物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

近藤康太郎さんの文章読本

2023-05-30 16:57:58 | 本と雑誌
近藤康太郎さんの「文章読本」とかいう本が出ているらしい。

近藤さんは朝日新聞のいま編集委員である。1963年の生まれだというからそろそろ新聞社の定年がくるのかもしれない。

ついさきほどまで九州は長崎の諫早だったかの支局長さんだったが、本社にもどられたのだろうか。今日4回目の文章の書き方みたいな記事がでており、この回で彼の書いた文章についてのエッセイは終わりだったが、文章の書き方などいつまでたってもわかりはしないというのが彼の一応の結論である。はにかみ屋の感じの方でそこがかえって奥ゆかしい。

「アロハで農業しました」「アロハで猟師しました」とかいった著書もあるし、これは朝日新聞で連載されていた。

「人にものを教えるようになったらブンヤはおしまい」とは彼の言葉ではなく、彼の先輩のどなたかの言い草らしいが、彼はそれを守っていきたいという感覚がある。

いつまでたっても万年新人のつもりであるとはその境地がすばらしい。

\cos xのグラフの描き方

2023-05-30 15:56:40 | 数学
なぜだかメールを書くので忙しい。別にメールを書きたいわけではないのだが、どうしてもメールを書かなければならない用が続いた。

それでどうもブログはおろそかになっている。そういうことだと自分の仕事にも支障が出てくる。大したエッセイも書いてはいないが、それでもぜひ完成しておきたいものもある。

一つは昔書いていたe-learnignのコンテンツの完成である。このコンテンツは高校数学のまとめだったが、それにかけていたのが三角関数のコンテンツである。それを以前から書いていたのだが、またそれにかかわっている。

その中まだ書き上げていないことに、三角関数のグラフをどう描くのかのアイディアがある。\sin xの方はあまり頭を使わなくてもいいのだが、問題は\cos xの方である。

考え方は単純だが、それをどうやってTikzで描くのかということである。半径1の円の動径の上方から光をあてて、その動径の射影の大きさなの変化を描けば、それが\cos xのグラフである。

\sin xのグラフは左から光をあてて、同じ円内の動径の射影を描けばよい。\sin xのグラフはそのままで読み取れるが、\cos xのグラフは普通には前のグラフを正の方向に90度回転させたものを描いている。これが普通の\cos xのグラフである。

図の回転をさせるコマンドがTikzにあったように思ってマニュアルにそれを探したのだが、まだ見つけていない。それもその\cos xのグラフは図の一部なのである。

しかたがないから、いまのところは点々を図に書き込んでいくという方式で図を描くしかないのかなと思っている。それは手数はかかるが、できないことはない。

そして、それで\sin xと\cos xのグラフを描く描き方がわかれば、\cos xのグラフは正の方向に90度回転させて見やすくしたものという説明で了解できるだろう。

\cos xのグラフは\sin xのグラフの位相を90度進ませたものだということもわかるだろうか。\cos xのグラフを天下りに与えるのが普通だが、それをひと手間加えて説明したほうがいいのではないかと思っている。