版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

青春.....

2013-08-04 18:11:33 | その他 Other


それにしても随分 間が空いてしまいました。
今日になってようやく落ち着いた時間を持てる様になりました。
新作版画と笛の絵付け制作に追われた一ヶ月でした。

新作は秋の版画協会展用で 「花咲か爺と木伐り爺」というタイトルです。
寓話的でユーモラスな雰囲気の作品になりました。 
間に合えばもう一点 今月中に 「羽衣伝説 2013」の制作も予定しています。
ブログでの公開は やはり秋以降になるかと思います。



2013 城山公園にて サルビア


ナンヤカンヤと仕事場に閉じこもりっぱなしの毎日ですので仕事中には音楽が欠かせません。
ClassicからJazz Fork 演歌 もう節操なく かけまくります。 
先日 CDの中から久し振りに 本当に久し振りに「Ventures」をかけたのですが
思わず手を止めて聞き入ってしまいました。
懐かしくて 懐かしくて 目が潤む程....
最初に聞いたのは 青春の始まったばかりの中学の頃。
もらったギターで(もちろんエレキではなく)友人と「パイプライン」なんかを引いて遊んで....

好きなだけではなく 胸がキュンっとなる辛さみたいな感覚を伴う音楽 皆さんもきっと夫々あると想いますが
私の場合は Beatles でも Elvis Plesley でもなく「ベンチャーズ」だったようです。




同上 花名は不明


青春という時期は多分14・5歳から始まって10年は無いでしょうね 5~6年か?.....
永い人生の中での あまりにも短いこの期間が 
善くも悪くも 一番輝いているというか 
いつまでも記憶されるというのは 思えば不思議な事です。

敗戦記念日が近いせいもあって ふっと感じるのは
この人生の重要な時期が本人のせいではなく 
たまたま「戦争」の時期に当たった人の想いは 如何許り(いかばかり)でしょうか。
戦後生まれの私はその時期にベンチャーズに夢中になれたのは 偶然の幸せなのかもしれません。

ここでまた思い出すのは作家 阿川弘之氏(阿川佐和子さんは長女)
戦記・戦争記録文学としての著書が多い阿川氏に ある若い文芸記者が
「阿川さんは戦記小説が多いですが 戦争を懐かしんでいるのですか」と聞いたところ
彼は「戦争ではなく青春が懐かしく 愛おしいんです」と答えたそうです。

このお話随分前に読んだのですが 妙に覚えています。



いずれにせよ 人生の最終コーナーを曲がった私は今 
一生涯の core ともいうべき時期が これからの人にとって 十分幸せで豊穣である事を 願わずにはいられません。



同上 これも花名は不明




今回も取り留めのない話になってしまいました.....













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