もう何年も前から作ろうと思っていた
『花山椒鍋』を
やっと作ることにしました。
そんな日の夕食です。
「千代むすび酒造」さんから
いつもの
杜氏の似顔絵ラベルが貼られた
三月の酒が届いていたので
満を持していただきましたが
このたびの
純米大吟醸「強力45（生）」は
殊の外美味しかったです。
揚げ空豆
お歯黒の部分に
切り込みを入れて揚げ、
塩をふったもの。
ボイルヤリイカ
おろし生姜
いつものように、
海水程度の塩水で洗い
目・嘴・軟骨を取り除きます。
花山椒鍋
主役は
これ
↓↓
花山椒
我が家の庭はただでさえ狭いのに
あれも、これもと
めいっぱいに木を植えており、
山椒の木も
茂った南天の木と絡み合い
すこぶる採りにくいのです。
これだけ摘むのにも
私としては結構な努力を
必要としたことでもあり
『花山椒鍋』というより
『根気鍋』と言いたいくらい。
味を付けたつゆの中で
鶏肉を煮ておきますが
ついでに
残っていた生麩も加えました。
花山椒は香りもご馳走なので
しゃぶしゃぶのように
マメに鍋に入れては掬い取って
鶏肉や生麩の上にのせます。
山椒が苦手な方は
まったくもって駄目でしょうが
我が家のようにクセがあるものは
何でも好きってものには
たまらない美味しさです。
舌先がピリッピリッと
ちょっとだけ痺れる感じで
体の中が綺麗に洗われるよう…。
花山椒が
まだまだ残っているので
〆は
これで
↓↓
花山椒蕎麦
茹でた日本蕎麦を入れて
取り分けてみれば
↓↓
鍋も美味しかったけれど…
蕎麦も負けずに美味しいです。
鶏肉の濃厚なつゆと
花山椒の組み合わせは
今の時期だけの
贅沢かもしれません。
食後はやっぱり舌がピリッとするので
用意しておいた大福餅を食べましたが
花山椒鍋の後に食べるあんこは
これまた、格別の美味しさでした。
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