物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

『群の発見』

2021-05-14 17:09:21 | 数学
原田耕一郎『群の発見』(岩波書店)という本をE大学の図書館から借りて来た。実は4次方程式の解法の件で借りて来たのである。

それでその該当のページを読んでいるのだが、やはり書き方がひっかかる。私の判断では歴史的な知見をうまく使ってこの箇所を書かれているので、どうもある箇所が十分に説明をされないで、書かれているように思えるのである。

「数学・物理通信」のためにお願いして投稿された原稿が実は上の本にもとづいて書かれているのだが、どうもよろしくない。それで大幅に書き直して頂けませんかと2度にわたってお願いしたのだが、お気にいらなかったらしい。

それで私がその部分を書き直してそれを著者に加筆してもらうという提案をした手紙を昨日送ったので、どうしてもこの本にどう書いてあるのか見なくてはいけなくなった。こういういきさつがあっての読書である。



 

仮商とはなんでしょうか

2021-05-14 12:50:35 | 数学
仮商といってもそれは何ですかという返事が返ってきそうだ。

小学校で算数を教えている人には知られた用語だろうが、普通の私たちには知られていない用語であろうか。


わり算をするときに仮に商となる数を考えるが、そのときの考える数を仮商というのだ。 仮商の立て方として小さいほうから立てて行くか、大きいほうからあたっていくか二つの方法がある。普通は小さいほうからあたっていくのだが、最近では大きいほうからあたるほうがまちがいが少ないというふうに言われている。

もちろん、熟練してくるとおよその仮商を推測できるようになるのだが、わり算を学びはじめではそれができない。そのときに一番大きい数の9から試していくという話が常識になっているという。

仮商なんて用語は残念ながら、武藤 徹先生たちの数学用語事典にも載っていなかった。だから、英語でどういうかはわからない。


象限を英語ではどういうか

2021-05-14 12:15:03 | 数学
象限を英語ではどういうかを知らないことに気がついた。

これは数学の用語である。中学校の数学で座標平面を学ぶと第一象限だとか第二象限だとかの用語を知ることになる。

だが、それに対する英語がどうであったかは知らないことに最近気がついた。

それであわてていつもこういうことがあるとお世話になる武藤徹先生と三浦基弘さんの編纂された『算数・数学用語事典』(東京堂出版)で調べた。

それによるとquadrantとある。発音をカタカナでつけておくとクワドラントとでもなるのだろうか。