版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
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版画家のお友達 歯科医師編(75) Special Column(75)

2011-04-11 11:03:10 | その他 Other


春の兆し photo by NORIKO

(多分「オンコ」の木でしょうか 北海道も確実に春に近づいているようですね)

では 前回のNORIKO先生のコラムのつづきです。


「(文中で「歯垢(しこう)」は「プラーク」とか「歯くそ(言葉悪いですが)」と同義語です)

今回の大震災であまり知られていないかも知れませんが、救援物資の一つとしてとして歯ブラシがありました。
勿論長期化に備えて、歯が磨けないために「痛みが出たり」、
「むし歯になったり」「歯周病が進行する」という事もありますが、それ以上に重大な問題があります。

高齢者で上手く飲み込みが出来ず、むせてしまうような方の場合、長く歯磨きをしないと死亡する事もあります。
それは、むせる=水分や食べ物が真っすぐ食道に行かず気管に入ってしまうためです。
口の中がきれいな状態ですとあまり問題はないのですが、
長く歯磨きが出来ないと口の中が不潔になり、歯垢が多く蓄積されます。

通常でも1mgの歯垢中に1億個の細菌がいると言われていますので、この細菌が爆発的にに増加します。
この細菌が誤って気管から肺に入ると肺炎を起こし死亡する事があります。
細菌は歯だけではなく、入れ歯にも付着しますので、いずれも、清潔にしておく必要があります。

アイルランドでは国家の財政危機で歯科医療費国民負担が0%から100%になったそうです。
日本でも歯科医療費削減の傾向は続いていますので、やもう得ず経済的負担回避から
予防・治療をおろそかにすると もしかすると、80歳前後で自分の歯が7~8本しかなくなるかもしれない。
そう思ったら、歯磨きをおろそかには出来なくなりませんか?」


(確かに非常袋には歯ブラシまでは入れてませんね。
 あれやこれや詰め込んでかなり重くなった我が家の非常袋ですが 歯ブラシくらいはまだ入れられそうです kei )

”昔からとっくに入ってます!・・・相方”   あれまっ..... 知らなんだ......


今回も意外で貴重なお話 ありがとうございました。
(文の流れを考えて 後半部の一部の個所を改訂しました。事後承諾ですいません)
次回もよろしくお願いします。


では <今日の花>は「椿」です。
我が家の庭に今盛りと咲いている「乙女椿」です。



椿は花を楽しむ他に 実は椿油に(お相撲さんの鬢付け油などですね。いい香りがします)
葉は椿餅に(つばき餅と云えば 何となくすぐに「あんこ椿は恋の花」を思ってしまいます 関係ないですけど)
意外と知られていませんが 太めの幹は輪切りにして木口木版の版木にも使われています。

岩手県大船渡市の碁石海岸に「世界の椿館」という施設があるそうですが
今どうなっているのか 気になります.....







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