物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

e^{x}の定義

2024-06-21 09:51:46 | 数学
e^{x}の定義について一昨日くらいから本を調べている。もちろん数学の本だが高校数学プラス・イプシロン程度の本である。

そういう本でも(1+x/n)^{n}のnを無限に大きくした関数だと定義として書いてあるものもあるが、そこまでも書いてない本も多い。

わりと簡単なe^{x}の定義は

  e^{x}=1+x+x^{2}/2!+x^{3}/3!+・・・

であろうか。そういう定義のしかたもある。このとき自然対数の底eをどう定義するかであるが、上の指数関数e^{x}の定義でx=1とするのが多いような気がする。これだと割と簡単に自然対数の底eを計算することができる。要するに収束がはやい。

原理的には(1+x/n)^{n}のnを大きくした数値を求めてもいいのだが、これだとnをかなり大きくしても、それが真の値になかなか収束しない。ちなみに自然対数の底eの近似値は2.718281828459045である。「フナ一杯二杯一杯二杯しごくおしい」とかいう覚え方もある。