp/gokurakuen.html

 

■ 【アドバイス】  天童駅から4kmもありますし、路線バスも少ないので、スケジュールを組むときには、事前に調べておくことをお勧めします。  私は、山形駅前から山交バス天童線・天童駅前行きに乗り、ごくらく園口で下車しました。この路線は、山形駅と天童駅の間を往復する路線ですので、おそらく天童駅で折り返すのでしょう。  ごくらく園口バス停で降りると、20数m戻ったところの道を入るのですが、案内板が見にくいですので、注意が必要です。  乗車時間は、40分弱、乗車賃は590円(2022年現在)です。長い距離を走るからか、乗車時間になってもなかなか来ないですので、諦めずに辛抱強く待つ必要があります。  私は、予約なしでゆきましたが、親切に対応して下さいました。  金言集も販売されています。

 

■ 宝来山エリア

園内マップ(公式サイトより)

 

宝来山は、蓬莱山になぞらえて命名された

園内最高地の場所

 

金言石柱の脇に小径があり、

左手に池泉エリアの池があります。

 

上述の小径を進むと石橋があり、

池泉エリアの最下部に至ります。

 

池泉エリアの最も長く大きな池が見えてきます。

 

自動自活エリアのユニークな石灯籠も見えます

 

このエリアで最も大きな石灯籠

 

池脇のオブジェ風のユニークな形に刈り上げられた松

 

池に配された徽軫灯籠(ことじとうろう)

 

池の周囲にはいろいろな石灯籠が配されています

 

上記の石灯籠脇の石橋

 

宝来山へ続く小径

 

宝来山脇の松と石灯籠

 

蓬莱山の心社(お社)の鳥居

 

宝来山頂上へ

 

宝来山頂上の下に立つ石碑

 

宝来山頂上

 

心社

宝来山頂上に立つ祠(ほこら)

 

心社ほこらの中

 

宝来山頂上から

先ほど見てきた池を見る

「三の池」

 

 

 

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

 

  ■ カシャリ! ひとり旅

 

ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】 写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。 静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm 映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm  【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!ひとり旅】 宮城県石巻市 齋藤氏庭園 東北三大地主作庭の池泉廻遊式庭園 2 主庭園 主屋横小池

2023-02-11 10:33:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 宮城県石巻市 齋藤氏庭園 東北三大地主作庭の池泉廻遊式庭園 2 主庭園 主屋横小池

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 宮城県石巻市 齋藤氏庭園 東北三大地主作庭の池泉廻遊式庭園 2-2 主庭園 主屋横小池 

 「齋藤氏庭園」(さいとうしていえん)は、宮城県石巻市前谷地にあります。“東北三大地主”のひとつとして挙げられ、9代当主により明治時代に作庭された池泉回遊式庭園で、国指定名勝(平成17年7月14日 )でもあります。邸宅から背後の丘陵地まで、一体感のある空間は見る者を圧倒します。

 園内は、大きく4つのエリア(除受付・駐車場)に分けることができます。
    1 宝ケ峰縄文記念館エリア
    2 主庭園エリア
    3 奥池エリア
    4 東池エリア

 斎藤氏は、秋田県の池田市酒田の本間氏と並び近代における東北三大地主と言われています。江戸時代、二代目善兵衛の時に酒造業を始め、9代目善右衛門の時に酒造業を辞め、莫大な資産を背景に会社を設立して社長となり、衆議院議員を勤めました。

 齋藤氏庭園は、複数の池泉回遊式庭園でなり、国の名勝に指定された美しい庭園で、近代庭園として学術上も高く評価されています。園内には茅葺き屋根、一部は江戸時代から残る土蔵などの外観を見学でき、たくさんの建物や石灯籠等があります。

 齋藤氏庭園内にある宝ヶ峰遺跡に関わる縄文記念館には、遺跡から発掘された縄文時代後期の土器や矢尻などが保存展示されています。

アクセス
 JR石巻線 前谷地駅より徒歩10分
 三陸道矢本ICから車で約15分、石巻河南ICから車で約15分
 〒987-1101 宮城県石巻市前谷地字黒沢73-1

開園時間
 4月1日から11月30日まで 9時30分から16時30分まで
 12月1日から翌年の3月31日まで 9時30分から16時まで
休園日
 月曜日(注)休日を除く、休日の翌日、12月28日から翌年1月4日まで
観覧料
  個人    一般:500円  高校生:300円 小・中学生    :150円(団体割引あり)

 

 

斉藤氏庭園は、宮城県石巻市前谷地に位置します。

 

一般的には、仙台駅から東北本線で小牛田(こごた)まで50分弱、北上し

 

JR石巻線に乗り換え、20分ほどのところにある前谷地駅で下車します。

 

 

庭園全景(園内表示板より)(北:▼)

 

主庭園は❻❼前を中心としたエリア

 

主屋横小池は主庭園地泉の源流

 

 

主屋横小池と主屋との間の石組み小塚

 

 

石組み小塚から水平方向に伸びる松

 

 

根本の方から水平に伸びる松を見る

 

 

主屋横小池下半分

石組み小塚は主屋横小池の縁に立つ

 

主屋横小池上半分

 

❼広間・小座敷横から見た主屋横小池

 

❼広間・小座敷横から石組み小塚方向を見る

奥のなまこ壁の建物は後土蔵

 

池の中の紅葉

池を覗くと、底は錦繍の絨毯でした。

水を通しますので、鮮やかさはありませんが、

まさに絨毯です。

 

石組み小塚の主屋横小池側

こちらから見ると石組み小塚であることがよくわかる

 

主屋横小池から主屋方向を見る

石組み小塚から

水平に伸びる松がよくわかります。

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!ひとり旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”5 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 主屋展示場

2023-02-07 12:03:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!ひとり旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”5 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 主屋展示場

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 

 旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。

 

 写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。

 

 何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・

 

 他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。

 

 

名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道

 

 

■■ 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”5 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 主屋展示場

 

 「御苦楽園」(ごくらくえん)は、昭和初期に当地の実業家・水戸部弥作によって造られ、昭和40(1965)年に開園した池泉回遊式庭園です。天童市街地の外れにある、個人の作庭・運営による庭園ですので、正直なところ、行く前はあまり期待をしていませんでし。良い意味で、期待を裏切られました。

 庭園の設計は、地元の庭師・山口助松(養樹園)と、松下幸之助の『真々庵』を手掛けた京都の庭師・川崎幸次郎です。

 当園設立者、現園主の曾祖父で、山形県東村山郡干布村の農弥十郎の次男として生まれました。16歳の時、父親が多額の財産を分与しようとしましたが、深く考えるところがあって固辞し、当時金百円の資金のみを受けて分家しまし、水車、米穀販売業を営みました。

 生来、剛毅かつ独立心が強く、幾多の労苦を重ねて大いに発展しましたが、その後、長兄に死なれ、実家に戻り家督を相続しました。実家に戻って3年後、酒造業(山形正宗)に着手し、短期間に、地方の醸造家として世に知られる程でした。

 しかし自生活にはきわめてきびしく、その反面、学校教育および各種団体の育成にはきわめて熱心で、それらに対しての尽力は人の目を驚かすものがありました。

 50才の春、決するところがあって、長男に酒造業を、次男に醤油醸造業を担当させ、自らは敷地弐千数百坪の土地を買い上げて隠居しました。昭和初期の不況下に、失業対策をかねて、当園を庭することにし、多数の人夫を雇うなど、失業対策に尽力しました。

 子孫には財産よりも精神を相続させる方が有意義と信じ、自分が過ごした青年時代から経験してきた修養の資とした処世訓や、古今の金言の数々を柱石に刻み、庭園に立て、その一部が多数、今日までも残されています。近所の子供達を集め、その柱石を読ませ、褒美を与えたと言います。

 人生の苦しみと楽しみを盛った庭園という意味で「御苦楽園」と名づけました。

 園内には、県内外から銘石、銘木を集め、山、沢、池、滝を配しました。石灯籠の多さも特徴的で、「一家にお金は残さない」としましたものの、「いざという時、いつの時代にも価値あるもの」といった意味が石燈籠にあるという考えだったそうです。

 かつての主屋の前にも築山式の池泉鑑賞式庭園があり、隣接する蔵屋敷なども見学できます。大きく4つのエリアに分かれていると言って良いでしょう。

 入園してすぐ前が四阿(あずまや)跡と自動自活石柱のあるところで、四字熟語による代表的な格言としていることがわかります。

 そこに隣接する池泉エリアが最大のところで、宝来山(蓬莱山ではない)から見下ろすとその素晴らしさが格別です。

 三番目が、主屋・なまこ壁の蔵エリアで、小さな池があります。

 4つ目は、裏庭と言っても良いのでしょうか、築山のある池泉鑑賞型庭園です。

 各々がバラバラではなく、かといってまとまっているのでもなく、不思議な融合感で繋がっています。

 庭園面積は、5,940平方メートルですが、ちなみに隣接している小学校までが、かつての水戸部家の敷地であったそうです。教育に対して熱心な水戸部弥作が、その敷地の一部を寄贈したそうです。

 個人で、これほどの庭園を造れたのは、水戸部の強い社会観があったればこそと考えます。

 

  【 注 】 エリア名は、当ブログ管理者の命名
 

 

■ アクセス


 JR山形新幹線 天童駅・山形駅より路線バス「ごくらく園口」バス停下車 徒歩3分
 天童駅より約4km(レンタサイクルあり)
 JR奥羽本線 天童南駅より約3km(徒歩約40分)
 〒994-0051 山形県天童市奈良沢乙47 

 入園時間    8:00~17:00
 休園日冬期間    1月10日~2月末まで休園
 駐車場        無料駐車場
 入園料        個人 大 人 400円 子ども 200円(30名以上団体割引あり)
     ※ 案内希望の場合は別途1,500円
 事前予約    電話にて事前に予約 023-653-3392

 サイト    http://gokuraku-en.jp/gokurakuen.html

 

■ 【アドバイス】

 天童駅から4kmもありますし、路線バスも少ないので、スケジュールを組むときには、事前に調べておくことをお勧めします。
 私は、山形駅前から山交バス天童線・天童駅前行きに乗り、ごくらく園口で下車しました。この路線は、山形駅と天童駅の間を往復する路線ですので、おそらく天童駅で折り返すのでしょう。
 ごくらく園口バス停で降りると、20数m戻ったところの道を入るのですが、案内板が見にくいですので、注意が必要です。
 乗車時間は、40分弱、乗車賃は590円(2022年現在)です。長い距離を走るからか、乗車時間になってもなかなか来ないですので、諦めずに辛抱強く待つ必要があります。

 私は、予約なしでゆきましたが、親切に対応して下さいました。
 金言集も販売されています。

 

■ 主屋展示場


園内マップ(公式サイトより)

 

裏庭エリアに面する主屋展示場には

当庭園を造園した当主関連の展示物を見ることができます。

また、この部屋からの庭園(裏庭西園の池)も格別です。

 

展示場のある主屋裏

 

彫り物のついた戸袋

 

戸袋の彫り物

 

柾目板でできた戸袋

 

 

 

 

 

ついたての絵

 

欄間の彫り物

 

 

池に面した客間

 

 

客間から見た西池

 

 御苦楽園“修養の庭”2-1  池泉エリア・宝来山

 御苦楽園“修養の庭”2-2 池泉エリア・見晴台部

 御苦楽園“修養の庭”3 主屋・蔵エリア     

 御苦楽園“修養の庭”4-1 裏庭エリア東庭園   

 御苦楽園“修養の庭”4-2 裏庭エリア西庭園   

 御苦楽園“修養の庭”5 主屋展示場       

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

 

  ■ カシャリ! ひとり旅

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています

 

 


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山

2023-01-24 00:33:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

 

■■ 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山
 

 「御苦楽園」(ごくらくえん)は、昭和初期に当地の実業家・水戸部弥作によって造られ、昭和40(1965)年に開園した池泉回遊式庭園です。天童市街地の外れにある、個人の作庭・運営による庭園ですので、正直なところ、行く前はあまり期待をしていませんでし。良い意味で、期待を裏切られました。

 庭園の設計は、地元の庭師・山口助松(養樹園)と、松下幸之助の『真々庵』を手掛けた京都の庭師・川崎幸次郎です。

 当園設立者、現園主の曾祖父で、山形県東村山郡干布村の農弥十郎の次男として生まれました。16歳の時、父親が多額の財産を分与しようとしましたが、深く考えるところがあって固辞し、当時金百円の資金のみを受けて分家しまし、水車、米穀販売業を営みました。

 生来、剛毅かつ独立心が強く、幾多の労苦を重ねて大いに発展しましたが、その後、長兄に死なれ、実家に戻り家督を相続しました。実家に戻って3年後、酒造業(山形正宗)に着手し、短期間に、地方の醸造家として世に知られる程でした。

 しかし自生活にはきわめてきびしく、その反面、学校教育および各種団体の育成にはきわめて熱心で、それらに対しての尽力は人の目を驚かすものがありました。

 50才の春、決するところがあって、長男に酒造業を、次男に醤油醸造業を担当させ、自らは敷地弐千数百坪の土地を買い上げて隠居しました。昭和初期の不況下に、失業対策をかねて、当園を庭することにし、多数の人夫を雇うなど、失業対策に尽力しました。

 子孫には財産よりも精神を相続させる方が有意義と信じ、自分が過ごした青年時代から経験してきた修養の資とした処世訓や、古今の金言の数々を柱石に刻み、庭園に立て、その一部が多数、今日までも残されています。近所の子供達を集め、その柱石を読ませ、褒美を与えたと言います。

 人生の苦しみと楽しみを盛った庭園という意味で「御苦楽園」と名づけました。

 園内には、県内外から銘石、銘木を集め、山、沢、池、滝を配しました。石灯籠の多さも特徴的で、「一家にお金は残さない」としましたものの、「いざという時、いつの時代にも価値あるもの」といった意味が石燈籠にあるという考えだったそうです。

 かつての主屋の前にも築山式の池泉鑑賞式庭園があり、隣接する蔵屋敷なども見学できます。大きく4つのエリアに分かれていると言って良いでしょう。

 入園してすぐ前が四阿(あずまや)跡と自動自活石柱のあるところで、四字熟語による代表的な格言としていることがわかります。

 そこに隣接する池泉エリアが最大のところで、宝来山(蓬莱山ではない)から見下ろすとその素晴らしさが格別です。

 三番目が、主屋・なまこ壁の蔵エリアで、小さな池があります。

 4つ目は、裏庭と言っても良いのでしょうか、築山のある池泉鑑賞型庭園です。

 各々がバラバラではなく、かといってまとまっているのでもなく、不思議な融合感で繋がっています。

 庭園面積は、5,940平方メートルですが、ちなみに隣接している小学校までが、かつての水戸部家の敷地であったそうです。教育に対して熱心な水戸部弥作が、その敷地の一部を寄贈したそうです。

 個人で、これほどの庭園を造れたのは、水戸部の強い社会観があったればこそと考えます。

 

  【 注 】 エリア名は、当ブログ管理者の命名
 

 

■ アクセス


 JR山形新幹線 天童駅・山形駅より路線バス「ごくらく園口」バス停下車 徒歩3分
 天童駅より約4km(レンタサイクルあり)
 JR奥羽本線 天童南駅より約3km(徒歩約40分)
 〒994-0051 山形県天童市奈良沢乙47 

 入園時間    8:00~17:00
 休園日冬期間    1月10日~2月末まで休園
 駐車場        無料駐車場
 入園料        個人 大 人 400円 子ども 200円(30名以上団体割引あり)
     ※ 案内希望の場合は別途1,500円
 事前予約    電話にて事前に予約 023-653-3392

 サイト    http://gokuraku-en.jp/gokurakuen.html

 

■ 【アドバイス】

 天童駅から4kmもありますし、路線バスも少ないので、スケジュールを組むときには、事前に調べておくことをお勧めします。
 私は、山形駅前から山交バス天童線・天童駅前行きに乗り、ごくらく園口で下車しました。この路線は、山形駅と天童駅の間を往復する路線ですので、おそらく天童駅で折り返すのでしょう。
 ごくらく園口バス停で降りると、20数m戻ったところの道を入るのですが、案内板が見にくいですので、注意が必要です。
 乗車時間は、40分弱、乗車賃は590円(2022年現在)です。長い距離を走るからか、乗車時間になってもなかなか来ないですので、諦めずに辛抱強く待つ必要があります。

 私は、予約なしでゆきましたが、親切に対応して下さいました。
 金言集も販売されています。

 

■ 宝来山エリア


園内マップ(公式サイトより)

 

宝来山は、蓬莱山になぞらえて命名された

園内最高地の場所

 

金言石柱の脇に小径があり、

左手に池泉エリアの池があります。

 

上述の小径を進むと石橋があり、

池泉エリアの最下部に至ります。

 

池泉エリアの最も長く大きな池が見えてきます。

 

自動自活エリアのユニークな石灯籠も見えます

 

このエリアで最も大きな石灯籠

 

池脇のオブジェ風のユニークな形に刈り上げられた松

 

池に配された徽軫灯籠(ことじとうろう)

 

池の周囲にはいろいろな石灯籠が配されています

 

上記の石灯籠脇の石橋

 

宝来山へ続く小径

 

宝来山脇の松と石灯籠

 

蓬莱山の心社(お社)の鳥居

 

宝来山頂上へ

 

宝来山頂上の下に立つ石碑

 

宝来山頂上

 

心社

宝来山頂上に立つ祠(ほこら)

 

心社ほこらの中

 

宝来山頂上から

先ほど見てきた池を見る

「三の池」

 

 

 

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

 

  ■ カシャリ! ひとり旅

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 宮城県石巻市 齋藤氏庭園 4 東池エリア 園内最大池

2023-01-15 12:03:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 宮城県石巻市 齋藤氏庭園 東北三大地主作庭の池泉廻遊式庭園 4 東池エリア

 

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 宮城県石巻市 齋藤氏庭園 東北三大地主作庭の池泉廻遊式庭園 4 東池エリア 

 「齋藤氏庭園」(さいとうしていえん)は、宮城県石巻市前谷地にあります。“東北三大地主”のひとつとして挙げられ、9代当主により明治時代に作庭された池泉回遊式庭園で、国指定名勝(平成17年7月14日 )でもあります。邸宅から背後の丘陵地まで、一体感のある空間は見る者を圧倒します。

 園内は、大きく4つのエリア(除受付・駐車場)に分けることができます。
    1 宝ケ峰縄文記念館エリア
    2 主庭園エリア
    3 奥池エリア
    4 東池エリア

 斎藤氏は、秋田県の池田市酒田の本間氏と並び近代における東北三大地主と言われています。江戸時代、二代目善兵衛の時に酒造業を始め、9代目善右衛門の時に酒造業を辞め、莫大な資産を背景に会社を設立して社長となり、衆議院議員を勤めました。

 齋藤氏庭園は、複数の池泉回遊式庭園でなり、国の名勝に指定された美しい庭園で、近代庭園として学術上も高く評価されています。園内には茅葺き屋根、一部は江戸時代から残る土蔵などの外観を見学でき、たくさんの建物や石灯籠等があります。

 齋藤氏庭園内にある宝ヶ峰遺跡に関わる縄文記念館には、遺跡から発掘された縄文時代後期の土器や矢尻などが保存展示されています。

アクセス
 JR石巻線 前谷地駅より徒歩10分
 三陸道矢本ICから車で約15分、石巻河南ICから車で約15分
 〒987-1101 宮城県石巻市前谷地字黒沢73-1

開園時間
 4月1日から11月30日まで 9時30分から16時30分まで
 12月1日から翌年の3月31日まで 9時30分から16時まで
休園日
 月曜日(注)休日を除く、休日の翌日、12月28日から翌年1月4日まで
観覧料
  個人    一般:500円  高校生:300円 小・中学生    :150円(団体割引あり)

 

 

 

斉藤氏庭園は、宮城県石巻市前谷地に位置します。

一般的には、仙台駅から東北本線で小牛田(こごた)まで50分弱、北上し

JR石巻線に乗り換え、20分ほどのところにある前谷地駅で下車します。

 

 

庭園全景(園内表示板より)(北:▼)

東池エリアは❷❹に挟まれた池を中心としたエリアです。

池としては園内で一番大きな池です。

 

 

表門

主屋前を東(右)にゆくと表門が見えます。

平素は表門は閉まっているようです。

その左手に東池エリアが広がっています。

 

主屋方向から見る東池

 

東池全体

ただし、左手にある水源域はここからは見えません

 

東池の水源は、主屋横小池と水源が同じなのでしょうか。

主屋から歩いて行きますと左手、

東池の一番奥に位置しています。

 

東池の東側(主屋からは対岸)

可愛い石灯籠が石組みの池川に立っています。

 

水源前から北岸を進む

 

振り返ると水源域が見えます

 

せせらぎ岸に椿がほころんでいます

 

椿の刈り込みから一本にょきっと花が飛び出した今した。

 

水源せせらぎから池の方を見る

奥には黒色の表門と中門の建物が見えます。

 

東池北岸から全体を池全体を見渡すと

奥に中門の建物が見えます。

 

 

ほぼ半周し、北岸から主屋方向を見る

右奥が水源とせせらぎ

 

ほぼ一周して池を見ると

最初に目についた、対岸の可愛い石灯籠が見えます。

 

中門の建物

 

東池から主屋方向に行く道には

末が横になっていて、あたかも門のように見えます。

表門から見ると正面にこの末が見えるのではないでしょうか。

主屋が黒塀の奥

 

これで4つの池泉エリアは廻ったことになります。

 

この後、次号で建物関係をご紹介したいと思います。

 

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 文翔館庭園(県政史緑地)3 大正時代の県庁舎にマッチした廻遊式庭園

2023-01-10 12:33:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 


  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 文翔館庭園(県政史緑地)3 大正時代の県庁舎にマッチした廻遊式庭園


 



 


 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。


 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

 


■■ 文翔館庭園(県政史緑地)3 大正時代の県庁舎にマッチした廻遊式庭園

  https://www.gakushubunka.jp/bunsyokan/

 「文翔館」(ぶんしょうかん)は、大正時代に建てられた、かつての山形県庁舎を活用した公共文化施設です。横に並ぶ2棟の洋風建築が「山形県旧県庁舎及び県会議事堂」として国指定重要文化財となっています。1916年(大正5年)に建造されたイギリス・ルネッサンス様式の重厚な石造り・レンガ造りの建築です。

 前庭「県政史緑地」には、回遊式の日本庭園や、県会議事堂前には洋風の庭園もあります。

 昭和後期に山形県庁が新たな建物に移転したのち、旧県庁舎の保存修復工事が10年ほどかけて実施されました。それにあわせて建物周辺も緑地公園としての整備を開始され、現在見られる和風庭園などが作庭されました。

 1995年(平成7年)に「山形県郷土館(文翔館)」としてオープンしました。

 庭園は、秋にはモミジや楓などの紅葉が楽しめ、春にはしだれ桜が咲き乱れます。また旧県庁舎の中庭もレンガに囲まれたヨーロッパのような雰囲気を感じられる空間になっています。

 山形の中心商店街・七日町通りのつきあたりにあるこの洋風建築は今なお山形市のランドマーク的存在で多くの市民にとっての憩いの空間となっています。その一方ドラマや映画のロケ地としても使われています。


 庭園は、ジョサイア・コンドルの弟子である田原新之助による設計で、設計顧問は米沢藩出身の中條精一郎がつとめました。中條精一郎は、出身地・米沢に元藩主の邸宅で国登録有形文化財となっている『上杉伯爵邸』を手掛けているほか、熱海の岩崎家別邸(現『熱海陽和洞』。非公開。)では七代目小川治兵衛(植治)と共に仕事をしています。

 


■ アクセス



 JR山形新幹線 山形駅より徒歩約25分強 


  ※春〜10月まで観光案内所にレンタサイクルあり
 山形駅より路線バス「市役所前」バス停下車すぐ


 


 



文翔館正面


 


国指定重要文化財


1916年(大正5年)に建造されたイギリス・ルネッサンス様式の重厚な石造り建築


 


 


 



正面玄関上のベランダから見た日本庭園


 



ベランダから見るユニークな形の四阿(あずまや)


 



四阿を雄ネジ目線で見る


 



雪支柱(左)と雪吊り(右)


 



文翔館建物前から庭園中央部を望む


 



赤く染まった紅葉


 



石橋から庭園北半分を見る


 


 



石橋横のせせらぎ


 



四阿のある南半分がせせらぎ


晩秋で水が流れていませんでした。


 



石橋のすぐ上流


 



石橋の手前から上流のもう一つの石橋へ


 



 


 



せせらぎの上流方向を見る


 



さらなるせせらぎの上流


 



せせらぎの源流地点


 


市民のためのほっこりする庭園の旅を終わります。


 


 



  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm


 


 



  ■ カシャリ! ひとり旅




 



 






ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 文翔館庭園(県政史緑地)3 大正時代の県庁舎にマッチした廻遊式庭園

2023-01-10 12:33:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 


  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 文翔館庭園(県政史緑地)3 大正時代の県庁舎にマッチした廻遊式庭園


 



 


 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。


 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

 


■■ 文翔館庭園(県政史緑地)3 大正時代の県庁舎にマッチした廻遊式庭園

  https://www.gakushubunka.jp/bunsyokan/

 「文翔館」(ぶんしょうかん)は、大正時代に建てられた、かつての山形県庁舎を活用した公共文化施設です。横に並ぶ2棟の洋風建築が「山形県旧県庁舎及び県会議事堂」として国指定重要文化財となっています。1916年(大正5年)に建造されたイギリス・ルネッサンス様式の重厚な石造り・レンガ造りの建築です。

 前庭「県政史緑地」には、回遊式の日本庭園や、県会議事堂前には洋風の庭園もあります。

 昭和後期に山形県庁が新たな建物に移転したのち、旧県庁舎の保存修復工事が10年ほどかけて実施されました。それにあわせて建物周辺も緑地公園としての整備を開始され、現在見られる和風庭園などが作庭されました。

 1995年(平成7年)に「山形県郷土館(文翔館)」としてオープンしました。

 庭園は、秋にはモミジや楓などの紅葉が楽しめ、春にはしだれ桜が咲き乱れます。また旧県庁舎の中庭もレンガに囲まれたヨーロッパのような雰囲気を感じられる空間になっています。

 山形の中心商店街・七日町通りのつきあたりにあるこの洋風建築は今なお山形市のランドマーク的存在で多くの市民にとっての憩いの空間となっています。その一方ドラマや映画のロケ地としても使われています。


 庭園は、ジョサイア・コンドルの弟子である田原新之助による設計で、設計顧問は米沢藩出身の中條精一郎がつとめました。中條精一郎は、出身地・米沢に元藩主の邸宅で国登録有形文化財となっている『上杉伯爵邸』を手掛けているほか、熱海の岩崎家別邸(現『熱海陽和洞』。非公開。)では七代目小川治兵衛(植治)と共に仕事をしています。

 


■ アクセス



 JR山形新幹線 山形駅より徒歩約25分強 


  ※春〜10月まで観光案内所にレンタサイクルあり
 山形駅より路線バス「市役所前」バス停下車すぐ


 


 



文翔館正面


 


国指定重要文化財


1916年(大正5年)に建造されたイギリス・ルネッサンス様式の重厚な石造り建築


 


 


 



正面玄関上のベランダから見た日本庭園


 



ベランダから見るユニークな形の四阿(あずまや)


 



四阿を雄ネジ目線で見る


 



雪支柱(左)と雪吊り(右)


 



文翔館建物前から庭園中央部を望む


 



赤く染まった紅葉


 



石橋から庭園北半分を見る


 


 



石橋横のせせらぎ


 



四阿のある南半分がせせらぎ


晩秋で水が流れていませんでした。


 



石橋のすぐ上流


 



石橋の手前から上流のもう一つの石橋へ


 



 


 



せせらぎの上流方向を見る


 



さらなるせせらぎの上流


 



せせらぎの源流地点


 


市民のためのほっこりする庭園の旅を終わります。


 


 



  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm


 


 



  ■ カシャリ! ひとり旅




 



 






ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形 千歳館 山形市で営業していた料亭の庭園

2023-01-07 11:08:58 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 


  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形 千歳館 大正建築様式の料亭の庭園


 



 


 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。


 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 千歳館(ちとせかん) 山形市で営業していた料亭 



 千歳館は、山形市中心街から少々外れたところにある、創業1876年(明治9年)の由緒ある料亭でした。初代澤渡吉兵衛が、七日町三丁目、四丁目に土地を求めて起業し、1911年(明治44年)に山形市大火で建物を焼失してしまいました。その後1915年(大正4年)に現在地に居を移し、再起業し、2021年(令和3年)現在、山形市の料亭では最大規模を誇っていました。

 大正時代に建てられた現在の建物は、純和風の内装と洋風の外観が特徴で、母屋など4棟のうち3棟は、国の登録有形文化財に指定されました。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により客足が落ちたのを期に、2021年10月から休業し、所有者から国登録有形文化財の主屋や庭木などの寄付を受け、建物を生かして都市公園として活用すると発表され、その準備に入っている様子です。約2500平方メートルの敷地は市が購入し、新たな公園を整備する方針だそうです。


 



大正時代に建てられた純和風の内装と洋風の外観


 


2021年(令和3年)現在、


山形市の料亭では最大規模を誇っていました。


惜しまれながらも同年10月より休業中で、


その再開が期待されています。


 



建物の影には、立派な庭園があると思われますが、


今は、前庭しか見ることができません。


 



石灯籠からも、優雅さを感じられます。


 



玄関すぐ脇の石灯籠


 



 





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静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県山形市 遊学館庭園 旧県知事公舎跡中庭の池泉鑑賞型日本庭園

2023-01-06 17:10:32 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県山形市 遊学館庭園 旧県知事公舎跡中庭の池泉鑑賞型日本庭園

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。



■ 山形県山形市 「遊学館」(ゆうがくかん) 旧県知事工舎跡中庭の池泉鑑賞型日本庭園 

 山形市の中心部、旧山形県知事公舎の跡地に、平成2年にオープンした学習のための複合施設です。「山形県生涯学習センター」「山形県立図書館」などが入っていて、国土交通省(国土交通省)が選んだ公共建築百選にも入選しています。

 地元の日本画家・小松均さん(山形県大石田町出身)による「最上川・難所碁点」を原画としたタペストリーや、今野忠一さん(山形県天童市出身)の「月山と紅葉」を元に、松尾芭蕉の句や与謝蕪村の文字を配した緞帳もあります。

 中庭として池泉鑑賞式の日本庭園があります。庭園を鑑賞するには、コーヒーショップでゆったりとお茶を品柄がお薦めです。窓越しだけではなく、ウッドデッキに出て鑑賞することもできます。建物の東側から入って鑑賞することもできます。

 池の周囲には、楓もあり、秋には赤く染まった葉を池面に移しています。

 黒い色をした水引は、人工的な形でありながら、アクセントとなっています。

 

 私は、市役所前のバス停で下車し、国指定重要文化財の近代建築である「文翔館」(山形県旧県庁舎及び県会議事堂)を見学後、徒歩で10分足らずのところにある、ここ遊学館庭園を外から見学しました。そののち、徒歩で5分ほどのところにある千心園庭園を回り、再び、ここ遊学館に戻り、コーヒーを楽しみながら一時を過ごしました。(お庭さんサイトを参考に作成)

アクセス
 JR山形新幹線 山形駅より徒歩約30分 ※春〜10月まで観光案内所にレンタサイクルあり
 山形駅より路線バス「遊学館前」バス停下車 徒歩3分
 〒990-0041 山形県山形市緑町1丁目2-36 

 

遊学館正面

 

観光施設ではなく、市民学習のための複合施設です。

「山形県生涯学習センター」「山形県立図書館」などの

公共施設の合同庁舎といえます。

 

建物前の庭園

 

奥の建物横から中庭のところまで行けます。

柵があり、庭園には入れません。

 

柵の外から見た庭園

 

鑑賞型庭園

 

喫茶コーナーから見た庭園

 

ウッドデッキにでてみると、

意外と奥行きがあるのがわかります。

 

 

池東側の植え込み

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県山形市 洗心庵庭園(洗心苑) 池泉廻遊式庭園と文化施設 160116

2022-12-31 11:09:24 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県山形市 洗心庵庭園(洗心苑) 池泉廻遊式庭園と文化施設 160116

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 山形県山形市 洗心庵庭園(洗心苑) 池泉廻遊式庭園と文化施設 160116

 

 山形県緑町庭園文化学習施設「洗心庵」は、民間から寄贈された土地および建物について庭園修景と文化学習施設整備をしたもので、山形県生涯学習文化財団が運営する山形県生涯学習センターの分館です。“山形県緑町庭園文化学習施設”というキャッチフレーズが付いています。

 山形市のシンボル的存在ともいえる『文翔館』から、徒歩で10分もかからないところにあります。

 庭園は、実業家・服部敬雄氏の邸宅の庭園として造園され、氏が亡くなられた後に山形県に寄贈され、2013年より一般公開を開始ました。ホテルオークラなどの庭園を作庭した名造園家岩城亘太郎が手掛け、自ら「東北一」と称した大変見応えのある池泉回遊式庭園です。

 庭園の規模は、もととなる服部邸の庭園程大きくはないのですが、ゆるいアップダウンと流れが美しく表現されています。動から静へ、静から動へと、四季の移ろいを感じられる庭園といわれる由縁です。

 三十種千本の樹木をふんだんに使った池泉回遊式庭園は、限られた空間に自然のあらゆる条件を濃縮して取り入れています。

 庭園内の岩は、地元・蔵王の蔵王石を中心に、秩父の青石や伊豆の天城石なども多く用いられています。燈籠も多く、豊臣秀吉の命で朝鮮から大阪城に収集された“太閤朝鮮燈籠”は、そのひとつです。田中光顕伯爵が明治天皇から拝領したという“御所円筒形守柱”など由緒あるものもあります。

 作庭家・岩城が手掛けた『扇湖山荘』の元所有者であり、「わかもと」でも知られる長尾欽弥の邸宅の庭園にあった「不老門」石柱はユニークな存在です。

 庭園の雰囲気にマッチした、山形県産の木材で作られた和風モダンな建築があります。文化学習施設ですが、庭園鑑賞スポットとしては勿論のこと、書、絵画、写真等の展覧会、演奏会、研修会、会議など幅広い用途に使用できる多目的ホールと和室研修室を備え、多くの方々が心和やかに文化学習活動を楽しむことができる環境が提供されています。環境に配慮し太陽光や地下水など山形の自然エネルギーを最大限活かした先進性の高い施設です。 (解説文は【公式サイト】をもとに作成)

 

アクセス
 JR山形新幹線 山形駅より徒歩約30分(※駅にレンタサイクルあり。冬季休業)
 山形駅より路線バス「北高前」バス停下車 徒歩2分

 〒990-0041 山形県山形市緑町1丁目4-28  023-664-2800
 開館時間/午前9時から午後7時まで(夜間利用の申し込みがある場合:午後9時まで)
 休館日/月曜日(毎月第3日曜日、年末年始12/29~1/3)
 入館料/無料(多目的ホール、和室研修室を占有するときは有料)
 

 私は、市役所まで路線バスで移動し、そこから徒歩1分のところにある「文翔館」や「遊学館」を見学してから、徒歩で洗心庵まで行きました。

 

 

 

洗心庵の入り口はモダンです

 

門を入った前庭

 

田中光顕伯爵が明治天皇から拝領したという

“御所円筒形守柱”

 

豊臣秀吉の命で朝鮮から大阪城に収集された“太閤朝鮮燈籠”

 

 

 庭園の雰囲気にマッチした、山形県産の木材で作られた和風モダンな建築があります。

 文化学習施設ですが、庭園鑑賞スポットとしては勿論のこと、書、絵画、写真等の展覧会、演奏会、研修会、会議など幅広い用途に使用できる多目的ホールと和室研修室を備えています。

 多くの方々が心和やかに文化学習活動を楽しむことができる環境が提供されています。

 環境に配慮し太陽光や地下水など山形の自然エネルギーを最大限活かした先進性の高い施設です。

 

茶室前の池

 

庭園は、実業家・服部敬雄氏の邸宅の庭園として造園され、

2013年より一般公開を開始

庭園は、実業家・服部敬雄氏の邸宅の庭園として造園され、

氏が亡くなられた後に山形県に寄贈され、

2013年より一般公開を開始ました。

ホテルオークラなどの庭園を作庭した

名造園家岩城亘太郎が手掛け、

自ら「東北一」と称した大変見応えのある池泉回遊式庭園です。

 

茶室前の池に流れ込む小滝

 

小滝上から茶室方向を望む

 

ホテルオークラなどの庭園を作庭した名造園家岩城亘太郎が手掛け、

自らが「東北一」と称した大変見応えのある池泉回遊式庭園です。

 

一枚板の石橋は、他所にもあります

 

三十種千本の樹木をふんだんに使った池泉回遊式庭園は、

限られた空間に自然のあらゆる条件を濃縮して取り入れています。

 

研修棟方向から流れ来るせせらぎ

 

庭園の規模は、もととなる服部邸の庭園程大きくはないのですが、

ゆるいアップダウンと流れが美しく表現されています。

動から静へ、静から動へと、

四季の移ろいを感じられる庭園といわれる由縁です。

 

大滝

 

庭園内の岩は、地元・蔵王の蔵王石を中心に、

秩父の青石や伊豆の天城石なども多く用いられています。

 

大滝の滝壺

 

大滝下の石橋

 

 

研修棟前庭を流れる

大滝からのせせらぎ

 

研修棟前庭

 

“山形県緑町庭園文化学習施設”というキャッチフレーズが付いた

山形県緑町庭園文化学習施設

山形県生涯学習文化財団が運営している山形県生涯学習センターの分館です。

 

研修棟横の四阿風の休憩所より

 

 それほど、広くない庭園ですが、いろいろな物が、適度に配されているのと、ゆったりと流れるせせらぎが多いことから、変化に溢れた庭園といえます。

 ゆったりとした気分で、予定をオーバーして90分ほどの一時を楽しみました。

 この後、遊学館まで戻って、お茶をしながら、遊学館の庭園を楽しみました。

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 2 枯山水庭園

2022-12-23 10:33:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 


  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 2 枯山水庭園


 


 



 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。


 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 2 枯山水庭園 


 


 


 明々庵は、江戸時代中期、茶人としても知られる松江藩七代藩主・松平不昧(まつだいらふまい)の好みによって、松江市殿町の有澤(ありさわ)家本邸に建てられた茶室です。

 不昧も、しばしば来訪しましたが、明々庵は、明治維新後一時、東京の松平伯邸に移されたことがあります。その後、昭和3年、松江市内にある菅田庵(かんでんあん)の敷地内にある有澤山荘の向月亭(こうげつてい)に隣接している萩の台に移設されました。
 大戦後、昭和41(1966)年、松平不昧150年祭を機に、現在の赤山に再々移築されました。

 茅葺の厚い入母屋に、不昧直筆の「明々庵」の額を掲げ、茶室の床の間は、五枚半の杉柾の小巾板をそぎ合わせた、奥行きの浅い床です。また二畳台目の席は、中柱もなく、炉も向切りといった軽快なものです。定石に頓着しない松平不昧の好みの一端が表れています。

 園内にある「百草亭」では、お抹茶をいただけます。これは、明々庵が再々移築された昭和41年に作庭・建立されました。庭園は、“出雲流庭園”の枯山水庭園と露地庭で高盛されています。


 


■ アクセス


 


  JR山陰本線 松江駅より約2.5km(徒歩30分・駅周辺にレンタサイクルあり)
  松江駅よりレイクラインバス15分、「塩見縄手」バス停下車 徒歩5分
 


【 コメント 】
 


 私が訪れた時は、紅葉がすでに始まっていましたが、ピークまでには少々早い時期でした。
 松江城から徒歩で10分ほどのところにあるので、北総門からでて左折、宇賀橋を渡り、左折後、3本目の小径を右折して、150m程さきにある入口階段から行きました。
 冬時間では、17時に閉まってしまいますので、時間配分に注意する必要があります。


 




■ 明々庵 2 枯山水庭園

 明々庵は、江戸時代中期、茶人としても知られる松江藩七代藩主・松平不昧の好みによって、松江市殿町の有澤家本邸に建てられた茶室です。

 松平不昧も、しばしば来訪しましたが、明々庵は、明治維新後一時、東京の松平伯邸に移されたことがあります。その後、昭和3年、松江市内にある菅田庵の敷地内にある有澤山荘の向月亭に隣接している萩の台に移設されました。
 大戦後、昭和41(1966)年、松平不昧150年祭を機に、現在の赤山に再々移築されました。
 


 



明々庵枯山水庭園入口木戸



 左手に、見学者のための受付があります。


受付の横には、明々庵に続く木戸があり、


その右手前に石灯籠が立っています。





 木戸をくぐりますと、踏み石が庭園へと誘ってくれます。


奥には、茶室への木戸があります。


 



明々庵百草亭



 木戸を入って左手に「百草亭」があります。


ここでは、お抹茶をいただけます。


百草亭は、明々庵が再々移築された昭和41年に、


作庭されたときに、あわせて建立されました。




明々庵百草亭前の枯山水庭園


 


百草亭の周辺には、石や椿が配されています。
 百草亭前の庭園は、“出雲流庭園”と呼ばれる枯山水庭園です。


この庭園は、それと同時に露地庭として、


周囲が高く盛られて、庭園を引き締めています。


明々庵百草亭露地庭



 枯山水庭園の奥に木立や石灯籠が見えます。


これが、露地庭ともいわれる由縁です。


 




 紅葉やドウダンの赤と、五


葉松などの緑のコントラストが絶妙に配されています。
 その中にある石灯籠がアクセントとなっています。


 露地庭として、山々を表し、


そこに配されている飛び石が島々や陸地なのでしょうか。


明々庵百草亭枯山水庭園の波紋



 小砂利がまかれている部分が大海を表しているのでしょう。
 そこには、幾何学的ともいえる、整然とした波が表されています。


明々庵百草亭枯山水庭園の椿



 枯山水の中に配されている、背の低い椿が一本
 その手前に、白い椿が花弁を横たえていました。


心憎い演出ですね。


 


 


 


明々庵 3 茶室「明々庵」と前庭


< 続く >


 


 



 





ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 1 胸を膨らませて入口へ

2022-12-20 10:33:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 1 胸を膨らませて入口へ

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 1 胸を膨らませて入口へ 

 

 

 明々庵は、江戸時代中期、茶人としても知られる松江藩七代藩主・松平不昧(まつだいらふまい)の好みによって、松江市殿町の有澤(ありさわ)家本邸に建てられた茶室です。

 不昧も、しばしば来訪しましたが、明々庵は、明治維新後一時、東京の松平伯邸に移されたことがあります。その後、昭和3年、松江市内にある菅田庵(かんでんあん)の敷地内にある有澤山荘の向月亭(こうげつてい)に隣接している萩の台に移設されました。
 大戦後、昭和41(1966)年、松平不昧150年祭を機に、現在の赤山に再々移築されました。

 茅葺の厚い入母屋に、不昧直筆の「明々庵」の額を掲げ、茶室の床の間は、五枚半の杉柾の小巾板をそぎ合わせた、奥行きの浅い床です。また二畳台目の席は、中柱もなく、炉も向切りといった軽快なものです。定石に頓着しない松平不昧の好みの一端が表れています。

 園内にある「百草亭」では、お抹茶をいただけます。これは、明々庵が再々移築された昭和41年に作庭・建立されました。庭園は、“出雲流庭園”の枯山水庭園と露地庭で高盛されています。

 

■ アクセス

 

  JR山陰本線 松江駅より約2.5km(徒歩30分・駅周辺にレンタサイクルあり)
  松江駅よりレイクラインバス15分、「塩見縄手」バス停下車 徒歩5分
 

【 コメント 】
 

 私が訪れた時は、紅葉がすでに始まっていましたが、ピークまでには少々早い時期でした。
 松江城から徒歩で10分ほどのところにあるので、北総門からでて左折、宇賀橋を渡り、左折後、3本目の小径を右折して、150m程さきにある入口階段から行きました。
 冬時間では、17時に閉まってしまいますので、時間配分に注意する必要があります。

 


■ 明々庵 1 胸を膨らませて入口へ

 明々庵は、江戸時代中期、茶人としても知られる松江藩七代藩主・松平不昧の好みによって、松江市殿町の有澤家本邸に建てられた茶室です。

 松平不昧も、しばしば来訪しましたが、明々庵は、明治維新後一時、東京の松平伯邸に移されたことがあります。その後、昭和3年、松江市内にある菅田庵の敷地内にある有澤山荘の向月亭に隣接している萩の台に移設されました。
 大戦後、昭和41(1966)年、松平不昧150年祭を機に、現在の赤山に再々移築されました。

 

明々庵入口階段

 

 

入口前広場


 階段を登り切りますと、正面に大きな石灯籠が据えられています。

その奥に蔵も見えます。


明々庵から見た松江城

 石灯籠に左手に広場があり、視界が広がり、松江市内を一望できます。
正面に松江城の天守閣が見えます。
 松江城は、別名「千鳥城」とも呼ばれています。

古くから現存する天守閣は、全国に12か所あり、

松江城は、2015 年 7 月に、国宝に指定されています。
 最上階の望楼まで登りますと、

松江市街や宍道湖が一望できる絶景が待っています。

 

明々庵枯山水庭園入口木戸


 広場から入り口方向に歩いて行きますと、

蔵の横から、明々庵の茶道会館に行けます。

 さらに進みますと左手に、見学者のための受付があります。

受付の横には、明々庵に続く木戸があり、

その右手前に石灯籠が立っています。

これから、どの様な庭園に誘ってくれるのか、期待できます。


 木戸をくぐりますと、踏み石が庭園へと誘ってくれます。

奥には、茶室への木戸があります。

 

島根県松江市 茶室庭園「明々庵」

 

松平不昧が愛した茶室「明々庵」 1 胸を膨らませて入口へ

松平不昧が愛した茶室「明々庵」 2 枯山水庭園     

松平不昧が愛した茶室「明々庵」 3 茶室と前庭     

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県山形市 最上義光歴史館 博物館前の池泉回遊式石組み庭園

2022-12-08 16:57:51 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 


  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県山形市 最上義光歴史館 博物館前の池泉回遊式石組み庭園


 



 


 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。


 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 山形県山形市 最上義光歴史館 博物館前の池泉回遊式石組み庭園



 「最上義光歴史館」(もがみよしあきれきしかん)は、霞城公園(山形城跡)の二の丸東大手門への入り口手前にあります。

 最上義光歴史館は、山形繁栄の礎を築いた出羽虎将最上義光と最上家歴代、山形城の他、地元山形の歴史などを幅広く紹介してます。

 出羽最上家は、全国第5位の57万石を領した大大名でした。第11代当主・初代藩主・最上義光が、長谷堂合戦の際に身につけていた、「最上義光公所用三十八間金覆輪兜」をはじめ、甲冑、指揮棒などの遺品、長谷堂合戦図屏風、山形城本丸のふすま絵等の絵画類や調度品等、多数展示されています。

 その博物館の前庭として石組みが特徴的な池泉回遊式の日本庭園があります。

  この地は、最上家初代・斯波兼頼の菩提寺『光明寺』があった由緒ある場所で、建物の向かいに『光明寺跡(光明の庭)』の石碑もあります。その隣には、「山形最古の阿弥陀板碑」もあります。


 


■ アクセス



 JR山形新幹線 山形駅より徒歩13分
 山形駅より路線バス「美術館前」「霞城公園前」バス停下車 徒歩1〜2分
 〒990-0046 山形県山形市大手町1-53


 



初代山形藩主・最上義光を語る博物館


 


山形繁栄の礎を築いた出羽虎将最上義光と


最上家歴代、山形城の他、地元山形の歴史などが


幅広く紹介されています


 



最上義光


 


「義光」は、「よしみつ」ではなく


「よしあき」と読むのですね。


博物館大看板の前に立つ最上義光の像


 



最上義光博物館前庭園全景


 



石組みのユニークな池泉回遊式石組み庭園(中央)


 



庭園西側


 



庭園東側


 



庭園東側にあるユニークな石


 



正面玄関前に立つ少女像


 



池泉庭園の外れの植栽あるエリアは『光明寺跡(光明の庭)』


 



光明寺跡石碑


 



山形最古の阿弥陀板碑


 


山形市指定有形文化財


文和四年阿弥陀板碑および


天文十五年釈迦板碑


 安山岩の自然石を用いて、上部に阿弥陀如来の種子(しゅうじ:梵字)を彫り、


その下に年月が刻まれています。

 文和四年(1355)は、南北朝時の北朝の年号で


南朝の正平十年にあたり、


「民部義尊」という人の供養のために


造立されたことがわかります。


造立されたのが室町時代であることも記されています。

 


 





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写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県山形市 出羽国分寺薬師堂庭園 弁天池のある庭園 161015

2022-12-07 17:25:20 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県山形市 出羽国分寺薬師堂庭園 弁天池のある庭園 161015

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 山形県山形市 出羽国分寺薬師堂庭園 弁天池のある庭園 161015


 薬師公園に国分寺薬師堂と本堂裏に庭園があります。もともとは山形城主・松平忠弘が作庭した『旧宝幢寺庭園(もみじ公園)』にあった本堂が移築されました。

 大きな堂宇の裏に弁天池のある庭園があります。明治時代の1884年に、県令・三島通庸が開いた『千歳園』の名残です。

 国分寺の創建は、天平13年(741)、聖武天皇が仏教による国家鎮護のために、国司や郡司に詔を発して建立させた寺院です。創建時には別の場所にあり、その場所は不明ですが、伝承によれば、平安時代末期から鎌倉時代初期に、出羽国府が山形に移転され、その際に国分寺が、この地に移転されたようです。

 江戸時代には徳川家の庇護を受けて寛永寺直末寺院となり、天台宗の触頭として末寺23ヵ寺を擁するほどになりました。しかし、明治時代以降は徳川家の庇護を得られず存続困難となり、明治時代の神仏分離令により、隣接する柏山寺の管理となりました。

 当時の薬師堂は明治44年の山形市北部大火により焼失し、廃寺となっていた宝幢寺本堂を移築したのが現在の薬師堂です。

 境内は、薬師公園の中央に位置し、毎年5月8日~10日の祭礼には、全国三大植木市のひとつ「薬師祭植木市」が開催されます。

 

■ アクセス
 

 JR山形駅より約2.5km
 〒990-0053 山形県山形市薬師町2丁目8-88

 

【 コメント 】

 

 薬師堂のご住職は大変気さくな方ですので、声をかけてみてはいかがでしょうか。いろいろと説明を聞くことができると思います。

 山形駅からバスの便は悪く、1時間に1~2本でている天童行きのバスで、薬師堂前下車で行けます。

 帰りのバス時刻を確認しておき、時間があれば隣の護国神社を訪れると良いでしょう。


 

 

 

薬師公園に国分寺薬師堂と本堂裏に庭園があります

 

本堂

 

薬師堂は明治44年の山形市北部大火により焼失し、

廃寺となっていた宝幢寺本堂を

移築したのが現在の薬師堂本堂です。

 

国分寺

 

国分寺は、聖武天皇が仏教による国家鎮護のために、

国司や郡司に詔を発して建立させた寺院です。

創建時には別の場所にあり、その場所は不明ですが、

伝承によれば、平安時代末期から鎌倉時代初期に、

出羽国府が山形に移転され、その際に国分寺が、

この地に移転されたようです。

 

広い庭園は、薬師公園として公開されています

奥の建物は、隣接する護国神社の寺務所

 

薬師堂庭園全景

 

大きな本堂の裏に弁天池のある庭園があります。

明治時代の1884年に、県令・三島通庸が開いた『千歳園』の名残です。

 

奥に藤棚も見えます

 

弁天池と呼ばれますので、

奥の社は弁天社でしょう

 

弁天社前から池越しに見る薬師堂本堂

 

境内は、薬師公園の中央に位置し、毎年5月8日~10日の祭礼には、

全国三大植木市のひとつ「薬師祭植木市」が開催されます。

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県山形市「もみじ公園」 紅葉の名所・池泉回遊式庭園

2022-12-03 15:56:25 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県山形市「もみじ公園」 紅葉の名所・池泉回遊式庭園

 

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。


■ 山形県山形市「もみじ公園」 紅葉の名所・池泉回遊式庭園

 「公園」という名称なので、公園に、庭園らしき物が着いている程度のところかと思っていました。
 行って見たら、白壁に囲まれ、そとからも中の趣を感じ取れました。
 入り口まで、白壁に沿って行きますと、キチンとした石柱が立っていて、紅葉も見えます。
 入り口正面には、立派な説明板もあります。
 一歩、足を踏み入れただけで、本格的な廻遊式の池泉庭園であることがわかりました。

 

■ 池泉廻遊式庭園「もみじ公園」

 「もみじ公園」は、山形市中心部の紅葉の名所で、江戸時代初期に山形城主・松平忠弘自身の手により作庭された池泉回遊式庭園です。
 真言宗の巨刹「宝幢寺(ほうどうじ)」の庭園だったものを、山形市が、昭和26年から31年にかけて宝幢寺跡を買収し、都市公園として整備し開放しています。

 江戸時代寛文(1665年前後)、時の城主松平下総守忠弘が、江戸の庭師と共に山形城の本丸庭園の余石と吉野のもみじを用いて、自らも作庭に手を染めた庭です。

 心字池を巡る池泉回遊式の庭園で、四季折々の風情を楽しめます。殊に、色濃く染まる秋の紅葉は、訪れる人を魅了します。

 宝幢寺は、奈良時代に行基によって開かれた古刹で、最上家の祖である斯波兼頼によって南北朝時代(室町時代)に山形城下に移されました。明治初期に廃寺となり、寺郭がとり払われました。

 現在残されている遠州流の庭園は、江戸時代初期に当時の山形城主・松平直矩(10万石)が、姫の病気平癒祈願のお礼として作庭寄進されたと言い伝えられてきました。しかし、松平直矩の前後に山形藩主を務めていた松平忠弘が城内の本丸庭園を造り直した際に余った石とモミジの木を使って、松平忠弘自身によって改修された庭園であるということがわかりました。ちなみに、松平忠弘は山形城主の他に播磨姫路藩、宇都宮藩、白河藩の藩主も歴任した大名です。

 池泉庭園に面して建つ“清風荘”も、元は宝幢寺の書院だった建物です。江戸時代中期から後期の建築として国登録有形文化財となっています。この建物は、山形市が買収した当時から園内にあったのです。それを「清風荘」と名づけ中央公民館分館として、市民に開放し利用されています。

 すなわち、この池泉回遊式庭園は「宝幢寺書院庭園」であり、“清風荘庭園”ともいえます。

 昭和54年10月に茶室「宝紅庵」は、茶室研究家・建築家の中村昌生さんらの尽力により改修・併設されました。今日では、茶会をはじめとした市民イベントで利用されています。

 宝幢寺の本堂は、「薬師公園」に薬師堂として移築されています。(出典:おにわさんサイトをもとに作成)

 

■ アクセス

 JR山形新幹線 山形駅より徒歩20分強
 山形駅より路線バス「南高前・山大入口」バス停下車 徒歩8分
 山形駅発~県庁行き・東原3丁目バス停より徒歩約3分
  ※ほかにも近いバス停がありますが(最寄は周遊バスの「五小前」)、本数の多いバス停がこちら 
 〒990-0034 山形県山形市東原町2丁目16-7 山形市公園緑地課 023-641-1212
 清風荘  023-622-3690
 定休     清風荘の休館日/月曜日、年末年始
 その他    園内には中央公民館分館「清風荘」、「宝紅庵」(茶室)が併設されている。
 駐車場 あり

 ※春〜10月まで観光案内所にレンタサイクルあり JR山形駅より2キロ程度

 

 

江戸時代初期に当時の山形城主・松平直矩(10万石)ら

山形の歴史と深く関わりのある庭園です。

 

白壁で囲まれていて、いかにも寺院の風情

 

真言宗の巨刹「宝幢寺(ほうどうじ)」の庭園でした。

山形市が、昭和26年から31年にかけて宝幢寺跡を買収し、

都市公園として整備し、開放しています。

 

入り口を入るとすぐ、

石灯籠と真っ赤に燃えた紅葉が迎えてくれました。

山形市中心部の紅葉の名所です。

 

江戸時代初期に山形城主・松平忠弘自身の手により作庭された

心字池を巡る池泉回遊式庭園です。

 

江戸時代寛文(1665年前後)、

時の城主松平下総守忠弘が、江戸の庭師と共に

山形城の本丸庭園の余石と吉野のもみじを用いて、

自らも作庭に手を染めた庭です。

 


もみじ公園のもとは、宝幢寺(ほうどうじ)の庭園で、

法憧寺は、奈良時代に行基によって開かれた古刹です。

最上家の祖である斯波兼頼によって

南北朝時代(室町時代)に山形城下に移されました。

 

 

紅葉のトンネル

 

あづまやで一休憩

清風荘

池泉庭園に面して建つ“清風荘”も、

元は宝幢寺の書院だった建物です。

江戸時代中期から後期の建築として

国登録有形文化財となっています。

 

 



ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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